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2020.05.15

【総集編】

美女45人の知られざる“恋愛”生態を総決算!

2018年に始まった林伸次さんの人気連載『美人はスーパーカーである』を総じて振り返る総集編です。長きにわたる取材の中で、見えてきた「美女の知られざる生態」を振り返ります。

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取材・文/木村千鶴

「ワイングラスの向こう側」(cakes)でおなじみ、奥渋谷のバー「bar bossa」(バール・ボッサ)のマスターにして作家の林伸次さんが、バーテン仕込みの絶妙な話術でさまざまな美人さんの本音を聞き出す連載、今回は総集編です。

2018年に始まった『美人はスーパーカーである』と、シリーズ第2弾となる『同 恋愛編』を総じて振り返る総集編。長きにわたる取材の中で、見えてきた「美女の知られざる生態」とはいかなるものか、彼女たちはいかに「美人」を乗りこなしているのか。今回はライターの木村がホストとなり、林伸次さんとのトークでお送りいたします。

母親から「あなたは可愛くない」と呪いをかけられる美人も

── 2018年11月より始まった連載「美人はスーパーカーである」もこれまでに45人以上の美人さんが登場し、おかげさまでご長寿コンテンツになってきました。

「ありがたいことですよね。お店に来た方も本当によく『あれ読んだんだけど~』って話題にしてくれます。でも、なぜかシェアはされないんですよ(笑)」

── 確かにシェアはされにくいですよね。でも読まれていますから大丈夫です(笑)。本日は総集編ということで、これまでの取材でわかった「美女の生態」を考察していただきたいと思いますが、回を重ねて見えてきたことってありますか。

「まず感じたのは、美人って相対的なんだなってことです。取材の始まりにはいつも“自分が美人だっていつ気づいたか”という質問をしているんですが、ほとんどの人が、小さい頃や思春期に人に言われて気づいたって言ってましたね」

── ああ、鏡を見て“私、可愛いなって思った”という人はいないと。

「そうなんです。だからこそなんでしょうけど、モデルとかキャスターのような、周りに美人の多い派手な職業を選んだ人は“自分ってそうでもないんだ”って自信をなくしてしまうケースも多かったです」

── 確かに著しく自信を無くしている人もいましたね。それは育った環境の影響もあったようですが。

「小さい頃に親姉妹から『あなたは可愛くない』って言われて、それが呪いのようになることがけっこうあるんだなと感じましたね。僕が以前住んでたブラジルでは、女の子はみんな、かわいい、きれいだって言われて育って、全員が自信持っていまして。何が正解かなんてわからないんですけど、やっぱりその方が人生楽しく生きられると思うんです」

── その通りだと思います。

「だから声を大にして言いたい。お母さんとかお姉ちゃんのような身内の人が『あなたの顔は美人じゃない、かわいくない』って本当に言っちゃいけないです」
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── 私もこの連載で罪だなって感じました。ただ、お母さんの中には子どもを愛していて、他所で傷ついてほしくないからとか、調子に乗ると痛い目に合うからという理由で“あなたはそんなにかわいくない”って言う人が一定数いるんですよね。

「ん~なるほど。そういう気持ちの人もいるのか……」

── 他人から言われたら傷つくかもしれないけど親の自分が言う分には良いだろう。だって私が産んだ子どもだからという言葉を聞きます。自分と同化してしまっているんでしょうね。

「子どもは自分で一つの人格を持ってますからね。良くないと思う。ただ今“毒親”って親を責める言葉がありますが、一概に言えないこともありそうですね」

── そうかもしれません。でも子供は褒められて育った方がいいですね。

「人って今流行の“自己肯定感”があるかないかでだいぶ違うなって思いました。日本人も『君には君の美しさがあるよ』って口に出すのを習慣付けるべきですね。そういう文化風土になると美人は増えます。相対的なものなので(笑)」

── そうなりますね(笑)。
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やっぱり美人って、不良っぽい男子にヤラれちゃうんです

──ではタイトルにもなっている“美人のスーパーカー”を乗りこなせる人はどんな人でしたか。

「自分の立ち位置を把握できてる人が上手くいってる気がしました。舞台女優の里帆さんは、自分はこれくらいの美人だからこういう役割でって説明してくれましたね。出張マッサージのあおいさんもそうでした」

── 立ち位置がわかっていると転ばないかもしれないですね。

「そうかもしれません。スタイリストの希さんとか美容ライターの夏帆さん、彼女たちの周りは美人ばかりですが、あの人たちに共通して感じたことは、自分を客観的に見られていること。冷静に自己評価をしたときに1番を取りに行く必要がないと思えたことで、彼女たちは余裕をもって生きていけてるんだなと思いました」

── 容姿に優劣をつけて1番を狙いにいったら、どんなきれいな人でもおかしくなってきます。1番ってないから、たぶん。白雪姫のお母さんもそれで失敗してますからね。

「それだ! 白雪姫のお母さんの失敗を学べってことですね」
── 美人に共通する恋愛の傾向のようなものはありましたか?

