2018.03.28
お花見の“穴場”を見つける極意とは!?
喧騒を避け、ふたりで美しい桜を眺めたい……。そんなカップルのために、自分たちだけのスペシャルな桜の風景を探す極意を、夜景評論家・丸々もとおさんにおうかがいしました!
- CREDIT :
取材・文/Team.A 取材協力/丸々もとお(夜景評論家)
視点を変えれば、穴場は意外に近くにある!
そんな場合は、“自分たちだけの桜の名所”を探してセッテングすればいいと助言してくれたのは、夜景評論家の丸々もとおさん。気軽に行けるのに人が少なめの場所で、かつ彼女に感動してもらえる桜を見せてあげる……そのポイントをご指南いただきます!
■人が少なめの“穴場”探しのコツ

花が美しく、いい感じに街灯が当たっている場所を探すのは難しそうですが、「名所の周辺、また昼間は混んでいても夜は人が少ない、といった場所が狙い目」とのこと。

「実は新川公園の公衆トイレの屋上は、展望スペースになっていて、永代橋と隅田川沿いの桜を眺めるのにちょうどいい。吾妻橋近くの隅田公園にも、真正面にスカイツリーと桜が見える一段高い場所があります」。ふたり掛けのベンチもあるらしく、じっくりと花見デートを楽しめそうです。
静かな穴場といえば、大学のキャンパス

■ご近所の桜も“見立て”次第
【1】“光の当たり方”を考える
時に街灯も、夜桜を美しく照らす照明に

ただ、写真に収めることを考えると、夜は上手に撮影するのが難しいもの。日没直後の“ブルーモーメント”の時間帯なら、青い薄明かりの中に薄ピンク色の花が浮き上がるように撮影できます。どうしても夜、暗い中で撮りたい場合は、懐中電灯や、スマートフォンで光量を足してあげるのもテクニックです。
【2】“見る角度”を考える
見上げ慣れた桜を見下ろすだけで新鮮!


【3】前景や背景(取り合わせ)を考える
天体や歴史建造物も桜の引き立て役に


■ 丸々もとお
肩書きの夜景評論家は商標登録済み。夜景の魅力を観光学、色彩心理学等、景観学などをもとに独自に解釈、夜景学を構築している。「夜景検定」の総監修、長崎市や札幌市等の夜景アドバイザーを歴任。全国数十カ所のイルミネーションもプロデュースする。