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2023.08.02

サウナ前の男かサウナ後か、どう考えたって「愛されオヤジ」はサウナ後でしょ!

「2023年版 愛されオヤジ」をご紹介する本特集。今回は、「また取材したい♡」と編集スタッフをトリコにしてきた“ととのえ親方”に、LEON.JP美容班が注目。「愛されオヤジ」たる理由は、話の面白さだけでなく、お肌ツヤピカの“清潔感”にもあるのでは? と探ってみました!

CREDIT :

写真/トヨダリョウ 文・編集/宮原友紀

【愛されオヤジ08】ととのえ親方・松尾 大さん(プロサウナー&実業家)

いくら可愛くても話が面白くても、清潔感がないと魅力的に映らないんじゃない?

サウナ ととのえ親方・松尾 大(まつお・だい)
恋愛であれ仕事であれ、人とのコミュニケーションはまさに接近戦。どんなに酒脱にキメていても、ひとたび近づけば「顔にテカリが……」「口臭が……」なんて、不潔な粗に気づかれることも少なくありません。

そう、「また会いたい」と思わせるオヤジさんとなるには、“清潔であること”が絶対条件なのです。そこで、LEON.JP美容班が目を付けたのが、サウナ機器の販売やホテルやスパのサウナプロデュースをしながら世界各地のサウナを渡り歩くプロサウナー・ “ととのえ親方”こと松尾 大さん。

これまで「大自然の中、サウナでととのって彼女と急接近!」など取材陣、特に女性をトリコにしてきた親方の魅力は、話の面白さはもちろん、ツヤピカのお肌から白い歯を覗かせる、清潔感溢れる笑顔にある! と踏んで、インタビューを決行。「どんなにエロいことを言ってもいやらしくならない」と女性スタッフに言わしめた、「愛されポイント」に迫ります!

ドロドロの汗がサラサラの汗に! サウナはお肌にもいいことづくめ

サウナ ととのえ親方・松尾 大(まつお・だい)
「とはいえ俺、基本的に洗剤使わないのよ。シャンプーもボディソープも洗顔料も。毎日、朝と夕飯前の2回サウナに入るから、そこで頭も体もお湯でガシャガシャっと洗ってるだけ。仕事も含めて1日に8施設とか入る日もあって、毎回洗剤を使っていたらもうガッサガサになっちゃうんだよね。化粧水やクリームも使わないし、いわゆるスキンケアみたいなことはしてないかな……って、ビューティ取材になっていないけど大丈夫(笑)?

だけどやっぱり、サウナで定期的に汗をかいているから、体に老廃物を抱えることはないよね。わかりやすいのが、1セット目は口に入った時に不味いと感じる苦味のある汗が出るんだけど、こまめに水分補給をしながら2〜3セット終えると、サラサラとした汗に変わってくるの。毛穴も引き締まるし、鼻の通りもよくなるし、サウナは美容的にもいいことづくめ!」
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サウナ ととのえ親方・松尾 大(まつお・だい)
▲ ツヤピカ、モチ肌の親方にとって、基本メンテナンスはサウナ。
サウナ→水風呂のルーティンは、睡眠の質も改善してくれると言います。体をクールダウンしてから布団に入ると、体が温まってくる過程で眠気が起こり、寝付きもよくなるのだとか。さらに親方は、サウナの中でこんなこともしていました。
サウナ ととのえ親方・松尾 大(まつお・だい)
▲ サウナ中に、腕立て伏せを50回、30回、20回の3セットこなすことも。忙しくてジムになかなか行けない親方ですが、「終わった後の爽快感が好き」だから、運動は隙間時間に続けていきたいそう。※撮影のため水着を着用しています
「基本的にサウナは座っているだけでいい“ほったらかし美容”だけど、誰もいない時は、こっそり腕立て伏せや柔軟運動をしたりします。体が温まって筋肉がほぐれているので、肩こり解消や普段動かせていない部位の緩和にもよいんですよ!」
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サウナ ととのえ親方・松尾 大(まつお・だい)
※撮影のため水着を着用しています

