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2020.05.31

アフターコロナに欲しい、レストランとソムリエの越境コラボとは?

5000本以上のコレクションを持つ日本随一のワインコレクターで、多い時は月に3桁の金額をワインに費やす超愛好家だからこそわかる、真にスマートで男女問わずモテるワイン道ってどんなもの? ちょっとイタいワインおたくや面倒くさい半可通など、周囲の反面教師からも学ぶ、ワインのたしなみ方入門です。

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文・図解/吉川慎二 イラスト/Isaku Goto, オキモトシュウ(吉川慎二氏)

緊急事態宣言も全国レベルで解除され、徐々に普段の生活に戻り始めた感がありますね。多くのワイピが早くワイン会に参加したくてウズウズしているのではないかとお察し致します。

さて、今回はコロナ後の生活の変化がワイピもたらすであろうと予想されるさまざまな影響について、個人的な願望も交えて考えてみたいと思います。

モテるワイン道入門~〜レストラン・ソムリエの越境コラボ実現か?

外出自粛・ステイホームの動きの中でテイクアウトや宅配がすっかりお馴染みになりました。
営業自粛の一流店のシェフが作る渾身のテイクアウトメニューを毎日のようにSNSで見ていると、食べてみたい! と思うものも多くありました。

飲食店は営業を再開し始めたとはいえ、密集を避けるために客席の間隔を空けて(つまりは人数を減らして)いるお店が多いようですから、お客側・お店側ともに「店内で食事できない分はテイクアウトで」とのニーズは続きそうです。そうした場合、ワインも一緒にテイクアウトすることは、通常ではあまりないと思います。なので、選択肢としては、自分で選ぶか、誰かのオススメを飲むしかありません。

ここで筆者が「あったら良いのになあ」と思っているサービスが「ソムリエによるおすすめウィークリーワイン」です。少しくわしく説明しましょう。

ワイピとしてはテイクアウトとはいえせっかく本格的な料理を食べる場合、ワインとのマリアージュにもこだわりたいところです。通常、メニューは複数の皿数(オードブル→前菜→メインなど)なので、飲むワインも複数の種類にわたることが好ましいですが、自宅で一度に何本もワインを開けてしまうと飲みきれずに残ってしまうのが気になります。

もちろん、週に何度もテイクアウトするワイピは持ち越して飲みきってしまえば問題ないわけです。しかし、後に控えているメニューにも同じようによく合うワインとなると、複雑なパズルを解くが如く……なかなか選択が難しいものです。

そこで、ソムリエの登場となるわけです。たとえば週に3回のテイクアウト(別々のレストランでもよいし、同じレストランから3回でも構いません)のメニューからそれにベストマッチするワインをチョイスして届けてもらうという仕組みです。

仮に4種類(4本)のワインを2人で週3回のテイクアウトの食事とともに飲む場合、一日ひとりあたりのワインの量は3分の2本なので、ワイピとしてはまずまずの適量(個人差はありますが)ではないかと思います。もちろん、個人の酒量次第でいくらでも調整が効きます。また、予算に応じてのチョイスも可能です。
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もう少し遊び心も交えてイベント感覚で提案させていただくなら……

− レストランA, B, Cの3軒が来週のテイクアウトメニューを発表
− ソムリエa, b, cの3名がそのメニューを見てワイン3〜4本のセットを発表
− 消費者は「A+B+Cの3回のテイクアウト」と「a,b,cいずれかのワインセット」をオーダーして楽しむ

つまり、各レストランのソムリエ3名は自店のみならず、他店の料理にも合わせてワインをリコメンドする、というわけです。
今週はどこのお店のソムリエの提案にしようかな……
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レストランのテイクアウトメニューも当然ウィークリーで変わるでしょうし、ソムリエのチョイスについても「先週はaソムリエのマリアージュだったから、今週はcソムリエにしてみよう」などと選べますし。

このソムリエとレストランの越境コラボとでも言いましょうか、いかがですか?
現実的には飲食店間の調整とか課題はあると思いますが、ワイピ側としてはある意味「夢の企画」でもあると思います。暗い雰囲気が続いた、このタイミングだからこそ、ぜひとも実現させて欲しいと、個人的は欲求も含めて(というかそれが主で。笑)、望むところであります。
連載Vol.01   「ワインスクールは受験や就活と同じく真剣に選ぶべし」
連載Vol.02 「モテるのは片手にワイングラス8脚をモテる男」
連載Vol.03 「一目置かれるワイン会の掟、お教えします」
連載Vol.04 「ワインのカジュアル・フォーマルはここで決まる!」
連載Vol.05 「ダジャレで選ぶワイン、ありやなしや」
連載Vol.06 「ワインを愛するならまず『ワインセラー』を買いなさい」
連載Vol.07   「人のワインを笑うな、けなすな、値段を聞くな」
連載Vol.08   「古酒は小さなグラスにちょびちょびと注ぐべし」
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連載Vol.11   「宴会幹事必読! ワイン会の開催までにやっておくべきTo Doリスト」
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連載Vol.14   「こんなワイン好きは嫌われる、ワイピのNG行動とはなにか」
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連載Vol.27   「ワインの達人が教える、WEB飲みを楽しむコツとは?」

● 吉川慎二 / Shinji Yoshikawa

1962年三重県生まれ。
東京大学法学部卒業後、三井住友銀行、メリルリンチ自己勘定投資部門のアジア太平洋地域統括本部長を経て、現在は投資家・経営コンサルタント。
2007年、日本ソムリエ協会のワインエキスパート資格を取得。12年にシニアワインエキスパートへ昇格し、同年に開催された第5回全日本ワインエキスパートコンクールで優勝。14年にはエキスパート資格者で初の日本ソムリエ協会理事に就任、2018年まで2期4年務めた。漫画「神の雫」に登場する吉岡慎一郎のモデルともいわれ、プロフィールイラストは「神の雫」作画のオキモトシュウ氏によるもの。

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