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2026.04.15

注目のメルセデス・ベンツ140周年! 話題の新型車をチェック!

1886年カール・ベンツが、世界で最初のエンジン車の特許を取得してから今年で140年。ドイツ本社近くのメルセデス・ベンツ博物館で、その140周年を祝うイベントが行われました。それに合わせてSクラスのマイナーチェンジ版が発表され、話題を呼びました。というわけで、あらためて最近続々と登場しているメルセデスの新型車を振り返ります!

BY :

文/小川フミオ(自動車ジャーナリスト)
CREDIT :

編集/高橋 大(atelier vie)

世界で最初のエンジン車の特許から今年で140年!

メルセデス・ベンツ140周年! 注目の新型車をチェック!

世界中のオヤジさんに愛されて、メルセデス・ベンツが140周年を迎えました。おめでとうございます。


ドイツ本社近くのメルセデス・ベンツ博物館で記念イベントがあり、世界中からゲストが呼ばれました。


エポックメーキングな、歴史的なメルセデス車が続々と登場。お年寄りにはなつかしく、若めのひとには新鮮なプレゼンテーションだったようです。


この時、同じタイミングでSクラスのマイナーチェンジ版が発表され、話題を呼びました。


140年前の1886年に、カール・ベンツさんが、世界で最初のエンジン車の特許を取ったのですね。ここが現代の自動車の出発点といわれています。

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カール・ベンツが発明した世界初のエンジン車「パテントモートルワーゲン」。

▲ カール・ベンツが発明した世界初のエンジン車「パテントモートルワーゲン」。

今回のSクラスのマイナーチェンジは「もっとも包括的なアップデイト」と、メルセデス・ベンツは胸を張って(想像)うたいあげています。包括的っていうのは、あらゆる部分に手を入れたマイナーチェンジという意味ですね。


「50パーセント部品を再設計あるいは改良しました」とはメルセデス・ベンツのプレスリリース内の文言であります。私もドイツで、この新型Sクラスに乗せてもらいました。乗せてもらった、というのは、私に用意されていたのが、ロングホイールベース版の後席だったのです。


「日本では、自分で運転するひとが多いSクラスですが、多くの国では、ロングホイールベース版の方が売れています」


私のSクラスの運転を担当してくれたメルセデスの開発者が、私のために後席を用意した理由を説明してくれました。

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ロングホイールベース版ではこのようなぜいたく仕様も選択可能。

▲ ロングホイールベース版ではこのようなぜいたく仕様も選択可能。

うーん、よい乗り心地です。コントローラーでバックレストが倒れていき、同時に脚を載せるオットマンが出てきます。ドライバーがつまらないかというと、そんなことはなさそうです。オペレーティングシステムを動かすスーパーコンピューターは今回から水冷式となって効率がうんと向上。


最新の「MBUX」は、ChatGPT4.0、Microsoft Bing 、それにGoogle Geminiをひとつのシステムで動かせます。「ヘイ、メルセデス」の呼びかけでコマンドが入れられるシステムは、前後すべての席の乗員が行えるようになっています。

MBUXスーパースクリーンも用意される。

▲ MBUXスーパースクリーンも用意される。

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バーチャルアシスタントもモニター内に潜んでいて、ゼロレイヤー(トップ画面)に登場して、呼びかけに対応してくれます。このあたり、まっさきに音声入力システムを採用しただけあります。


パワートレインは多様です。3ℓ直列6気筒のガソリンとディーゼル、4ℓV8ガソリン、それに6気筒のプラグインハイブリッドです。駆動方式は、後輪駆動とフルタイム4WDが選べます。車体は、触れたとおり、ロングホイールベース(3216mm)と標準ホイールベース(3106mm)の2種類。

Sクラスはリアクォーターウインドウをもたないスタイルにこだわる 。

▲ Sクラスはリアクォーターウインドウをもたないスタイルにこだわる。

サスペンションは標準で電子制御の「エアマチック」を装備。オプションで、より快適志向の「Eアクティブ・ボディコントロール」も選べます。このオプションには、専用の後輪操舵システムも含まれているのですよ。通常4.5度までの操舵角が、10度まで角度がつくようになります。


