2026.05.03
予約の取れない人気すし店が教える、韓国風海苔巻き「キンパ」の作り方
“週末鮨屋”の料理研究家として知られる野本やすゆきさんが、料理初心者の男性向けに「モテる」「デキる」レシピをご指南! 今回は、野本さんのメインフィールドでもある寿司のジャンルから、海苔巻きを教えていただきます。でも、海苔巻きと言っても、酢飯は使わない韓国風のキンパ。具材をたっぷり用意して巻いてみましょう。
- CREDIT :
レシピ&調理/野本やすゆき 写真/吉澤健太 編集/秋山 都(Web LEON)
韓国風海苔巻き「キンパ」にチャレンジ!

▲ 韓国ではコンビニや弁当屋でも売られている人気のキンパ。
本連載読者ならすでにご存知でしょうが、野本やすゆきさんは数カ月先まで予約が埋まっている人気すし店「谷中 松寿司」の3代目大将。これまで「ちらし寿司」、「鰹の手こね寿司」や、「稲荷ずし」に続き、前回は「ラップで作る簡単握りずし」を教えていただきました。続いて今回も、寿司のジャンルではありますが、海を渡った隣国、韓国で人気のキンパを教えていただきます。
このキンパ、日本でもアニメ映画『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』(Netflix)で主人公がキンパを丸ごと1本食べるシーンが話題になり、SNSで「#キンパチャレンジ」が流行りましたね。
野本さんいわく、「酢飯にするか、ゴマ油を混ぜたごはんを使うか、の違いで、日本の海苔巻きと基本は同じ」だそう。韓国では、ツナ、ハム、チーズなどさまざまな具を巻くバリエーションも豊富ですが、今日は野菜に牛肉を加えた豪華版です。それではLet’s キンパチャレンジ!
「キンパ」を作ってみよう!

材料(作りやすい2~3人分)
ごはん 400g
胡麻油 小さじ2
塩 少々
のり 2枚
きゅうり 適量
たくあん 50g
白胡麻 適量
牛切り落とし 120g
A醤油 大さじ1
A酒 大さじ1
A砂糖 小さじ1
A胡麻油 小さじ2
Aニンニクすりおろし 1/2かけ分
ほうれん草 100g
B胡麻油 小さじ1
B塩 小さじ1/4
Bニンニクすりおろし 1/2かけぶん
にんじん 100g
C胡麻油 小さじ1
C塩 小さじ1/4
Cニンニクすりおろし 1/2かけぶん
C酢 小さじ1
本連載始まって以来の材料の多さですが、ご心配なさらず。ほうれん草を茹で、にんじん、牛肉、たくあんをそれぞれ炒めるため、複雑に見えているだけです。使う調味料は胡麻油、塩、酢などシンプルです。
01.野菜の下ごしらえ
ではまず野菜をカットしましょう。ほうれん草は7〜8cm、にんじんは6〜7cm、きゅうりは海苔のサイズに合わせて、たくあんも・・・・・すべて細切りにしておきます。
02.具材の準備【野菜編】
次に具材を準備します。まず、ほうれん草は耐熱容器に入れ、ふんわりをラップをかけて、600wで2〜3分チン。水をしっかりと切り、Bの調味料と和えて、ナムルを作ります。にんじんは、フライパンに胡麻油小さじ1(分量外)を熱し、炒めます。しんなりしたらボウルに入れて、Cの調味料と和えたら、にんじんのナムルに。ポイントはにんじんのナムルにのみ、ちょっぴり酢を加えること。ほんの少しの酸味が全体を引き締めるので、これはぜひ真似してください。
▲ ほうれん草はレンジでチンしたら水気が出るので、しっかり切ります。
▲ にんにくのすりおろし、胡麻油、塩と和えてナムルに。
▲ にんじんも胡麻油で炒めて、ナムルに。
▲ ナムルにほんの少しの酢を加えると、キンパ全体の味が引き締まります。
▲ たくあんに限らず、古漬けの漬物も炒めると酸味が飛んでまろやかになり美味です。

▲ ほうれん草はレンジでチンしたら水気が出るので、しっかり切ります。

▲ にんにくのすりおろし、胡麻油、塩と和えてナムルに。

▲ にんじんも胡麻油で炒めて、ナムルに。

▲ ナムルにほんの少しの酢を加えると、キンパ全体の味が引き締まります。

▲ たくあんに限らず、古漬けの漬物も炒めると酸味が飛んでまろやかになり美味です。
ちょっと面白いのはたくあんも胡麻油で炒めること。「漬物は炒めたり、加熱すると食感がよくなるし、さらに旨味が増すんですよ」と野本さん。なるほどです、メモメモ。
03.具材の準備【牛肉編】
さらに牛肉を。ポリ袋に牛肉を入れ、Aの調味料を加えてもみ、下味をつけておきます。フライパンで炒めたら準備完了。
04.ごはんの準備

最後に、ごはんの準備。キンパは酢飯を使わないので、酢は加えません。代わりに、胡麻油と塩を入れ、韓国風に仕上げておきます。
▲ 全形サイズの海苔にお茶碗大盛り1杯分くらいのごはんが目安です。
▲ ごはんを広げる時、厚みを均一にし、天(向こう側)は3センチ程度空けておくと巻きやすい。
▲ 手前から具材を乗せていきます。
▲ 具材を乗せ終わったら、巻きすの手前を持って、
▲ 具がこぼれないように押さえつつ、巻きます。
▲ くるりと1回転した状態。この状態で右手は引き、左手は押し出すようにしてキュッと巻きます。
▲ 「キンパ」が巻けました!

▲ 全形サイズの海苔にお茶碗大盛り1杯分くらいのごはんが目安です。

▲ ごはんを広げる時、厚みを均一にし、天(向こう側)は3センチ程度空けておくと巻きやすい。

▲ 手前から具材を乗せていきます。

▲ 具材を乗せ終わったら、巻きすの手前を持って、

▲ 具がこぼれないように押さえつつ、巻きます。

▲ くるりと1回転した状態。この状態で右手は引き、左手は押し出すようにしてキュッと巻きます。

▲ 「キンパ」が巻けました!
いよいよ、巻いていきましょう。巻きすに海苔を置き、ごはんを全体に広げます。具材を乗せ、手元から巻き込むようにして巻けば、簡単キンパの完成!

仕上げに胡麻油をひと刷毛塗り、胡麻をパラパラ……。すでにお気づきかと思いますが、今回は韓国海苔ではなく、日本の海苔を使っています。もし韓国海苔を使用している際は、この工程は不要です。


▲ 胡麻油でキラキラ輝くキンパ。おいしそう。
黒光りしておいしそうなキンパ……丸かぶりする“キンパチャレンジ”もいいですが、やはり断面の美しさを楽しみたいからカットしてみましょう。

▲ たくさん握って盛り込みにすると豪華!
これからの季節、お弁当やピクニック、行楽のお供に作ってもっていくと喜ばれそうなひと皿です。

● 野本やすゆき (料理研究家)
東京・谷中で昭和初期から続く老舗寿司店「谷中 松寿司」に生まれ、現在、金・土・日曜のみ3代目として店を継承。“週末鮨屋”としても活動しつつ、わかりやすいレシピがTV、雑誌で人気の、いま注目の料理研究家のひとり。プロレス好き。
最近、YouTubeにて野本やすゆきチャンネルを開設。
オトコのおもてなし料理でホムパはいかが?
















