「取材した全員に初めての恋愛や初めてのセックスを聞いていたんですけど、やっぱり美人って、不良っぽい男の子たちに告白されて付き合ってセックスしちゃうんだなってことがわかりました(笑)。不良っぽくなかった男の子代表としてショックでしたね」

── ショックなんですか。

「うん~、先輩とか、サッカー部の目立つ人とかが……知ってたんだけど、やっぱりみんなそうだったから。男子代表として、あの人たちがしてたんだって知って、辛かったです(笑)」
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── それはお気の毒でした(笑)。

「で、そういう彼女達のセックス観として面白かったのが、大人になって、もうそういうオラオラした男は嫌だってやめる子たちと、そのまんま不良っぽいオラオラ系が好きな人たちに分かれるんですね。そこで彼女たちの人生が変わるんだなって、それが面白かったです」

── どんな風に変わっていました?

「やっぱりオラオラが好きなままの女子は、傷ついて傷ついて、転びまくっています。一方で、オラオラした人を好きになることをやめた人、イケメンを好きになるのをやめた人はそこから上手くいってる。それと、自分から好きになるのをやめて男性からのアプローチを待つようになった人も。あらゆる本を読んで参照にしていますが、この3つをやめると女性ってどうやら幸せになれるらしいですよ」

── 女性の方が先に相手を好きになると、女性にとっては良い状況が生まれないと。では告白されるのを待ったほうがいいんでしょうか。

「そういう傾向があると思います。男性からすると簡単に手に入ると、そこにはコストがかかってないから価値があるように思えない、というのはよく聞く話です」

── そうか。でも最近では、女性も性欲があることをオープンにし、男女同じ立場だから女性が口説かれるのを待つのはナンセンスという考えもありますね。

「確かに、女性が攻めるセックスを二村ヒトシさん(AV監督・作家)が提唱している、というかAVを撮っていて、それがウケているのも事実あります。でも実際女性たちに聞き取りをした上で感じるのは、やはり男性から追いかけられる方が上手くいっているということでした」
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ワンナイトする理由は「その時は私のことを見てくれてるから」

── では次に男性はどうしたら意中の女性といい感じの関係になれるのか。うまくいく傾向とか、作戦みたいなものってありそうでしたか?

「ガンガン攻めていくデリカシーのない男が美女をかっさらっていく、事実そうでもあるんですけど、大人になるとそればかりじゃないですね。モデルの雅子さんは、お姫様扱いしてほしい、きれいって言われたいと。肯定されることがエネルギーになるって言ってました」

── そうでした。他の女性たちも、きれいとか好きとか、好意があることを言葉にして伝えてほしいって言ってましたね。

「はい。あとはワンナイトしがちな女性にセックスをする理由を聞いたら、『セックスしてる間は私のことを見てくれてるから』って言ってて、みんな承認してほしい、好きって言ってほしいんだなと思いましたね」

── 食事に誘ってくれたりする時にも、好意があれば伝えてほしいと聞きました。

「男性はちゃんと言葉で伝えた方がいい。あと日本人男性は女性を褒めないから、ちゃんと言葉で褒めた方がいいよって言いたいです(笑)」

── 褒められたらうれしいですもんね! これも気になっていたんですが、美人とモテる女性って必ずしも一致しませんよね?

「女性のモテるとかモテないって、“この子、自分に気があるかも”って男からの視点の問題だろうなって思います。こんなことばかり言ってて、僕、女性たちから怒られませんかね(笑)」
── 私も恐々質問しています。同罪ってことでいきましょう(笑)。

「この総集編ドキドキするなあ(笑)。やっぱり女性と一緒にいる時に、彼女がよく笑ったり、『ヤダ~林さんだってモテますよ~』なんて発言があったりすると、“あれ? もしかしてこのコ、僕のこと好きかも~”って気持ちが揺れるんです。最初からそっけない態度で“この子全然無理”って思ったら男性は行動しないはず」

── “自分が好かれてるかも”というのは男性にとって大事な要素なんですか?

