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2021.09.01

秋が来るといよいよ食べたくなる人気ラーメン5選

長年ファッション業界紙で編集長を務めてきた三浦彰さんが、ファッションと同じくらい、いや、ファッション以上に愛しているのがラーメン。その偏愛でセレクトした5軒をご紹介。

CREDIT :

文/三浦 彰  写真/秋山 都 

酷暑の8月が終わり、9月に入ると急に涼しくなった東京。そうすると俄然食べたくなるのがラーメンですよね。そこでこの人に聞きました。長年ファッション業界紙で編集長を務めてきた三浦彰さんは、ファッションと同じくらい、いや、ファッション以上にラーメンを愛してやまないヒト。長きにわたり食べ歩いてきた東京のラーメン店の中から最近のオススメ5軒をご紹介してもらいました!

「銀座 魄瑛」の特上ラーメンはパリ・オートクチュールに匹敵する!

今回はまず、このつけ麺をメインにしている店で、世界のファッション消費の中心である銀座で最もラグジュアリーなつけ麺を提供している「銀座 魄瑛(はくえい)」を取り上げる。

場所は松屋通りを昭和通りに向かって歩いて行って右側の円柱型のビルの地下1階だ。その1階は行列のできるシュークリームショップの「緑花堂(ろっかどう)」である。この日も午後4時の時点で8人ほどの行列ができていた。これは後に知ったのだが、この1階のシュークリームショップと「銀座 魄瑛」には、ヴィジュアル系バンド「ペニシリン」のHAKUEIが経営にかかわっているらしい。きっとHAKUEIはシュークリームとつけ麺が好きなのであろう。

市ヶ谷「ドゥエ イタリアン」のイタリア~ンなラーメン

今回訪れた市ヶ谷の「ドゥエ イタリアン」は2002年にオープンし、イタリアン・ラーメンという新ジャンを開拓した記念すべき店である。

石塚和生氏(1960年生まれ)は、40年のイタリアレストラン経営を捨ててラーメンの世界に入った。イタリアンの店は6軒あり年商も5億円ほどあったというからそれなりに成功していたはずだが、転身の原因になったのが、「ラーメンの鬼」の異名を持つ故佐野実(1951年~2014年)が講師だったTBSのTV番組「がちんこ!ラーメン道」の3期生(2002年末)として出演したことだったという。
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サヴィル・ローを思わせる職人仕事の中華そば「銀座 八五」

東銀座に店を構える「銀座 八五(ぎんざはちごう)」である。まだ2018年12月8日にオープンしたばかりだが、すでに圧倒的な支持を集めている。昼の部と夜の部の2部制で、店内はわずかにカウンター6席ということもあって、いずれも開店前から行列ができている。

変わった店名だが、8.5坪の店の広さに由来している。店主の松村靖さん(61歳)は、「もうひとつ意味があって、八の字は富士山。五はいつまでも五合目の気持ちを忘れずに、の意味もあります」と話す。そのやわらかい口調はラーメン店の店主というより、老舗オーダーサロンの熟練フィッターという感じなのである。

どんなラーメン? ハワイがテーマの人気店「麵屋Hulu-lu(フルル)」

「ハワイ」をテーマにした食としては、最近のパンケーキブームのけん引役になった「Eggs’n Things」が大ヒットし、ハワイアン・カフェやハワイアン・ダイナーは食のひとつのカテゴリーとして定着した。そして本稿で取り上げる「ハワイ」をテーマにしたラーメン屋が池袋にあって、これがなかなか旨くて、流行っている。

店の名前は「麵屋Hulu-lu(フルル)」。店名は店主の古川雄司氏の名前をハワイ風にしたものだという。この店は池袋の西口にある。池袋駅前の雑踏から10分ほど歩いて住宅街に入ろうかという場所に、なんともハワイアンなこの店の入口が現れる。店内にはハワイアン・ミュージックが流れ、古川氏が集めたハワイのアイテムが飾られている。
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サンフランシスコから逆輸入されたラーメン「MENSHO SAN FRANCISCO」

「MENSHO SAN FRANCISCO(メンショー サンフランシスコ)」なるラーメン店が、2018年7月13日に新宿の小田急系ファッションビルであるミロード7階のフードコートに登場した。

この「MENSHO SAN FRANCISCO」が、実は日本への逆輸入だと知って驚いた。異色のラーメンクリエーター庄野智治率いるMENSHO(株式会社麺庄)軍団がアメリカ上陸のポイントとして選んだのはニューヨークでもなければ、ロサンゼルスでもなくサンフランシスコ!

2016年2月にオープンした「MENSHO TOKYO SAN FRANCISCO」は瞬く間に大行列店になって、『ミシュランガイド』サンフランシスコ版のビブグルマンで取り上げられたという。

● 三浦 彰(みうら・あきら)

ジャーナリスト。福島市生まれ。慶應義塾大学卒業後、野村證券を経て、1982年WWDジャパンに入社。同紙編集長、編集委員を務めた後、2020年9月に退職。現在は和光大学で教鞭をとる。

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