シアリングファーコートか、高スペックなダウンブルゾンか。この冬、大人が選ぶべきはどっち!?

寒風が身に沁みる真冬は、見た目リッチにあったか〜く、そして洒落っ気たっぷりなアウターで他と差をつけたい。羽織ればまるでハリウッドスターなシアリングファーコートか、氷点下25℃の極寒でも過ごせるスーパースペックなアウターか。アナタが選ぶならどっち？

CREDIT :: 写真／渡辺修身　スタイリング／吉野誠　文／竹内虎之介（シティライツ）　編集／井原宏太、加藤寛太（ともにLEON）

“サンモリッツ”なダウンブルゾン（写真左） vs.“ハリウッド”なチェスター（右）

男性●ダウンジャケット25万3000円／マッカージュ（ジェイプラスインターナショナル）、パンツ4万4000円／ジェルマーノ（ビームス六本木ヒルズ）、サングラス5万1700円／アイヴァン（アイヴァン東京ギャラリー）　女性●ダウンコート21万7800円／マッカージュ（ジェイプラスインターナショナル）、ピアス41万4700円／ダミアーニ（ダミアーニ銀座タワー）

本格的な冬もすぐそこ。ですが、昨今の気候変動で極寒の日と暖かな日が入り混じることも予想されます。モテるオヤジたるもの、たとえ読めない天候であってもライバルには差をつけたい。で、今回ご紹介する究極のアウター二着なら、ラグジュアリーなウィンターライフをお約束できるってもの。羽織ればまるでハリウッドスターなシアリングファーコートか、スーパースーペック装備のダウンブルゾンか。アナタならどちらを選びますか!?

■ Style【A】都会の街を颯爽と駆け抜ける……

“ハリウッド”なチェスター

天候なんて誰にも読めない。ならば、寒さ対策ひとつで「大人」を演出せねば。気候の不確実さに備える姿勢こそ大人の嗜みというもの。その答えのひとつが、ひとたび羽織るだけで“存在感”を放つ「フェンディ」のシアリングファーコートです。

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誰もが二度見するそのオーラは、着る者をスターに変える力をもっていて。吹きすさぶ木枯らしも、舞う落ち葉も、銀幕の舞台装置に早変わり。そんな一着を纏えば極寒でも笑顔でニカッ。自然と余裕がにじみ出ます。そこから生まれる気前の良さが、あのコの笑顔も、経済も、パッと景気良く変えてくれるはず！

男性●コート244万8600円、シャツ24万6400円、パンツ17万3800円、靴21万7800円／すべてフェンディ（フェンディジャパン）　女性●コート136万4000円、ワンピース44万2200円、靴16万8300円／すべてフェンディ（フェンディジャパン）

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100周年を迎えた「フェンディ」のレガシーを宿すファー作品。光の当たり方によって多彩な色合いを浮かべるライトベージュのシアリングファーは、まさにラグジュアリーの極致。ちなみにライニングはカシミア製。見えないトコロまで一切ヌカリはありません。ローゴージのラペルは襟を立てた時の表情も絶品。とにかくゴージャス＆エレガントな逸品ゆえ、インナーとパンツは渋色で控えめに合わせるのが正解です。

■ Style【B】極寒の雪嵐すら凌ぐ……

“サンモリッツ”なダウンブルゾン

毛皮のコートをリムジンにたとえるなら、コチラはさながら時速300kmまで加速できるスポーツカー。寒風をシャットアウトするシェルにたっぷりとダウンを充填し、ムートンのビブも配することで、氷点下25℃まで対応するスーパースペックを実現。都会でそのポテンシャルを最大値まで発揮する機会はまず訪れないでしょう。が、だからこそロマンを感じるのが男ゴコロってもの。

一方で、冬リゾートにはおあつらえむきの使い勝手。ニセコでも白馬でも、なんならスイスのサンモリッツでもぬくぬくで過ごせます。彼女と過ごす甘〜い休暇にオススメ。

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防風・撥水性を備えたシェルは、一部をツイードに切り替えてクラシックなアクセントを加味。フロントには着脱可能なムートンのビブを備え、幅広い気候に対応できます。立体的なフードも特徴的で、防寒性アップに加えて着姿の美しさにも貢献。抜群の防寒性にして着膨れ感ナシ。ダブルジップゆえ、Aライン風に着ることも可能です。

2025年12月号より
※掲載商品はすべて税込み価格です