38年目のホワイトデーは「38」＝「サバ」缶でキマリ!?

今年はホワイトデーがスタートしてから38年目。38＝サバにかけてサバ缶のお返しは如何でしょう。昨年来ブームのサバ缶ですが、こちら、ただのサバ缶じゃないんです！

CREDIT :: 文／森本泉（LEON.JP)

日本では、全国飴菓子工業協同組合の発案によって1980年からスタートしたホワイトデーというイベント。今年はなんと38年目になるのですね。
さすがに38年も続けていると、もらう方もキャンディーやマシュマロじゃ飽きるだろう。ということでオススメしたいのが「38」といえばの「サバ」、の缶詰。つまりサバ缶なのであります。

えっ、ただのダジャレじゃないかって？　何をおっしゃいます！
昨年来のサバ缶ブームをご存じない！？

元々「健康にいい」「美容にいい」と女子好みの言葉で囃し立てられていた「サバ缶」ですが、昨年は「サバ缶ダイエット」なるものが話題になったこともあって消費量が急増。「日本水産をはじめ大手の売上高は前年を３～５割上回る」(日経新聞11/30)のだそう。特に昨年の10月のサバ缶の市場規模は前年に比べて6割増を記録したのですよ。当然消費の中心は女子の皆さま。

かくも注目を浴びている「サバ缶」、しかも、ご用意したのは、そんじょそこらの「サバ缶」じゃございません。
フランスはブルターニュで1877年から続く老舗「キャプテン・クック」のサバ缶です。
こちらヘミングウェイのエッセー『パパ・ヘミングウェイ』にも登場。彼は「キャプテン・クック」のサバの白ワイン煮が若いころから大好きで、遺作『エデンの園』には、この白ワイン煮の缶詰が、ビールの肴としてやたら美味そうに登場するのです。

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かくも由緒正しきサバ缶（の末裔）ですが、日本では入手するのが難しい時期も長く、ようやくここ数年、輸入食料品店などで目にするようになったのです。
商品としては全部で9種類あるのですが、なかなか全種を揃えるのは難しく、今回入手できたのは「5種類のペッパークリーム」「ほうれん草クリーム」「ナスのオリーブオイルマリネ」「ミュスカデワインのマリネ」の4種類。

小さくてデザインもかわいいので、１つサラっと渡してもサマになりますし、２つ３つとセットにしても喜ばれます。
お値段も1缶1350円～と、サバ缶とは思えぬプライスですが、ここはむしろ、相手にありがたやと思わせるに十分な価格と喜ぶべし。と、ここまでネタが詰まっていれば、彼女の記憶に深く残るホワイトデーのお返しとなること請け合い。どうか頑張って入手してくださいませ。