「はい。男性を代表して言うんですけど、9割の男性は自信がないんです。1割の、ピラミッドの最上位の人たちだけが楽しいことをたくさんしていて、その下のグレーゾーンにいる僕らくらいの人たちはいつもモヤモヤしてる。で、やっと自分を奮い立たせて好きって告白したり……みたいな感じですから」

── ハハハ。でも女の子は自分から男性を好きになっちゃダメなんですよね? その9割の人たちに、女性が告白した形にならず“口説かせる”にはどうするといいんでしょう(笑)。ほとんどの女性はモヤモヤした9割の男性から好きになってもらいたいと思ってるはずです。
「こればかりは難しいんだな~。いつも通りの話になりますが、やっぱりちょっとボディタッチするとか、少し思わせぶりに『これってデートですか?』って聞いてみるとか、そういう作戦しかわからない。世の中で一番モヤモヤする段階です(笑)。一方で、友達だと思ってた男性が突然オオカミになっちゃって女性が迷惑するってケースも多いんですよね。本当に難しいグレーゾーンかな」

── 男女ともその辺が一番難しく感じてるんでしょうね。怒られたくないし、失敗もしたくない。

「そう、失敗といえば、男性から“こいつ俺に気があるぞ”って思われて、そのまま遊ばれちゃう女性もたくさんいました。男性には紳士であってほしいし、女性はやっぱり簡単にはやれないほうがいい。俺に気がありそうだけど、この子と付き合うとなったら結婚とか考えなきゃいけないよなって男に思わせる、そういう身持ちの固さが必要なんですよね」

── なるほどね~。

「それと男性代表で言わせてもらいますと、たくさんの男性と寝ている女性とはしたくないんです。下手くそって思われちゃうから」

── え、アハハ! そっちですか!

「男性は下手って思われるのが一番怖いんです。これは男性みんな思ってますよ」
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メンヘラ女性はなぜモテるのか

── かなり個性的な人にも出演していただいていますが、特に印象に残ってる人って誰でしたか?

グラビアアイドルのカナさんの話は印象的でした。芸能界や商売の世界で頑張ってきた子なので、大変そうだな~って思いつつ、面白かったです」

── 彼女はかわいくて、オラオラ系に狙われてえらい目に遭う典型的なパターンでしたよね。

「生理が来てないのにセックスしちゃったって話は本当に驚きでした。こうやってモテて色んな男に狙われて、大変な目には合ってるんですが、結局いつも自分で立ち上がってるところがいいですよね」

── 終盤になりましたが、読者に人気のあった記事を見ていきましょうか。

「最初のシリーズは職業がテーマで、その仕事ならではのエピソードも多かったですね。仕事によってはわかりやすく男性陣の興味が湧いて、クリックされたんだなって思いました。あとは写真、見えそうで見えないと見たくなる(笑)」

── 中でも1番読まれたのが出張マッサージのあおいさん、2番目はCAの一恵さんで、両方とも60万PVを超えましたね。

「一般的にはCAとか秘書のような、わりと身近にいてリア充な雰囲気を出してる人が興味を持たれるようでした」

── 一方で、第2弾の恋愛編でよく読まれた記事は、リア充ではなく、ちょっと悩み多いタイプの看護師、充希さんの記事で、こちらは50万PVを超えています。

◆よく読まれた記事ランキング

「凄い、そんなにいったんだ。でも充希さんはともかく、一般論で言ってメンヘラ系の女性がモテるっていうのはあるんです。話をしているうちにその子の人生に絡めとられて、ハマっちゃうんですね。危険なんですよ」

── あ~、ひやひやドキドキするから……女性がオラオラ系の男にハマるのと同じ法則ですね。

「そうだと思います」

── では最後に、林さんから見た美人とは?

「男性代表として言いますと、“美人かどうか”と“自分の好み”は別ジャンルです。この人の顔きれいだな~とは思うんですよ。でも好みかどうかは別。そして僕は、みんなのことを美しい、美人だって思ってる派です(笑)」

── あ、ズルい(笑)。これからもどんどん美女たちの生態を暴き、男性に勇気を与える情報をもたらしてください!

■ bar bossa(バール ボッサ)

ワインを中心に手料理のおいしいおつまみや季節のチーズなどを取り揃えたバー。 BGMは静かなボサノヴァ。
住所/東京都渋谷区宇田川町 41-23 第2大久保ビル1F
営業時間 / 月~土 19:00~24:00
定休日 / 日・祝
問い合わせ/☎ 03-5458-4185
※現在は新型コロナウイルスの影響で休業中です

● 林 伸次(はやし・しんじ)

1969年徳島県生まれ。早稲田大学中退。レコード屋、ブラジル料理屋、バー勤務を経て、1997年渋谷に「bar bossa」をオープン。2001年、ネット上でBOSSA RECORDSを開業。選曲CD、CD ライナー執筆等多数。cakesで連載中のエッセー「ワイングラスのむこう側」が大人気となりバーのマスターと作家の二足のわらじ生活に。最新刊「なぜ、あの飲食店にお客が集まるのか」(旭屋出版)は、林さんが「このお店はすごい! 」と感じた飲食店のオーナーに自らインタビュー取材。繁盛店の秘密に迫ったドラマティックなビジネス書です。

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