2026.01.03
第12回 浅香 唯 【vol.02】
美しい人、浅香 唯。「“大人な対応”の意味を勘違いして、皆さんの前で交際宣言してしまったんです(笑)」
大人の女性の美しさに迫るグラビア連載「美しい人」。今回ご登場いただいたのは浅香 唯さんです。1986年にドラマ「スケバン刑事Ⅲ 少女忍法帖伝奇」で主人公・三代目麻宮サキ/風間唯役を演じ、一躍トップアイドルに。2025年にはデビュー40周年を迎え、記念のコンサートを開催するなど今も元気に活躍を続ける浅香さんの美しさの秘密に迫りました。
- CREDIT :
文/渡邉朋子 写真/野口貴司 スタイリング/津野真吾(impiger) ヘアメイク/押田秀明(+nine) 編集/森本 泉(Web LEON) プロデュース/Kaori Oguri

グラビアと言えば女性の若さとボディを売りにした企画が多いなか、女性であるKaori Oguriさんをプロデューサーに据え、豊かな人生経験を持つ女性たちの、内面から醸し出される“大人の美しさ”に迫る、ファッションと融合した連載グラビア企画「美しい人」。
今回ご登場いただいたのは浅香 唯さんです。1986年にドラマ「スケバン刑事Ⅲ 少女忍法帖伝奇」で主人公・三代目麻宮サキ/風間唯役を演じ、大人気に。その後も『C-Girl』をはじめ数々のヒット曲に恵まれトップアイドルとして一時代を築きました。2025年にはデビュー40周年を迎え、記念のコンサートも開催するなど、変わらず元気に活躍する浅香さんの輝くような美しさの秘密とは? そのvol.02です(vol.01はこちら)。




【interview 02】
「アイドル四天王」と呼ばれても、当時は多分みんな全然ピンと来ていなかった
── 1980年代後半、浅香さんは、中山美穂さん、南野陽子さん、工藤静香さんと「アイドル四天王」と呼ばれていましたが、ご本人としてはどう感じていましたか?
浅香唯さん(以下、浅香) あれは周りの大人がそう言っていただけで、たぶん本人たちはというか、私はまったく自覚がなかったです。工藤静香ちゃんとはたまたまリリースの時期が近かったので歌番組で一緒になることが多かったのですが、たまに中山美穂ちゃんと一緒になると“うわぁ、中山美穂だ〜!”みたいな(笑)。
後で聞くと美穂ちゃんも当時、私と一緒になった時に同じように、お〜!と思ってくれていたみたいで、みんなお互いにそう思っていたみたいです(笑)。実は中山美穂ちゃんとはデビュー日がまったく同じで、デビュー前から「今度すごい子がデビューする」と聞いていたんです。
しばらくして、4人が一回だけ同じ歌番組に出演した時に「アイドル四天王に揃っていただきました」と言われて初めて“本当だー! すごーい!”と思ったぐらいで(笑)。

▲リング3万3000円/SOLO(SOLO カスタマーサービス)、ニット、デニム、ピアスはスタイリスト私物
── 飛ぶ鳥を落とす勢いの同世代の女性アイドルが同じ時代に4人もいたら、ライバルっぽく見られてしまうこともあったと思いますが。
浅香 当時は多分みんな全然ピンと来てなくて、ただただ必死な4人がたまたまいたという感じだったと思います(笑)。
── 1989年の絶頂期に今のご主人との交際が発覚した際、トップアイドルでありながら交際宣言をされたのは衝撃的でした。
浅香 はい、私もちょっと衝撃でした(笑)。ただ、それは私の勘違いもあって。後で知ったのですが、当時、アイドルの方が、いわゆるボーイフレンドのような存在が発覚すると、「いいお友だちです」と大人な対応をされることが多かったようです。私も会見をする時に「唯ももう大人だから、どういう風に答えたらいいかわかるよね?」と言われたんですけど、それを私は“なるほど、聞かれたことにちゃんと答えるということが大人の対応なんだ”と思って、「はい、おつき合いをさせていただいています」と答えてしまったんです(笑)。

── レポーターの皆さんも驚かれたでしょうね。
浅香 皆さん、「いいお友だちです」という答えが返ってくるのを承知の上で集まってくださっているので、私の答えですごくざわざわっとなって(笑)。
── 後で事務所の方に怒られたりしなかったんですか?
浅香 まぁ厳重注意ですね(笑)。まわりはもう大変だったと思います。
── ファンの方の反応はどうでしたか?
浅香 今のようにSNSとかでファンの皆さんの本当の気持ちを聞ける機会もないし、私も本当の気持ちを伝えられなかったので、すごくもどかしかったんですけれど。ファンの方からすれば頭をガーンと殴られたぐらいの衝撃で、“やっぱりアイドルは僕たちを裏切るんだ”と去っていかれた方もたくさんいらっしゃったと思います。でも逆に女性の方はこんな潔いアイドルは見たことないってファンになってくださった方も結構いたんです。

