イタリアのお洒落な大人たち・ベスト11【No.6：アレッサンドロ・バルディ編】

トータルブラック、ロックテイスト、アーバンストリート……これがアレッサンドロさんが長年貫いているスタイル。でも最近ではひとつひとつのアイテムについて慎重に吟味するようになったとか。

「コロナ禍でいろいろ考えたのち、今は消費主義の限界を感じています。それによって最近“量より質”、一着減らしてでも良いものが欲しいと思うようになりましたし、名の知られていないブランドでも、質が良ければ積極的に挑戦しています。

以前はテクノ素材のものもよく買っていましたが、今は天然素材を使ったメイドインイタリーの製品にこだわるように。そして自分がずっと愛用してきたものを大事に着続けることの大切さも感じています」

ロックダウン中に、オーガニックコットンなど地球環境に配慮した新ブランド「バンダナス」をローンチしたアレッサンドロさん。公私ともども、製品の本質にこだわるのが、彼の着こなしへの新しいアプローチのようです。

トータルブラックのバイカースタイルはアレッサンドロさんの定番。あくまで都会的に着こなすのがポイントで、長年使ってきた信用のおけるアイテムを取り込むことで、いい渋みが出ています。

ニュアンスの違う黒をレイヤードすることで、個々のアイテムの存在感は主張しつつまとまりも◎。

ニットの上にシャツを合わせて若々しく。

デニムシャツとジーンズに、ジャケットやスカーフを合わせたアレッサンドロ風ドレススタイル。

銀のブレスレットはマヌエル・ビコッキ。ほかは旅先で買った思い出の品。