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2024.02.22

「寒い夜だから~♪」心とカラダを温める「オニオングラタンスープ」の作り方

“週末鮨屋”の料理研究家として知られる野本やすゆきさんが、料理初心者の男性向けに「モテる」「デキる」レシピをご指南!

CREDIT :

文・編集/秋山 都 レシピ&調理/野本やすゆき 写真/吉澤健太

オニオングラタンスープ 野本やすゆき
▲ 簡単なのにご馳走感のある「オニオングラタンスープ」。

れっきとしたフランス料理だった「オニグラ」

花粉も飛び始め、春めいてきた……と思ったら、ブルッ! 寒いじゃありませんか~!

「寒の戻りってヤツでしょうか。毎年この時期は三寒四温と言いますからね」

急にオヤジくさいことを言い出した野本さん。なんか背中まで丸まってみえますが、こんな時は身体を中から温めたい! 何かパッとできて、ヌクヌクあたたまれそうな料理、教えてくれませんか?

「じゃ、コレかな。玉ねぎと、パン、バターとチーズ……冷蔵庫にある材料で手軽にできて温まれるスープです」……ということで、おすすめいただいたのは「オニグラ」こと「オニオングラタンスープ」でした。

実はこの「オニグラ」、リヨン名物だったオニオンスープがパリへ伝播し、そこでチーズを乗せて焼くグラタンスタイルになったのだとか。日本の洋食だと思っていましたが、れっきとしたフランス料理だったんですね。そう聞けば、なおさら作ってみたくなります。

「オニオングラタンスープ」を作ってみよう!

オニオングラタンスープ 材料

材料(2人前・340ml入る器に2個分))

玉ねぎ       2個(400g)
水         500ml
固形ブイヨン      1個
バター        30g
ピザ用チーズ     適量
パルメザンチーズ    適量
バケット        2〜4枚
ニンニク        適量
塩            少々
胡椒           少々

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オニオングラタンスープ レシピ
▲ まず半分に割って、端から1ミリ幅くらいにスライス。
フランス料理と聞くと、なんだか難しそうなのですが、「オニグラ」はいたって簡単&シンプル。まずは玉ねぎを薄切りにします。今はもう新玉ねぎも出回っていますが、新玉ねぎは水分が多く、あめ色に炒めるのがひと苦労ですので、“ひね”の玉ねぎを選んでください。つまり、フツーの玉ねぎです。
オニオングラタンスープ レシピ
▲ 玉ねぎ2個分、切れました!
玉ねぎがスライスできたら、鍋であめ色になるまで炒めていきます。
オニオングラタンスープ レシピ
▲ バターはひとかけがだいたい10gと覚えておけばラクチン。
まずは鍋にバター半量を入れ火にかけます。
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オニオングラタンスープ レシピ
バターが少し溶けかけてきたら、玉ねぎスライスをドバッと。全体にバターがなじんだら、残り半量(15g)のバターを加えて、あめ色になるまで炒めます。
オニオングラタンスープ レシピ
▲ 2度目のバターを入れるタイミングに、厳密な決まりはありません。
あめ色ってどれくらい? とよく聞かれますが、答えは下の画像くらい。これ以上黒くなると焦げっぽくなるし、これより薄いラクダ色ではまだ甘さが引きだせていません。焦げるのを恐れて弱火すぎると一向に色づきませんので、ある程度の中火で、時々放っておいてはかきまぜる、くらいの感じがよろしいかと。
オニオングラタンスープ レシピ
▲ バターで玉ねぎを炒めた際の香りは食欲をかきたてます。
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このあめ色玉ねぎに水、固形ブイヨンを加え、煮ていきます。
オニオングラタンスープ レシピ
▲ もやしを炒める時は強火で。
待つこと5分くらいかな……煮立ったら塩・胡椒で調味しますが、その間にやっていただきたいことがあります。
オニオングラタンスープ レシピ
▲ これでオニオンスープの完成。これだけでも充分美味しい。
それはオニオンスープに浮かべるパンを焼くこと。
オニオングラタンスープ レシピ
▲ バゲットがない? そんな時は食パンでも。全粒粉のパンはちょっと相性悪いかも。
バゲットを焼くだけでもよいのですが、今回はちょっとひと手間かけて、生ニンニクをすりつけ、ガーリックトーストにしました。
オニオングラタンスープ レシピ
▲ ガーリックトーストは焼いたバゲットに生ニンニクをスリスリするだけ。ここにバターを塗るだけでも美味です。
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オニオングラタンスープ レシピ
▲ チーズはお好みでたっぷりと。より本格的にやるならグリュイエールチーズがいいかも。
トーストが焼けたら、耐熱容器にスープを入れ、上からシュレッドチーズをパラリ。トースターでチーズが溶けて焼き色がつくまで焼いたら、熱々「オニオングラタンスープ」の出来上がりです!
オニオングラタンスープ レシピ
▲ 容器の高さによりますが、スープもトーストも調理済みなので、トースターでもオーブンでも。要は全体が温まり、チーズが溶ければOKです。
熱々の「オニグラ」をフハフハ……。合わせるならキリッと冷えた白ワインでしょうか。まもなく春を迎えますので、このつかの間の寒さを存分に味わっておきたいものですね。
オニオングラタンスープ 野本やすゆき
野本やすゆき

● 野本やすゆき (料理研究家)

東京・谷中で昭和初期から続く老舗寿司店「谷中 松寿司」に生まれ、現在、金・土・日曜のみ3代目として店を継承。“週末鮨屋”としても活動しつつ、わかりやすいレシピがTV、雑誌で人気の、いま注目の料理研究家のひとり。プロレス好き。
最近、YouTubeにて野本やすゆきチャンネルを開設。

寒い夜にフハフハしたい、あったかレシピ

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