2025.07.20
名店の味が簡単に再現できる! 「若鳥の半身揚げ」の作り方
“週末鮨屋”の料理研究家として知られる野本やすゆきさんが、料理初心者の男性向けに「モテる」「デキる」レシピをご指南! 今回は、今はもう食べられない名店の味に注目。「鳥房」の人気メニューだった「若鶏唐揚」を自宅で再現してみます。
- CREDIT :
レシピ&調理/野本やすゆき 写真/吉澤健太
鳥の半身揚げで有名だった、名店「鳥房」の味わいに迫れるか⁉

なかでも「敦煌」のように、現在閉店してしまったお店については、もう食べられないと思うと余計に想いは募るわけで……この日、話題になっていたのは立石にあった「鳥房」*²です。昭和の雰囲気を色濃く残すディープな飲み屋街、立石の文化を象徴する一軒で、名物は「若鳥唐揚」。鳥の半身がドーンを揚げられた唐揚は皮はカリっと、中はジューシーでおいしかったなぁ(女将さん、怖かったけど)。な~んて話していたら、野本さん、「作ってみましょうか」ですって! あの味が家で作れるなら、ぜひ挑戦してみたいです!
註2:最初は鶏肉店として開業し(創業年は不詳)、後年は店の裏で提供する「若鳥唐揚」が人気メニューの居酒屋に。酔客はお断わりという厳しいルールがあり、筆者は何度も「酔ってるんなら入れないよ」と断られたことも。立石駅周辺の再開発により21年に閉店したが、まもなく移転~再開店という噂も。
「鳥の半身揚げ」を作ってみよう!

材料(2人分)
丸鶏 1羽
塩 適量
胡椒 適量
小麦粉 適量
揚げ油 適量
レモン(くし切り) 適量

「スーパーでも売っていますが、心配でしたら事前予約しておくといいですね。中抜きと言って、すでに内臓を取り除いた状態で売られているから扱いやすいですよ」
なるほど、クリスマスの時に作るオーブン焼きもこの状態の鶏を使いますね。










● 野本やすゆき (料理研究家)
東京・谷中で昭和初期から続く老舗寿司店「谷中 松寿司」に生まれ、現在、金・土・日曜のみ3代目として店を継承。“週末鮨屋”としても活動しつつ、わかりやすいレシピがTV、雑誌で人気の、いま注目の料理研究家のひとり。プロレス好き。
最近、YouTubeにて野本やすゆきチャンネルを開設。