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2020.04.11

【第24回】

夏目雅子似の美魔女モデルが語る「女性が最後まで許すのはどんな時か?」

美人とは「美」という高スペックを備えたスーパーカーのような存在。その“スーパーぶり”に男は憧れるわけですが、果たしてそのスペックは彼女に何をもたらすのか?「ワイングラスのむこう側」(cakes)で人気の林伸次さんが、世の美人たちの隠された恋愛事情に迫ってみる連載です。

CREDIT :

取材/林伸次 構成/木村千鶴

「ワイングラスの向こう側」(cakes)でおなじみ、奥渋谷のバー「BAR BOSSA」(バール・ボッサ)のマスターにして作家の林伸次さんが、バーテン仕込みの絶妙な話術でさまざまな美人さんの本音を聞き出す連載です。

テーマは今どき美女たちの“悩める”恋愛事情。美人が出会った最低男を裏テーマに、彼女たちの恋愛体験(主に失敗)談と本音の恋愛観に迫ります。

第24回のゲストは、モデルの雅子さん(40+α歳)です。
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同年代の男の子は子供っぽく見えて……

── こんにちは、林です。今日は凄い「大人の魅力」みたいなものが溢れちゃってる女性ですね(笑)。

「そんなこと言ってくれるんですか。私、林さんの大ファンなので、うれしいです」

── なんか照れるなあ(笑)。ここでは似ている有名人の名前を借りてお呼びしているんですけど、誰に似てるって言われますか。

「これ言ったら恥ずかしいんですけど、私の憧れというか……言われてうれしいのは、夏目雅子さんです」

── あ~!似てる、似てますよ。では雅子さん、今日は雅子さんの恋愛についていろいろ質問していきますね。まずは最初に彼氏ができたのは何歳の時でしたか?

「遅かったんですよ。ちゃんと付き合ったのが19歳の頃ですね」

── え? 意外と遅いですね。

「クラスの男の子には興味がなかったんです。子どもっぽく見えていて……。私、中高生まで暗くて、読書少女でしたから。小説の世界があまりにも刺激的で、大人の世界で」

── そっか~、小説に比べたら同級生じゃ子どもっぽかったですか。じゃあ大学に入ってからもすぐにはできなかった?

「サークルに入ってすぐに付き合ってくれって言われたんですけど、実際付き合ったらすぐ冷めちゃって終わりました。その彼とは結局手をつないだだけ」

── あ~、あの、こんなに美人さんなのに全然リア充じゃないですね(笑)。

「でもその後は華やかな雰囲気を出して、派手な友人たちと遊んだりもしたんですよ(笑)」

── あ、その辺から今の感じになってきたのかな? 好きな人は出来ましたか?

「6年付き合った彼がいます。カジノのバイトで出会ったんですが、今でもトイレに入ると彼の名前を思い出しますね」

──カジノのバイトっていうのも珍しいですが、何でトイレ(笑)!?

「彼が世界一周をする大きな客船のカジノの仕事で、3か月海外に行ってしまって……。その時にトイレのカレンダー見ながら、あと何日で帰ってくるって数えてたから」

── それでトイレに入ると思い出すんだ(笑)。そういう刷り込みって凄いですね。

「そう(笑。)大好きでしたからね、彼のこと。今でも心に残ってます」

── そうか、いい思い出として残ったんですね。
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外国人は誘い方がロマンティックなんです

── 大学を卒業してからはどんなお仕事を?

「旅行会社に4年勤めて、そのあと留学しました」

── カジノのバイトに旅行会社、そして留学って、とても海外に興味があったんですね。どこの国に行ったんですか。

「はい、最初はニュージーランド、それからカナダ、フランス」

── 3か国も! 留学先で現地の人や他国の人とお付き合いってしましたか?

「はい、それぞれの国で」

── 外国人男性のデートとかお付き合いとか、いろんなことはどうですか。

「カッコいいんですよね、口説き方もロマンティックなんですよ。夜明け前のバラの庭園に連れて行かれて、髪を触られながらとか」

── バラの庭園……それは日本人はやらない(笑)。フランスの人ですか。

「いえ、それはニュージーランドです。あぁ、フランスにいた時には人生最大ってくらいにモテました」

──日本人女性ってフランス人にモテるっていいますね。

「フランス人の哲学的な部分の感覚が、日本人とちょっと似てるんです。フランス映画って日常を切り取ったような、特に盛り上がりのない平坦な感じの描写が多いでしょう。でもお洒落で、わびさびがあって。たぶん日本映画も一緒なんです。北野武監督が好きとか、ジブリが好きとか、親日家も多いし」

