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2017.12.12

日本に残る、最古のルイ・ヴィトンをオーダーしたのは意外なあの人だった!?

さぞかしお洒落な人がオーダーしたのかと思いきや、意外にもオーダーしたのは自由民権運動の志士であった明治の元勲、板垣退助さんでした。

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文/秋山 都

日本に残る最古のルイ・ヴィトンをオーダーしたのは明治の元勲ふたり組!?

東京で山手線に乗ったら1車両に必ず数人は持っているルイ・ヴィトンのバッグ。または空港のターンテーブルで、必ず数回は出くわすルイ・ヴィトンのキャリーバッグやスーツケース。もはや日本の国民的な憧れといってもいいルイ・ヴィトンの商品ですが、では、日本人で初めてルイ・ヴィトンの製品を購入したのは誰か。

おしゃれでダンディだった吉田茂? いや、ヨーロッパに留学していた森鴎外や夏目漱石? と妄想はふくらみましたが、実はもっともっと古く、時は1883年(明治15年)のパリにまで遡ります。

1月某日、パリ・スクリーブ通りにあったルイ・ヴィトンを訪れたのは板垣退助(45歳)と後藤象二郎(42歳)。ともに土佐藩出身で仲がよく、そろって明治元勲となった、今風にいえばVIPです。このとき立憲政治視察のため渡欧していたふたりは、ショッピングのために同店を訪れたもよう。

1883年1月30日の顧客名簿の購入者欄に後藤の名が記されていることから、「日本で初めてルイ・ヴィトンを購入したのは後藤象二郎だ!」というのが定説となっていました。
板垣退助(1837-1919)土佐藩出身、明治維新の元勲。この写真は60歳ごろ。渡欧していたことはこんなに立派なヒゲはなかったはず。(国立国会図書館蔵)
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しかしながら後年、1883年1月9日に「Itagaki」なる人物が、シリアルナンバー「7720」のトランク(下)をパリで購入していることが判明。このナンバーが、板垣の子孫が保管していたトランクのタグの番号と一致したことから、“日本人がオーダーし、いまも残っている最古のルイ・ヴィトン”は板垣退助のトランクだということになります。
ということで、板垣退助がオーダーした、日本に残る最古のトランクをお披露目!

そして現在…著名人のためにスペシャルオーダーされたトランクは

板垣退助がパリのルイ・ヴィトンでオーダーしてから135年。パリへは船じゃなくて飛行機で行けるようになり、そもそもルイ・ヴィトンは日本でも購入できるようになりました。最近著名人のために製作されやルイ・ヴィトンのトランクは……
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左利きの音楽家のためのデスクトランク

◆ 坂本龍一さん

2004年、ルイ・ヴィトン創業150周年とルイ・ヴィトン銀座並木通り店リニューアルを記念して、坂本龍一さんのために製作されたのがこちら。指揮家であったレオポルド・ストコフスキーが演奏旅行にもっていくためにオーダーしたデスクトランクをベースに、左利きである坂本さんのために扉の向きを変更し、ポータブル・ターンテーブルやCD、楽譜、書籍が収納できるようにデザインされています。

歌舞伎役者のためのメーキャップトランク

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◆ 11代目市川海老蔵さん

フランスでの公演など海外巡業も多い市川海老蔵さんのためにデザインされたのはポータブルな鏡台。白塗りするための白粉や紅、数々の筆や壺や瓶、水を張るための皿などがコンパクトに収納されているトランクは、父である團十郎さんのスケッチをもとに、ルイ・ヴィトン5代目当主のパトリックールイ・ヴィトンがデザイン、制作を担当。歌舞伎の特徴である赤い隈取りを思わせる真紅の内張りが美しいトランク型鏡台です。
いかがでしょう? トランクは大きく変化しているでしょうか? 否、ルイ・ヴィトンの本質的なクラフトマンシップは昔も今も変わらず、お客さまのリクエストに寄り添い続けているように思えます。いつの日か、こんなスペシャルオーダーのトランクを手に入れたいものですね。

■お問い合わせ

ルイ・ヴィトン クライアントサービス 0120-00-1854

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