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2018.08.16

彼女にふるまいたい! 冷たくて美味しいオトコの手料理

猛暑の夏は、彼女を家にお迎えして涼やかに料理をふるまうのもモテる秘訣かと。簡単で美味しく、かつ見映えのするメニューを、前菜・メイン・デザートと、フルコースで教わりました!

CREDIT :

取材・文/鳥海美奈子 写真/トヨダリョウ 取材協力/レストラン アロム

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簡単かつ女性の胃袋をつかむこと必至の、冷たくて美味しい料理3つ。右上から時計まわりに、前菜の「冷製アヒージョ」、デザートの「いちごのジュビレ」、メインの「ニース風 中華麺」。
イマドキのモテポイントのひとつは、なんといっても料理男子であること。女性をわが家に招いて手料理でもてなせたら、彼女のハートをわしづかみにできるのは間違いありませんから! そこで、料理経験の少ないアナタでも簡単に作れる夏レシピをご紹介。アペにぴったりの前菜、主食の麺料理、そしてスウィーツという、涼感たっぷりの3品です。
 
教えてくださったのは、東京・神楽坂の「Restaurant Aromes レストラン アロム」のシェフ。「バーガーマスク」を名乗り、夜のバータイムを取り仕切るベテランシェフが、フレンチをベースにした和洋折衷のワザを伝授してくれました。

どれも、手軽に入手できる材料で作れるのもポイント高し。ぜひお試しくださいませ!

■ 冷蔵庫からサッと出せたらスマート!

具材たっぷりの「冷製アヒージョ」

女性が家に来てくれたら、ささっと暑い夏にぴったりの白ワインと、前菜的なおつまみを出してスムーズな会話の流れを作りたいもの。そこで役立つのがコチラ。エビ、イカ、貝類などのシーフード、きのこや野菜を使った「冷製アヒージョ」です。

■ 材料(2人分)

しいたけ 2枚
しめじ 1/3~1/2パック
マッシュルーム 小サイズ4つ
パプリカ 1/2個
シーフードミックス 80g
冷凍ブロッコリー 4つ
にんにく 1/2片
鷹の爪 小1本
パセリ(乾燥でもフレッシュでもいい) 20g
エキストラバージンオイルオリーブオイル 大さじ2
白ワイン 50cc
塩 適量

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Step 01:野菜類をカットする

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しいたけやパプリカを食べやすいひと口大に切り、にんにくをみじん切りに。しめじは房をほぐします。

Step 02:キノコ類を炒める

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弱火で熱したフライパンにオリーブオイルを入れて、にんにくと鷹の爪を加えます。にんにくの香りが出て軽く色づいたら、しいたけとしめじ、マッシュルームを加えて強火で炒めます。さらに、下味となる塩をふります。

Step 03:残りの野菜類、シーフドミックスも炒める

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キノコ類にさっと火が入ったら、シーフードミックスとパプリカ、ブロッコリーを入れて炒めます。さらに塩を適宜ふります。

Step 04:白ワイン、パセリをなじませる

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全体に火が通ったら白ワイン、パセリを具材になじませながらアルコール分を飛ばします。

Step 05:氷水で熱を取る

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氷水を入れた大きめのボールのなかに小さなボールを入れて、04で炒め終えた具材を移します。時々かき混ぜながら熱を取ります。

盛り付けたら、完成!

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バゲット、白ワインと合わせて出せば完ぺき!
すべて炒めて冷やすだけですから、とっても簡単。きのこは、ここではしいたけやしめじ、マッシュルームを使いましたが、えのきやエリンギなどでもOK。彩りの赤いパブリカも、プチトマトなどで代用しても構いません。炒めた食材は氷水に浸して粗熱を取りますが、2~3日はもつので、前日などに作って冷蔵庫に入れておいても大丈夫ですよ。美味しくて、女性がワインを飲むスピードも、ついつい上がってしまうこと請け合いです!
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■ 華やかで食べ応えたっぷりのメイン

和洋中が華やかに共演する!
「ニース風 中華麺」

トマトの酸味やめんつゆの旨み、ラー油の辛みや山椒の香り。和洋中の味わいすべてが一体となった、なんとも美味なる冷製中華麺です。シェフがイメージしたのは「サラダニソワーズの麺仕立て」なのだとか。それだけに野菜がたっぷり載ってヘルシー、さらにゆで卵や生ハム、シーチキンも加わって、栄養満点です!

■ 材料(2人分)

中華麺 1.5人前
ゆで卵 1 個
トマト1/2個
きゅうり 1/2本
生ハム 2枚
シーチキン 小缶詰の1/2
トマトジュース 200cc
めんつゆ 50cc
ごま油 30cc
おかずラー油 小さじ1+盛り付け用
山椒の粉 適量

Step 01:ベースとなるソースを作る

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ボールにトマトジュース、めんつゆ、ごま油、山椒の粉を入れて、泡立て器でよく混ぜて冷蔵庫で冷やしておきます。

Step 02:材料をカットする

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きゅうりを千切りに、トマトを2~3cm角の粗いさいの目に切ります。
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ゆで卵を粗みじんにして、山椒の粉を振っておきます。

Step 03:麺を茹でる

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麺を茹でます。茹で上がったらザルに上げて、冷水をかけて粗熱を取ります。

Step 04:茹で上がった麺を冷やす

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大きめのボールに氷水を入れて、そのなかに03を入れてしっかりと冷やします。麺をボールに移し、01のソース50ccを麺によく絡ませます。

盛り付けたら、完成!