── あ~確かに少し似ていますね。

「日本人とフランス人には共通するわびさびとか間合いとかがあって、話をしていても楽しいんですよ」

── デートの内容は普通なんですか? 食事しようとか映画観ようとか。

「もちろんそうです」

── その先へ誘う時はやっぱり日本人とは違うんですか。

「そうですね。一度、街の目抜き通りに大きな噴水があって、そこに『水がないから登ろう』って連れて行かれて、一緒に登ったことがあります。そういうロマンティックなことするの。カッコいいんですよ、やることなすこと(笑)。その夜に初めて……ね」

── うわぁ~なるほど(笑)。やっぱりそれはちゃんとカッコいいんですね? キザじゃなく。

「カッコいい。『甘い生活』って映画を思い出しました。ただ、性行為自体は日本人男性の方が断然好きですけど」

── えっ! 本当に!?
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フルボトルまでいきたければ、時間もお金もかけて

── 読者はみんな「外国人のイケメンに負けたくね~」って思ってるはずです(笑)。

「私の出会った彼らは確かによくケアをしてくれるんですが、私は事後に髪をなでてもらうとかあまり好きじゃないんですね。あとはサイズの問題もあると思います。大きすぎて痛いんですよ」

── なるほどなるほど(笑)。え~と、事後に髪をなでたりとかもいらない、と。

「私は普通に寝たいんですよね。疲れちゃうし」

── そういう女性もいるんだ。言葉が通じないとか、気持ちが通じない感じはしますか。

「それもあります。相手が『君が何を考えているのかわからない』って。考えをはっきり口に出してくれって言われるのが凄いプレッシャーでした。自分の言語能力が足りなくて、思ったことが言えないし、カルチャー的な文化の違いもあり……」

── どうしてもすれ違っちゃいますよね。

「はい。なので外国人の場合はほとんどフラれてるんですよ。『君が僕のことを好きなのかわからないから、終わりにしよう』って」

── あ~そうなんだ。やっぱり彼らは全部言葉で説明しようとしたがるんですかね。

「そう感じましたね。それと、外国人男性って結構独占欲が強くて、常に一緒にいて、毎日セックスして、みたいなのが好き。私はそういう恋愛中心の生活は好まないので」

── はいはい。

「でもね、ちょっと日本人の男性方にお伝えしておきたいことがあるんですけど」

── なんでしょうか。

「初めて女性を誘う時のやり方と言いますか。ただ食事だけで落とそうとするなって言いたいです」

── え、どうしたらいいんですか。

「そうなってもしかたないよねと、女性が気持ちよく誘われるようにしてほしい。ちゃんと時間をかけて相手を知った上で、例えば東京から少し離れた鎌倉のレストランに誘って、海が見える素敵な場所でちょっとふたりきりでゆっくりしようか、みたいに。初回の食事からなだれ込むみたいなのは、私は絶対にありえない! Noです」

── じゃあキスとかのシチュエーションなんかもちゃんと……。

「あ、キスは私にとってはテイスティングなので、どこでもいいんですけど(笑)」

── このセリフは見出しレベルです(笑)。
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「フルボトルまでいけるかどうかは、テイスティングしてみないとわからないでしょう。キスは逆にちょっとした瞬間、え?ここで?って場所でもアリ。バーで飲んでる最中にチュッてするとかでもいいんですよ。でも初めてのエッチに関しては綿密に計画を練ってほしいです。じゃないと女性は自分を納得させられないから」

── あ~なるほど。『落ちちゃったのも仕方ないな』って納得したいんだ。雅子さんが留学先で出会った外国人はその辺が違うんですね。

「はい。でももちろん落とすまでだってことはわかってます。それでも落ちるまでが重要なんです。信頼できるのかな、遊んでそうだなとか色々な葛藤があるでしょう。でも時間とお金をちゃんと使って、シンデレラ扱いしてくれてるなって思えたら、落ちても仕方ない(笑)」

── あ~、シンデレラ扱い。

「つまり、安い女って見られたくないんです」

── そうでしょうね~。

「それは必要なプライドかと。あとは、私がなにを好きか、趣味や活動の趣向を見てほしいですね。自分の好きなことに興味を持ってくれたら、キュンときますから」

── リサーチしないとダメなんですね。

「そう、まずは聞き役に徹してほしい。最初は食事でいいですよ。そこで私の人生観や何が好きで今、何に夢中かを知った上で、次のデートを企画してくれるとうれしい。それを積み上げることで関係が深まるでしょう。私だって好きな男性のことはリサーチしますから」

── なるほどなるほど。時間をかけてくれることで安心とか信頼関係が生まれるんだ。

「それがなければセックスに至らないです。テイスティングまではいってもフルボトルはいかない(笑)」
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盗んだお金で海外で豪遊しようって。本当かどうかはわからないけど

── これまで出会った中で、やっぱり最高だったな~っていうのはどの男性ですか。

「人生に影響を与えた人でいいですか。実は、フランスに行ったのも、旅行会社に勤めたのも、カジノのバイトをしたのも全部同じ人の影響なんです」

── ん? これまでの話に出てきた人じゃなく?