──女性からすると正直で素敵だなと思いますが、男性ファンはショックですよね。
浅香 でもね、おつき合いと言っても、相手がすごくゲームが上手な人だったので、いつもゲームを教えてもらっていたんです。だから私がすごく大事な人だと思っていたのは、ゲームの先生としていなくなったら困る存在だったからというのもあるんです(笑)。
──浅香さんはゲーム好きだったんですね。
浅香 アイドル時代は時間さえあればゲームをずっとやっていました。昔、喫茶店に100円を入れてやるテーブルゲームがあって、私が好きなアルカノイドというゲームが事務所の隣の喫茶店にあったんですけれど、ゲームをやる時間もないし、毎回やっていたらお金もかかるので、いつもそこにただ見に行っていたんです。そうしたらそこのマスターがお店をたたむ時にそのゲームテーブルを譲ってくださって、それから家でやっていました(笑)。

──今でもゲームをやられることはありますか?
浅香 それが妊娠した時にゲームは全部しまったんです。私はゲームが好きすぎて、何をしていてもゲームのことしか考えられなくなるので、中途半端に見える所にあるとやりたくなっちゃうと思ってゲームは封印しました。
──それ以来、ゲームは封印したままなんですか?
浅香 娘が10歳になるちょっと前ぐらいに、一緒にゲームを封印していたうちの夫が「もうそろそろゲームをしてもいいんじゃない?」と昔のゲームを出してきて娘と一緒にやったりもしたんです。でもゲームをやらない生活が当たり前になっていたので、昔ほどゲームに没頭することもなくなって。そこから自然と遠ざかっていった感じです。

──浅香さんは2022年にプロ麻雀士の認定も受けていますよね。
浅香 麻雀は23歳ぐらいから始めて、目標は家族麻雀で家族で卓を囲むのが夢だったので、それができた時にもう私の夢は達成だったんです。
──そこからプロテストに合格するまで極めるなんてすごいですね。
浅香 いや、好きなだけです。年に1回しかやらないのにこんなに楽しいゲーム、ほかにないなと思うぐらい麻雀が大好きだったので、どうせならこの楽しさをもっとたくさんの方に伝えられたらいいのにと思い、麻雀プロになれば、おもしろさを伝える説得力にもなるじゃないかとプロを目指しました。

▲マフラー、シューズ(下/プロフィール写真)はスタイリスト私物。ほかは前出と同じ
──そもそも麻雀を始めたきっかけは何だったんですか?
浅香 きっかけは父なんです。家の中で母とは話のネタがいっぱいあるんですけど、父とは本当に話すことがなかったので、父と共通の趣味を持てば少しは話が弾むかなという、ただそれだけだったんです。それで最初は父がゴルフをやっていたのでゴルフを始めて、父が東京に出てきた時に一緒に打ちっぱなしに行ったりして多少は話が盛り上がったんですが、私にゴルフのセンスがまったくなくて続かなかったんです。
それで麻雀をやってみようかなと思って実家に帰った時にやってみたら、どうでもいい内容ですけど卓を囲みながらだと、意外と父と話が盛り上がったんです。そこから家で父がお友だちと麻雀をやる時に私も入ったり、父が九州の大会に参加する時にエントリーさせてもらったりしました。
※vol.03に続きます。

● 浅香 唯(あさか・ゆい)
1969年12月4日、宮崎県生まれ。1984年に漫画雑誌主催のオーディションで浅香唯賞を受賞し、翌年『夏少女』で歌手デビュー。1986年にドラマ「スケバン刑事Ⅲ 少女忍法帖伝奇」で主人公・三代目麻宮サキ/風間唯役を演じ、一躍トップアイドルに。1988年にはカネボウ化粧品の夏のキャンペーンガールに選ばれ、キャンペーンソングの『C-Girl』も大ヒットを記録。他にも『虹のDreamer』、『Believe Again』、『セシル』など数々のヒット曲があり、ドラマ「金太十番勝負」、「ADブギ」、「ママ!アイラブユー」などで女優業にも挑戦。2025年にはデビュー40周年を迎え、記念のコンサートも開催。12月30日〜2026年1月4日は明治座で上演される『Thank you very マッチ de SHOWギンギラ学園物語 新春!再びマッチでーす!』にゲスト出演。
■ お問い合わせ
SOLO カスタマーサービス 080-2935-3046
こちらの記事もいかがですか?














