2025.11.16
第11回 加藤あい 【vol.01】
美しい人、加藤あい。「仕事が超多忙を極めた中でも、大学進学、海外語学留学を決めた理由は……」
大人の女性の美しさに迫るグラビア連載「美しい人」。今回ご登場いただいたのは加藤あいさんです。その透明感溢れる大人びた美しさを武器に数々の人気ドラマで印象的な役を演じてきた加藤さん。現在は育児のため仕事を大幅に制限しているなか、今回は久々のグラビア撮影に挑戦してくれました。
- CREDIT :
写真/野口貴司 文/渡邉朋子 スタイリング/竹村はま子 ヘアメイク/川村友子 編集/森本 泉(Web LEON) プロデュース/Kaori Oguri

今回ご登場いただいたのは加藤あいさんです。その透明感溢れる大人びた美しさを武器に、10代の頃からCM女王と呼ばれ、「池袋ウエストゲートパーク」や「海猿」シリーズなど数々の人気ドラマで印象的な役を演じてきた加藤さん。30代で結婚、出産、育児のため休業し、いまはモデル業などを中心として、仕事をセーブしながら活動するなか、今回は久々のグラビア撮影に挑戦してくれました。それでもまったくブランクを感じさせることのない輝くような美しさの秘密とは?





【interview 01】
10代の頃は、やるぞ!という決意や心の準備がないまま、走り続けていた
加藤あいさん(以下、加藤) よくありがちな話かもしれませんが、中学2年生の時に同級生で芸能界に憧れていた子がいて、「一緒にオーディションを受けない?」と誘われて遊び感覚で事務所に履歴書を送ったんです。まさかそれがお仕事につながっていくとはまったく想像していませんでした。最初の頃は、行くように言われたオーディションを受けて、コマーシャルのお仕事をメインにやらせていただいていました。
── 人前に出ることは得意だったんですか?
加藤 もともと全然好きではなかったので、こういうお仕事をするようになって、自分でもなんでかな? と今でも不思議です(笑)。

加藤 地元が愛知だったのですが、ドラマのかけ持ちとなどもあって、東京に通うのも大変だったので、卒業を待たずに中学3年生で上京しました。
── 当時はお芝居などのお仕事をしていて楽しいという感覚はあったんですか?
加藤 レッスンみたいなものも受けたことがなかったので、最初は言われたことをただひたすら一生懸命こなすという感覚しかなくて。とにかく皆さんにご迷惑をかけないようについていくことに必死でした。大人になった今の精神状態だったら、もう少し違う気持ちで楽しむ余裕もあったのかもしれないですけど、当時はそういう気持ちの余裕は全然なかったですね。
── お仕事のおもしろさを感じる間もなく、売れっ子になってしまったということかもしれないですね。
加藤 やるぞ! という決意とか心の準備がないまま、あっという間にお仕事がどんどん忙しくなっていったので、もう本当に立ち止まらず走り続けていた感じでした。

加藤 シャワーだけ浴びにお家に帰って徹夜でそのまま学校に行く日も珍しくなかったので、いかに出席日数を確保していくかという感じでしたね。本当に睡眠時間がなくて、今だったら絶対にできないようなスケジュールをこなしていたので、我ながらよくやっていたなと思います(笑)。
── そんな中、大学進学を決断されたんですよね。
加藤 進学の時期になって大学に行きたいと思ったというより、もともと大学は必ず行きたいと思っていたので、事務所にも前々から「大学は行きたいです」とお伝えして、進学したという感じでした。大学のキャンパスライフに憧れもあったし、忙しいながらも学校生活と仕事の両方があることで、それぞれの生活を楽しめていて、そのバランスがよかったのかなと。お仕事1本でというのは考えていませんでしたね。

加藤 高校は芸能のコースだったので、学校のお友だち=芸能のお友だちだったんですけど、大学に入って初めて、芸能界とまったく関係ないところにいるお友だちとの出会いもあって。一緒に遊んだり旅行に行ったり、いわゆる普通の学生生活というのは大学で味わえたと思います。
── 周囲から“加藤あい”として認識される中で友だちを作るのは難しくなかったですか?
加藤 やっぱり行く前は心配や警戒心もあったんですけど、いざ入ってみると、最初はそういった目で見られることがあったとしても、毎日大学にいて何度か会えば、みんな普通に見慣れるというか(笑)。話したら普通の人なんだなというのはたぶんみんなあったと思うので、割と当たり前のお友だちづき合いができていたと思います。

加藤 あえて普通でいようと思っていたわけではないんですけど、芸能界以外の世界も知りたかったし見たかったし普通に経験したかったというのはすごくあって。そういう意味で、大学生活では普通の学生の経験がいろいろできたかなと思います。
加藤 小中学生の頃から海外のエンタテインメントが好きで、単純に海外への憧れがすごくあったんです。海外の映画を観るのが好きで、音楽も邦楽より先に洋楽にハマった感じでした。だから、もともとは中高生で留学したかったのですが、お仕事を始めたタイミングだったので行けなくて。でもいつかはしたいということは事務所にもお伝えしていたんです。

加藤 英語の勉強という意味で身になった経験でもあるんですけど、行ってみたら逆に日本の良さや、日本の素晴らしいなと思うところにもたくさん気づけました。あと、当時はまだ日本にいるとどうしても人の目を感じてしまうことが多かったんですけど、海外にいる解放感もあって、そういうことを気にしない日常生活を送れていたので、心が軽くなる感じがありました。帰国した後、まわりの人からも「雰囲気がすごく柔らかくなったね」と言われたりもしましたね。
── 人気絶頂期に留学というのは勇気ある決断だったと思いますが。
加藤 周りの同世代の子から、こんなにお仕事が忙しい時によく休んで行けるね、というようなことも言われたのですが、その心配よりもやりたいことをやらないで終わっていくことのほうが嫌だったというか。お仕事をしつつも、ほかのこともやってみたいという好奇心のほうが勝っていて、たぶん欲張りだったんですね(笑)。
※vol.02に続きます。

● 加藤あい(かとう・あい)
1982年12月12日、愛知県生まれ。1997年にドラマ『ギフト』で女優デビュー。1999年にドラマ『ベストフレンド』で連続ドラマ初主演。2000年頃には数多くのCMに出演し、10代にしてCM女王と呼ばれた。2001年には第25回エランドール賞新人賞を受賞。『池袋ウエストゲートパーク』、『真夏のメリークリスマス』、『傷だらけのラブソング』、『海猿』、『やんパパ』、『君が想い出になる前に』、『夫婦。』、『ハケンの品格』、『ドリーム☆アゲイン』、『スクラップ・ティーチャー〜教師再生〜』、『魔女裁判』、『チーム・バチスタ2 ジェネラル・ルージュの凱旋』、『Dr.DMAT』など数々の話題のドラマで活躍。現在は雑誌『美ST』『VERY NaVY』でモデルとしても活動中。
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