床屋でしかできない顔剃りはオヤジの特権。顔色も明るくなって超オススメ

「3週間に1度、地元・札幌の床屋に通っているんだけど、床屋ならではのヘッドマッサージと顔剃りが好きなんだよね。男性でこれ気にしている人って意外と少ないんだけど、顔ってうぶ毛がいっぱい生えていて、それで肌がくすんで見えたり、雑菌が溜まって肌トラブルになったりするのよ。鼻毛や耳の穴の毛なんかも剃ってくれて。ヘアサロンではやれない顔剃りは、床屋に通えるオヤジの特権なんじゃないかな。
サウナ ととのえ親方・松尾 大(まつお・だい)
▲ 行きつけの床屋で“顔剃り”中の親方。
あと毛の話で言うと、腕、脚、VIOラインは定期的に脱毛しています。日本の男性はまだまだ少ないけど、北欧やドイツのサウナに行くと脱毛ってスタンダードなんですよ。水風呂の体感も外気浴の涼感もアップするし、見た目の印象も清潔に映るんです」
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サウナ ととのえ親方・松尾 大(まつお・だい)
▲ 「水風呂も共有するし、衛生的な観点からも、体毛を処理するのは身だしなみとして捉えられているんですよね」。サウナ施設に角質取りサービスがある場合は、かかとのケアもすると言う親方。※撮影のため水着を着用しています
サウナ ととのえ親方・松尾 大(まつお・だい)
▲ 普段持ち歩いているタイの「ヤードム」の使い方を教えるお茶目な親方。鼻に入れて嗅ぐとスーッとした爽快感で気分がリフレッシュ。笑いを惜しみなく提供してくれるのも魅力♡
サウナ ととのえ親方・松尾 大(まつお・だい)
▲ 札幌在住の親方は1年の3/4は出張だとか。ポーチの中身は(左から)清涼感がお気に入りの歯磨き粉「デンティス」、頭や首・こめかみに塗るとスースーするミントオイルは親方いわく「液体水風呂」、上で紹介の「ヤードム」、「ワセリン」は唇用。
「歯磨きも大好きで、毎回のサウナ前と寝る前にしてます。口の中だけはサウナでもととのわないから、全身隈なくととのうならサウナ前か後の歯磨きはマスト。それから糸ようじも好き。カード類や現金はパスポートに挟んで持ち歩いてるんですが、必ずココに一本常備しているんです。口の中がスッキリしないと、やっぱり“奥歯に物が挟まったような言い方”になっちゃうから(爆笑)」
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サウナ ととのえ親方・松尾 大(まつお・だい)
▲ 突然の海外出張も多い親方は、財布は持たず、パスポートにカード類や現金、糸ようじを挟んで持ち歩くという驚きのスタイル。一見ラフなようで、留めているゴムは通販で探しまくって「これぞ最適!」と辿り着いたこだわりの品。
親方の清潔感の源は、サウナに頻繁に入ることだけでなく、実は細部まで行き届いた“お手入れ”にあることがおわかりいただけたはず。逆に、そんな親方はやはり清潔感のある人に惹かれるのかを聞いてみました。

「男の人って女の人ほど、こだわらないじゃない? 女の人からすると、『なんでこの人、伸びた鼻毛に気づかないの?』って思う時も、まあまああると思うんです。昔、学校にも石鹸の匂いがする人って、女子でも男子でもいたよね。いくら可愛い子でも話が面白いヤツでも、清潔感がないと魅力的とはならないんじゃないかな。
サウナ ととのえ親方・松尾 大(まつお・だい)
サウナ後って、皆んな透明感が出ている感じがします。フィンランドで『サウナ上がりの女性が一番綺麗』という言葉があるんですが、あの血色のよさは天然チークとも言われていて。きっと男もそうじゃないかな。清潔感のある健康的なオーラ、陽のオーラが出ている人は、周りを惹きつけると思うんです。サウナ前の男か、サウナ後の男か、どう考えたってサウナ後の男の方がモテるよ!」
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紹介してもらったり、奢ってもらったり、人を利用する人脈の使い方はしたくない

いつ会っても爽やかで、人に不快感を与えない親方。それは美容面での清潔感に留まる話でしょうか? いや、もっとその奥に理由がありそうです。豊かな会話力、人を引き込むコミュニケーション力はどこから来るのか、彼の人付き合いにおけるポリシーも“清潔感”かも!?
サウナ ととのえ親方・松尾 大(まつお・だい)
「会話大好きだよ、“人好き”は昔っからかな。ほら、みんな自分の好きなものって何かあるじゃない? 時計とか車とかバイクとか。それと同じように人のキャラクターを見るのが好きなんです。

