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2022.04.24

ド派手にドキドキ!vsノスタルジーにしっぽり! 南紀の個性派宿対決

羽田空港から南紀白浜空港まで1時間15分と、意外と近い南紀(和歌山)。正反対の個性が光る2つのステイ先をリコメンドいたします。

CREDIT :

文・写真/古関千恵子

関西圏のショートトリップの旅先であり、羽田空港からも南紀白浜空港まで1時間15分と、意外と近い南紀。
実はここ、トロピカルなビーチに上質な温泉、そしてパンダ!  あらゆる女心を掴むアイテムをそろえた、実はハイスペックな旅先なのです。

ここでは“つかみ”満載の白浜の海辺のリゾートと、レトロ感漂う串本の古民家ステイ、2つの異なるタイプのステイ先をリコメンド! 次のデートはドラマティック?  それとも、まったりで行きますか?

■ XYZ スペチアーレ(南紀白浜)

“つかみ”はバッチリ!  ふたりを盛り上げる演出の連続

▲ 館内に一歩入ると、そこは高級車のガレージのよう。奥はフェラーリ F8 スパイダー、手前はランボルギーニ アヴェンタドール SV ロードスター。
このお宿ほど、“つかみ”やサプライズに力を入れているところは、なかなかないかも⁉  白浜駅からクルマで約20分、太平洋に面した椿温泉に佇む「XYZ スペチアーレ」は、チェックインからしてドラマティックです。

エントランスで目にするのは貫禄たっぷりのロールスロイス、続く館内ではランボルギーニとフェラーリの2台のスーパーカー。迫力ある超高級車の間を抜けて、フロントへ向かいます。クルマ好きのオーナーの金田さんの趣味が高じた演出です。
▲ エントランスにはロールスロイスが。
宿名は、“露天風呂客室の最終形”の気持ちを込めて「XYZ」、そしてイタリア語で“スペシャル”という意味の「スペチアーレ」。オープン当初、エントランスに展示していた「フェラーリ 458 スペチアーレ アペルタ」にもかけています。

では、“露天風呂客室の最終形”とは? 
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▲ インテリアはバリ島で発注したオリジナル。全室趣が異なります。
打ちっぱなしのコンクリートを光沢仕上げした12の客室は、すべてに露天温泉風呂付き。しかも電動で屋根と壁が開閉できます!  目の前に広がる太平洋(断崖絶壁20m)を愛でながら、屋根と壁を全開にして大空の下、バスタイムが楽しめます。しかもバスタブはふたりで入っても余裕の広さがあり、中にはX字型のユニークなフォルムも! 
ちなみに椿温泉はペーハー9.9のとろりとしたアルカリ性温泉なので、いわば美容液の中に浸かっているようなもの。彼女の美肌にも磨きがかかるっていうものです。

さらには毎晩、夜空を彩るレーザーショーを開催。バスタブに浸かりながらショーを鑑賞することができ、事前にリクエストしておけば、彼女へのメッセージを夜空に描くこともOK。これまでのレーザーメッセージのプロポーズの成功率は100%だとか!?  そしてショーの後、降って来るような星空をふたりで見上げながらのバスタイム。ロマンティックです。
▲ 「スペチアーレ オーシャン」。35平方メートルの海に張り出したデッキテラス付き。
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ベッドルーム&リビングから切り離し、ダイニングはパブリックエリアという新発想

ふたりだけの時間を大切にしようと、食事の提供の仕方もアイデアが光ります。食事はすべて部屋食。けれど、室内に料理を運ぶのではなく、廊下側にあるダイニングをパブリックスペースとしてとらえ、スタッフがそこに食事をセットアップ。リビング&ベッドルームの扉を開けば、そこがダイニングというわけ。
供する料理は、日本料理とフランス料理を融合した創作料理。和と洋の技術を一皿に取り入れています。例えば、前菜にはカツオ出汁で炊いたアボカドのうま煮や、イワシならぬ子持ちシシャモのオイル漬けなどが数品並びます。そしてメインの肉料理は、こだわりの山形牛のステーキ。そしてデザートはオーナーの奥様の手作りのシフォンケーキで、締めくくり(食材は季節によって変わります)。