「はい。私が19歳の時にアルバイトしていた会社の先輩。彼はその時27歳で。でもこう考えると、結局は付き合ってない方が思い出に残るのかなって思いますね。彼には同棲している彼女がいたので、私とはプラトニックな関係でした」

── へえ~、どんな人なんですか。

「彼の人生経験って凄いんですよ。バックパックひとつで世界中を旅したり、フランスでヒモをやってたりとか、画家をめざして絵を描いてたとか、バイト帰りによくファミレスに寄ってそんな話をたくさん聞きました」

── あ、その人はダメな人ですね(笑)?

「完全にダメな人です(笑)。でも凄く魅力的だし面白い人で。子どもの私にはどれだけ刺激的だったことか。彼の影響が強く、私も実はバックパッカーだったこともあります」

── あ~魅力的なんだ。

「はい。ある日、彼に『私、海外旅行したことない、行ってみたい』ってポツっと呟いたんです。そしたら、連れて行くよ、どこに行きたいの?って」

── はいはいはい(笑)。

「ハワイって言ったら、『ずいぶんベタなところだね』って。でも、『いいよ、連れてくよ』って言うんですよ。だけど、お金はどうするの?って聞いたんです。だってそんなお金ないから。そしたら彼が『盗めばいいじゃん』って」

── え~~~!! 凄い!映画みたい。

「そう、映画みたいだった。本当にやったのか、それが嘘なのか未だにわからないですけど、『用意したから行こう』って。ハワイのヒルトンのゴージャスな部屋に1週間泊まったんです」

── え~~~! そんなことある~!?

「本当にねぇ(笑)。でも、そこで不思議だったのが、1週間同じ部屋に泊まったのに、一度も手を出してこなかったんですよ、彼」

── 僕もそれ気になってたんだけど、そうなんですか。

「私に魅力がないのか、年下過ぎたのか、色々と悶々としながらね。まあ、好きだったので」

── そうですよね、悶々とするでしょう。

「はい。でもその時は、何で?とも言えず、わからないまま」

── 手を出さなかった理由はずっと聞けないまま?

「そう、今でもわからないんですよ。FBでも探したけど見つからなかった」

── あ~でもなんかそのままでいい気もするな。ステキな話をありがとうございました!

【林さんから〆のひと言】

今回の雅子さん、なかなか勉強になるお言葉が多かったですね。やっぱり女性はシンデレラ扱いが必要なんですね。ちゃんとリサーチして遠くへですね。人生を変えてしまうような男性のお話も良いですねえ。ありがとうございました!

★この連載では登場していただける女性を募集しています

林さんに自分の恋愛観・恋愛体験をぜひ語ってみたいというアナタ。簡単な自己紹介文と写真、どんなことを話したいかを添えて下記までメールでご応募くださいませ。お願いするかたには担当よりご連絡させていただきます。
メール宛先/s1209@mb.shufu.co.jp
件名は「美人はスーパーカーである募集」でお願いいたします。

■ BAR BOSSA(バール ボッサ)

ワインを中心に手料理のおいしいおつまみや季節のチーズなどを取り揃えたバー。 BGMは静かなボサノヴァ。
住所/東京都渋谷区宇田川町 41-23 第2大久保ビル1F
営業時間 / 月~土 19:00~24:00
定休日 / 日・祝
問い合わせ/☎ 03-5458-4185
※新型コロナウイルスの影響で店を開けていない場合もありますので事前にご確認ください。

● 林 伸次(はやし・しんじ)

1969年徳島県生まれ。早稲田大学中退。レコード屋、ブラジル料理屋、バー勤務を経て、1997年渋谷に「bar bossa」をオープン。2001年、ネット上でBOSSA RECORDSを開業。選曲CD、CD ライナー執筆等多数。cakesで連載中のエッセー「ワイングラスのむこう側」が大人気となりバーのマスターと作家の二足のわらじ生活に。最新刊「なぜ、あの飲食店にお客が集まるのか」(旭屋出版)は、林さんが「このお店はすごい! 」と感じた飲食店のオーナーに自らインタビュー取材。繁盛店の秘密に迫ったドラマティックなビジネス書です。

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