車体の小回りが効き、高速道路などでの動きもより敏速になるはずです。 日本への導入は未定と、メルセデス・ベンツ日本(MBJ)広報部。楽しみに待ちましょう。ちなみに、この間、日本市場にはいろいろなメルセデス・ベンツ車が導入されています。

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マイバッハからGLシリーズまで続々新型車が登場

メルセデス・マイバッハSクラスは後席重視のためリアクォーターウインドウが設けられている。

▲ メルセデス・マイバッハSクラスは後席重視のためリアクォーターウインドウが設けられている。

26年3月には、メルセデス・マイバッハSクラスが登場しました。やはりこのモデルの歴史上もっとも徹底した改良、とうたわれています。


トップグレード「S680」はマイルドハイブリッド化された12気筒搭載。450kWのエンジン出力に17kWのモーター出力を誇ります。その下にやはりマイルドハイブリッドV8の「S580」です。


「S580e」は6気筒エンジンを使ったマイルドハイブリッド。約100kmはバッテリー走行ができ、同時に、すぐれたレスポンスで、パワフルかつスムーズなドライブを可能にするそうですよ。

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グリルの存在感が大きくなった新型GLE。

▲ グリルの存在感が大きくなった新型GLE。

やはり3月に、「GLE」が新しくなりました。メルセデス・ベンツGLEモデルとメルセデスAMGのスポーティなGLEモデルの2本立てです。フロントマスクが変わり、MBUXが新世代になり、電子制御サスペンションシステムはクラウドと連動して制御されるようになりました。


トップモデルは395kWにパワーアップしたV8搭載の「GLE5804MATIC 」。その下に直列6気筒「GLE 450 4MATIC」、6気筒にプラグインハイブリッドを組み合わせた「GLE 450e 4MATIC」、そして2台のディーゼルエンジンモデルです。

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メルセデスAMGのGLE 53ハイブリッド4MATIC+。

▲ メルセデスAMGのGLE 53ハイブリッド4MATIC+。

同時にメルセデスAMGから、高性能モデルが登場です。「GLE 53 4MATIC+」と「GLE 53ハイブリッド4MATIC+ 」。前者は6気筒エンジンを330kWまでパワーアップした仕様。ハイブリッドは、330kWのエンジンに加えてモーターが135kWのパワーを加えます。


「GLEクーペ」も登場。「140年間メルセデス・ベンツは顧客のニーズに応えるように斬新なコンセプトを次々に生み出してきました」とは、同社のプレスリリース内の文言です。


精悍なフロントマスクです。直列6気筒の「GLE 450 4MATIC」、6気筒プラグインハイブリッドの「GLE 450e 4MATIC」、そして2台のディーゼルエンジンモデルで構成。メルセデスAMGモデルも用意されます。

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リアウィンドウの傾斜角をうんとゆるやかにしてスタイリッシュなGLEクーペ。

▲ リアウィンドウの傾斜角をうんとゆるやかにしてスタイリッシュなGLEクーペ。

4月には「SUVのSクラス」をうたう「GLS」も新型になりました。トップモデルは「GLS580 4MATIC」。395kWのV8エンジンは「よりパワフルで、よりスロットルレスポンスがよくなり、より効率が向上」したのが特長とされています。


カメラやセンサーと連動した電子制御技術を使ってスムーズな乗り心地を実現するサスペンションシステム「Eアクティブボディコントロール」は「いまのSUVにおけるもっとも進んだテクノロジー」といいます。

広いスペースを活かして、後席の快適性はやはりSクラスなみ。気合いの入ったモデルなのです。

威風堂々のスタイルと大きなキャビンがセリングポイントのGLS。

▲ 威風堂々のスタイルと大きなキャビンがセリングポイントのGLS。

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小川フミオ(自動車ジャーナリスト)
クルマ雑誌、グルメ雑誌の編集長を経て、フリーランスのライフスタイルジャーナリストとして活躍中。新車の試乗記などクルマ関連を中心に、グルメ、ファッション(ときどき)、他分野のプロダクト、人物インタビューなどさまざまなジャンルの記事を、専門誌、一般誌、そしてウェブに寄稿中。

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