食べ終わったら、扉を開けば、自分の部屋。このダイニングスペースは、コロナ禍での非接触という点でも、プライバシーを確保という点でも、新しいスタイルといえそうです。

■ XYZ スペチアーレ

住所/和歌山県西牟婁郡白浜町椿1063-21
HP/https://xyz-speciale.xyz
TEL/0739-33-2223

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■ NIPPONIA 串本 熊野海道

点在する古民家を活かした町を、ひとつのホテルとして楽しむレトロステイ

▲ 新町通りに面したカフェ。地元の高校生も放課後立ち寄るスポット。
“NIPPONIA”は、町に点在する古民家を、その歴史性を尊重しながら客室や施設として再生し、町全体をひとつのホテルと見立てた宿泊施設。町に活気を取り戻す“エリア・リノベーション”として注目されているプロジェクトです。コンセプトに「なつかしくて、あたらしい、日本に滞在する」を掲げ、国内各地に展開しています。

「NIPPONIA 串本 熊野海道」があるのは、本州最南端の町・串本。串本といえば、菅田将暉と小松奈々共演の『溺れるナイフ』の撮影地であり、熊野古道の拠点として、あるいはサンゴ礁の北端の海でのダイビングに、便利なロケーションです。
「NIPPONIA 串本 熊野海道」は旧国道の新町通りを軸に、点在する4つの古民家の6室と、ゲストハウス4室+コインランドリー、レストラン「みなも」、カフェからなります。

かつては賑わいがあったという新町通りですが、今はほぼシャッター街。夕方になると、ガランとした通りに串本節の一節が流れます。それは、まるで昭和レトロの世界に迷い込んだよう。
▲ レストラン「みなも」。ここでチェックインを行うことも。
チェックインはレストラン、またはカフェにて行います。カギと地図、滞在中に利用する手提げバッグを手に、自分の家に帰るように、部屋へと向かいます。
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庭に面した縁側や五右衛門風呂がある古民家で、古き良き日本を体験

客室は、稲村亭(101)、園部邸(201と202)、植松邸(301と302)、矢源邸(501)といった具合に、かつての家の持ち主の名前が残されています(中には表札も残っている家も)。そして、6室すべて異なるデザイン。

たとえば園部邸の201は、庭園に面した縁側付きの平屋。かつての持ち主もこの縁側から庭の松を見ただろうと、想像が膨らみます。また、園部邸の202は吹き抜けの2階建てで、薪割りの器具や薪ストーブを置いた土間付き。庭に五右衛門風呂もあります。空の下での五右衛門風呂体験、かなりレアではありませんか?  新しく加わった矢源邸はドッグランにもなる広い庭付きで、ペット同伴もOKです。
どの客室も、おばあちゃんの家にいるようでいて、居住性の高さは今どき。テレビはないけれど、Wi-Fiは抜かりなく用意されています。バスアメニティやコスメ、タオルは「マークスアンドウェブ」で統一され、水回りはすっきりと清潔です。

「ミシュランガイド和歌山2022」にも掲載されたレストラン「みなも」は、一本の巨大な流木から造られたという逸話が残る「稲邨邸」を改装。イタリアンをベースとした和洋折衷な創作料理で、ディナーは6品からなるコースを用意しています。
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園部邸の一画にあるカフェは、地元の人にも人気です。コーヒーや紅茶、タピオカドリンクに混ざって、クリームソーダがあるのがノスタルジック!

ちなみに、レストラン「みなも」近くにある「紀州 串本 無量寺」は、円山応挙の作品がある日本一小さな美術館「串本応挙芦雪館」を併設。散歩がてら訪れてみるのも一興です。

■NIPPONIA 串本 熊野海道

住所/和歌山県東牟婁郡串本町串本996-1
HP/https://nipponia-kushimoto.jp/
TEL/0735-67-7194

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