例えば経営者にもいろんなキャラクターがいるでしょう? 今の時代の戦国武将に会うようなものって考えると、その人に興味が出て知りたくなる。だから会う人が書いたビジネス書があれば読んでおく。僕は人脈じゃなくて“本脈”って呼んでるんですが、中に関係する人の名前が出てくればそれも調べてインプットする。相手を知ることって、コミュニケーションの原点だと思うんです。
サウナ ととのえ親方・松尾 大(まつお・だい)
▲ 「人が好き」と言う親方は、愛用のカメラ「ライカ」で会った人の写真を撮るのも趣味なんだそう。
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とはいえ、人脈から仕事を発生させることはしたくなくて。『誰か紹介してくださいよ』とか『あのチケット取ってくれない?』とか、人を利用する人脈の使い方は好きじゃないんだよね。

一緒に食事する人がすごいお金持ちでも、割り勘にしてきたかな。もちろん自分がお金を出すと相手にとって失礼になる場面は別ですが、奢ってもらってばかりだと『なんで俺がいつも言うこと聞かなきゃいけないの?』みたいな関係性にハマるのがオチだから(笑)。 純粋に自分の仕事や活動に対して面白みを感じてもらうために、人付き合いにおいてもクリーンな“清潔感”は大事なんだと思います」

仲間内で下心を見せることは、結果いい繋がりにならないと親方は言います。裏がない、何か企みがあるわけじゃない、そんな人間性であれば、相手だって遊びも仕事も誘いやすいでしょ? と。
サウナ ととのえ親方・松尾 大(まつお・だい)
「目上の人と距離が縮まってくると、アニキとか姐さんとかいう呼び方をし始める人もいるけれど、俺が誰かをアニキって呼んだばっかりに、自分の従業員がその人の手下みたいになっちゃうと彼らにも失礼だよね。尊敬する相手っていてもいいけど、関係性はフェアであったほうがいいなと思うんです」
サウナ ととのえ親方・松尾 大(まつお・だい)
※撮影のため水着を着用しています
親方は意図していなかったけれど、誰もが気軽に口にできる“親方”というのはいい呼び方なのかも。それを伝えると「小結にしなくてよかったね」と、またも私たちを笑わせてくれました。
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カンデオホテルズ 東京六本木 SKY SPA(スカイスパ)

親方の常宿・撮影場所のサウナはココ!

カンデオホテルズ 東京六本木 SKY SPA(スカイスパ)

六本木駅からのアクセスも良好な「カンデオホテルズ 東京六本木」。最大のお目当ては宿泊者専用の「スカイスパ」。大都会を見下ろせるラグジュアリーな露天風呂は開放感絶大な吹き抜け構造。男湯のドライサウナは約90°設定で血液循環を促進。水風呂との温冷交代浴、からの外気浴でととのい完了。女湯は微細な霧を充満させて適度な温度で体を温めるミストサウナ。「SAUNACHELIN(サウナシュラン)2020」特別賞を受賞した都会の別天地を堪能しにいくべし!

住所/東京都港区六本木6-7-11
TEL/03-5413-6950
https://www.candeohotels.com/ja/tokyo-roppongi

● ととのえ親方・松尾 大(まつお・だい)

札幌在住。複数の会社を経営する傍ら、日本全国のサウナ施設のプロデュースを手掛ける実業家にしてプロサウナー。多くの人を“ととのう”状態に導いてきたことから“ととのえ親方”と呼ばれるように。
2017年には秋山大輔(サウナ師匠)とともにプロサウナーの専門ブランド[TTNE]を立ち上げ、11月11日をサウナの記念日「ととのえの日」に制定(日本記念日協会認定)。今行くべき全国のサウナ11施設を発表・表彰する「SAUNACHELIN(サウナシュラン)」をスタートさせた。
2019年、サウナに関する研究及び安全な利用に関する知識を提唱する「サウナ学会」を設立し、2021年にはサウナ機器世界No.1シェア「HARVIA」の国内正規代理店として製品販売を開始するなど、サウナ界におけるさまざまなジャンルで活動を展開。
メディア出演多数。日本各地に眠る素敵なサウナとカルチャーを探すYouTubeチャンネル「&SAUNA」に出演中。著書に『Saunner BOOK』(A-Works)、本田直之氏との共著『人生を変えるサウナ術』(KADOKAWA)がある。

親方登場のサウナ記事はコチラ♡

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