あったか〜くて美味しい♡ 冬デートでモテるレストランはココ

寒さが身に染みる季節になりました。本格的な冬のデートでは、心身ともにホッコリと温まりたいですよね。そこで、LEON.JPでデート・コンシェルジュとして連載中のレストラン・ジャーナリスト渡辺ゆり子さんに、気になるあのコと一緒にぬくぬく♡と楽しめるレストランをセレクト。カラダの芯から温まるヘルシー鍋やスパイシーな中国料理で、冬デートをお楽しみくださいませ〜。

寒くなると恋しくなるのは、やっぱりお鍋！ でも、いまどきのお鍋っていろいろな種類があるし、人によって好みは千差万別ですよね。だからこそ、女性をお鍋デートに誘うなら、“変わり種”のほうが引きあり。そこで今回ご紹介するのは、「WE ARE THE FARM 恵比寿」の“ケール鍋”よ。

ユニークなうえ、美容やダイエットに敏感な女子にとっては、これほど響くお鍋はない! 「ケール鍋、食べに行かない？」と言えば、かなりの高い確率でイイ反応が返ってくるとお約束します。

そもそも青汁の材料として知られるほど栄養価が高いケールですが、街の八百屋さんやス―パーマーケットで簡単に手に入るわけではありません。それをお鍋でた〜っぷりと食べられちゃうわけ!

場所は恵比寿の五叉路交差点の近く。お洒落な雰囲気からは想像しにくいけれど、実はスタッフも畑で野菜作りに参加している超真面目なお店なのです。千葉の佐倉市にある1万8千坪（東京ドームは１万５千坪）の自社農場で作っているオーガニック野菜は、安心安全。畑からお店まではクルマで直送すること約１時間、まさに採りたての野菜をいただけるというわけです。

国民的人気メニューの“しゃぶしゃぶ”。特に冬は、熱々がカラダに染み渡りますよね。でも、みんなに馴染みのあるお料理だけに、お肉以外の“しゃぶしゃぶ”がサプライズになること必至!

そこで先日、見つけたコチラのお店「かきしゃぶ屋」をご紹介します。

店名そのままに、牡蠣をメインとしたメニュー構成が特徴のお店です。オーナーの岡田氏は、居酒屋で20年の経験を積み、「こんなにポピュラーな牡蠣をもっと浸透させたい！」という“牡蠣愛”を胸に、コチラをオープンしました。

牡蠣ってよく、欧米ではRが付く月（例：January,February 他）が旬と言われたりもするけれど、どっこい、日本では産地によって旬が異なり、一年じゅう食べられるのです。もちろんコチラのお店では、産地違いの色々な牡蠣を取り揃えていて、しゃぶしゃぶ以外にも、生牡蠣、牡蠣フライ、焼き牡蠣などさまざまな調理法で牡蠣を味わうことができるの。

まずはコチラ、ツルンと食べられる生牡蠣。産地違いの食べ比べ、牡蠣テイスティングです。同じ品種でも季節や年が違うと味わいが変わりますよ。まず写真手前の、三重県の有名な的矢牡蠣。今年は上品な甘さが際立っています。兵庫県の赤穂牡蠣は貝柱の食感まで味わって。いちばん奥の広島県産・倉橋島牡蠣はフレッシュな味わいです。

そして、本命メニューの牡蠣しゃぶしゃぶ。８秒間、しゃぶしゃぶしてみてください。写真のように、身がぷっくりとしてきます。牡蠣本来の香りが立ってきますよ! そのまま食べても、旨味がしっかりと味わえます。お好みでレモンを搾ってね。

我家のご近所、白金には美味しいお店がたくさんあります。特に北里研究所のある通り、通称“北里通り”には、最寄駅があるわけでもないのに、ツウ向きの小さなレストランが軒を連ねているの。そのひとつが中国料理店の「蓮香（レンシャン）」。北里研究所の入り口から道を挟んだほぼ反対側にあります。

小山内シェフの料理は、日本人に馴染みのある四川・広東・上海・北京料理ではなく、中国の地方料理がベースです。中国・少数民族料理のレストランとして人気だった「ナポレオン フィッシュ」の元料理長だったことでも、その実力はお墨付き。

自ら現地に赴き、まだ日本にあまり知られていない田舎料理、家庭料理をアレンジし、提供しているのです。野菜を中心にした品々は、女性にはうれしいメニューが多いの。

席に着くと、小山内シェフの勢いの良い鍋振り音が聞こえてきて、注文前から否応なく期待が高まります！

● 渡辺ゆり子の「東京ヨコシマレストラン」