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山椒のピリリとした風味は生ハムとも相性良し! 
麺を皿に山型に盛り付けたら、きゅうり、トマト、生ハム、シーチキンをその周りに載せます。上から卵をぱらぱらとかけ、残りのソースを回しかけます。さらに、食べるラー油を適量盛り、さらに全体に山椒の粉をかけたら完成! 
女性との会話を楽しみながら簡単に作れるうえ、彩りが美しく、そして美味と、三拍子揃ったスグレモノ。冷製にすると麺がきゅっと締まるので、指定の茹で時間より30秒から1分長く茹でるのがコツです。今回は中華麺でしたが、素麺などにすれば、よりサッパリといただけますよ。
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【デザート】フランベの演出を、彼女に見せつけて!

甘味と酸味が絶妙な「いちごのジュビレ」

フレンチレストランでは、「ジュビレ」というチェリーを使った有名なデザートがあります。通常は、ギャルソンがお客さまの目の前でフランベして作るので、ライブ感ある一品として人気。そんな華のある演出を、ぜひ家でもトライして! フランベの際は部屋を薄暗くして、一瞬立ち昇る炎を存分に目立たせるのがオススメです。今回は、チェリーの代わりに夏いちごを使います。夏いちごは酸味があるので、甘いデザートもさっぱりと食べ進められますよ。

■ 材料(2人分)

いちご 8個
餃子の皮 4枚
バニラアイスクリーム ティースプーン6杯分
砂糖 大さじ1
赤ワイン 100cc
ラム酒 50cc

Step 01:餃子の皮でアイスクリームを包む

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沸騰した湯のなかに餃子の皮を入れて、2分茹でます。湯を切り、水気を取って冷蔵庫で冷たくしておきます。餃子の皮の真ん中にティースプーン1.5杯分のアイスクリームをのせます。四方を折りたたんで、餃子の皮でアイスクリームを包んだら、冷凍庫に寝かせておく。

Step 02:砂糖といちごを絡ませる

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フライパンに砂糖を入れて、1分ほど中火にかけます。さらにいちごを入れて、スプーンで砂糖と絡めます。

Step 03:赤ワイン、ラム酒でフランベする

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赤ワインを入れて、フライパンのハジを傾けてガス火を引火させて、フランベします。火が消えたらスプーンで赤ワインをいちごにまわしかけながら、とろみが出るまで少し煮詰めます。ラム酒を入れて、再びフランベします。

盛り付けたら、完成!

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もっちりした歯ごたえと、アイスクリームの溶け出し防止に餃子の皮が活躍!
ひとりにつき2個ずつ、皿に餃子の皮で包んだアイスクリームを盛ります。いちごを載せ、温かいソースをアイスクリームの周囲に流し入れたら、完成!

ソースに使う赤ワインは、ボルドーなどの渋みの強いものより、ブルゴーニュのガメイやピノ・ノワールなど酸味のあるタイプがオススメ。最後に入れるラム酒は香りづけなので、ブランデーなどで代用してもOKです。バニラアイスの冷たさと赤ワインソースの熱さが口のなかで溶け合うと同時に、ふたりの距離も最接近することをお約束します。
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3つのレシピの作り方を直接聞いても!

どれも市販で購入できる材料を使い、プロセスも簡単なレシピばかりではあるものの、作るにはちょっと自信がないなぁという方は、今回の作り手、シェフの「バーガーマスク」の元を訪ねて聞いてみるのも手かと! 
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今回ご協力してくださったシェフ

「レストラン アロム」の深夜メニュー担当シェフとして着任。「バーガーマスク」の異名をとり、フレンチの枠を超えて和洋中のメニューを自在に調理する。なかでも、赤ワインベースのソースで作るハンバーガーがいちばんの得意技。お店に現れるのは23時以降となる。

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■ レストラン アロム

2018年3月に東京・神楽坂に誕生したフレンチレストラン。ウォークイン・カーヴに並ぶ800種類のワインから好みのワインを持ち込んで、極上料理を堪能できる。

住所/東京都新宿区袋町3
営業時間/ランチ11:30〜15:00(13:00L.O.)、ディナー17:30〜22:00、ワインバー22:00〜翌2:00 無休

URL/https://www.cavedecomma.com/restaurant-aromes/

お問い合わせ/☎03-6228-1449

●料金/ランチコース3000円〜、ディナーコース6800円(税・サ別) アラカルトは、生ハム1000円など軽いおつまみもあり。グラスワイン1200円〜(白5種、ロゼ2種、赤5種)

冷たくて美味しいもの、まだまだあります!

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