• TOP
  • FASHION
  • パーカもシャツもひと味違う。 大人でイマドキな4ブランドとは?

2018.08.24

パーカもシャツもひと味違う。 大人でイマドキな4ブランドとは?

ラグジュアリーとストリートが密接になった昨今。アメリカを中心に勢いのあるブランドが続々と登場していますが、ラグジュアリーの本場、ヨーロッパもやっぱり見逃せません。

CREDIT :

写真/島本一男(BAARL) スタイリング/稲田一生 文/安岡将文

90年代ストリート復権の潮流が止まらない昨今。ラグジュアリーとストリートの距離を縮めたブランドが、多く台頭しています。ヴァージル・アブロー然りカニエ・ウェスト然り、はたまた「シュプリーム」といったストリートの本場アメリカ発信が目立ちますが、ヨーロッパ発のブランドも負けてはいません。

ラグジュアリーブランドがストリートな提案を行なっているだけでなく、ストリートブランドそのものの隆盛にも注目が集まっているのです。なにせ、ストリートブランドに乏しいイタリアでさえ、その躍進がめざましいですからね。または、「マルセロ・ブロン」のように、ヨーロッパの視点で見たアメリカ的ストリート解釈を行うなど、直球系とは違うストリートスタイルを楽しませてくれるのも見どころ。そんなニュアンス違いなストリートが、案外大人のストリートな着こなしには役立つんです。

◆ ストーンアイランド 

技術で魅せる、イタリア的大人の上質ストリート

(左より)6万円、4万3000円、1万9000円/すべてストーンアイランド(トヨダトレーディング プレスルーム)
(左より)6万円、4万3000円、1万9000円/すべてストーンアイランド(トヨダトレーディング プレスルーム)
「ストーンアイランド」の設立は1982年のイタリア。その特徴は、革新的な素材使いにあります。温度によって色が変化するジャケットや、何重にも及ぶ特殊な染色を施すスウェットなど、独自の技術を自社のラボラトリーで開発し続けています。その開発技術は折り紙付きで、それまで世の中に存在しなかったようなカラーリングを毎シーズン生み出しているほど。スポーツやミリタリーをベースにしたデザインと相まって、イタリアでは稀有な大人の上質ストリートブランドの地位を確立しています。

こちらのカーゴパンツでは、コットンサテンとストレッチウールを縫製後に染色し、独特のトーンを表現。フーディとTシャツでは、ポリッシュコットンの製品染めにリフレクタープリントを組み合わせています。
PAGE 2

◆ マルセロ・ブロン 

ますます勢いづく、イタリア発ストリート

(左より)5万円、4万8000円(参考価格)/ともにマルセロ・ブロン カウンティ・オブ・ミラン(イーストランド)
(左より)5万円、4万8000円(参考価格)/ともにマルセロ・ブロン カウンティ・オブ・ミラン(イーストランド)
アルゼンチン出身のデザイナー、マルセロ・ブロンが自身の名を冠したブランドを立ち上げたのが2012年。拠点はイタリアのミラノに置いています。マルセロは、ファッションデザイナーであるとともに、DJやパーティオーガナイザーとしても知られる人物。デザインにおいては、南米の民族模様を想起させるシンボリックなモチーフや、イーグルやスネークといったアニマルなど、インパクトのあるグラフィックを多用することで有名です。

今シーズンは、アメリカンストリートを強く意識したコレクションを披露。メジャーリーグMLBやバスケのNBAとのオフィシャルコラボを行うなど、スポーティなアプローチを楽しませてくれています。

◆ OAMC 

職人的にしてアーティスティックという両極が興味深し

(左より)0万0000円、0万0000円/ともにオーエーエムシー(エドストローム オフィス)
(左より)7万8800円、2万1800円/ともにオーエーエムシー(エドストローム オフィス)
ヘッドデザイナー、ルーク・メイヤーを中心としたクルーによって、ミラノとパリを拠点に「OAMC」の活動をスタートさせたのが2014年のこと。ワークやミリタリーをベースにした機能的なポケット使いやディテールを採用しています。さらにその作りにおいてはイタリアの職人的な手法を披露する一方で、モダンでアーティスティックな解釈も両立。

今回ご紹介するアシメトリーなシャツも、その好例です。90年代ストリートを知る世代にとっては、懐かしさと新鮮さが入り混じるデザインを楽しめることかと。
PAGE 3

◆ アワーレガシー 

北欧視点のアメリカンストリートって、興味ありません?

null
(左より)2万5000円、1万5200円、2万6000円/すべてアワーレガシー(エドストローム オフィス)
2007年にスウェーデンで設立した「アワーレガシー」。“過去を参照し、未来を想像する”をコンセプトに、ヴィンテージをベースにしたミニマルなデザインを提案しています。設立当初はTシャツがコレクションの中心で、デザイナーのふたりは幼馴染。

デザインを手がけるのが、90年代にパンクやスケートカルチャーに接してきた世代とあって、ヴァンズとのコラボなどアメリカンストリートへの造詣が深いのが見どころです。アメリカ製の生地にこだわり、昔ながらの製法を貫いています。今回ご紹介するハワイアンシャツやTシャツ、ジャージーパンツには、確かにアメリカの空気感が。それでいて、そのプリントや色合いには、北欧ブランドらしいミニマル感がにじんでいます。
※掲載商品はすべて税抜き価格です

■ お問い合わせ 

イーストランド 03-6712−6777
エドストローム オフィス 03-6427-5901
トヨダトレーディング プレスルーム 03-5350-5567

この記事が気になったら、こちらもどうぞ

世界中が夢中になるSupreme(シュプリーム)の謎
ラグジュアリーとストリートが互いに影響し合っている昨今のファッションシーン。その現象を象徴する存在の一つが「シュプリーム」ではないでしょうか。なぜ、誰もがこのブランドの魅力に引き込まれるのか。その理由を考えてみました。

いま持つべき、ストリートなバッグ6選
今季多くのメゾン系ブランドからリリースされているウエストバッグ。日常において便利なことに加え、旬なストリートスタイルの気分を品良く表せる小物として、いま最も見逃せないアイテムです。

いま、知らないとマズいブランドはオフ-ホワイト™とナニ?
ヴァージル・アブローが「ルイ・ヴィトン」のメンズ アーティスティック ディレクターに就任するなど、ラグジュアリーとストリートが密接になった昨今。勢いのあるブランドも、そんなシーンを捉えたブランドが多く目につきます。

アウトドア&スポーツの大人でストリートなブランド5選
専門系からアパレル系まですべてを含めると、膨大な数に及ぶアウトドア&スポーツブランド。その中から、大人ストリートに使える、今最も旬なブランドを厳選してご紹介しましょう。

登録無料! 最新情報や人気記事がいち早く届く! 公式ニュースレター

人気記事のランキングや、Club LEONの最新情報などお得な情報を毎週お届けします!

登録無料! 最新情報や人気記事がいち早く届く! 公式ニュースレター

人気記事のランキングや、Club LEONの最新情報などお得な情報を毎週お届けします!

この記事が気に入ったら「いいね!」しよう

Web LEONの最新ニュースをお届けします。

SPECIAL

    おすすめの記事

      SERIES:連載

      READ MORE

      買えるLEON

        パーカもシャツもひと味違う。 大人でイマドキな4ブランドとは? | メンズファッション | LEON レオン オフィシャルWebサイト