• TOP
  • CARS
  • 【試乗リポート】新型メルセデスCLAクーペハイブリッドを雪の欧州でテストした!

2026.01.14

【試乗リポート】新型メルセデスCLAクーペハイブリッドを雪の欧州でテストした!

セミフォーマルな装いのごとく乗りたい4ドアクーペの注目車、メルセデスCLAクーペの新型が登場。そのハイブリッドバージョンにオーストリアの山岳地帯で試乗。ジャーナリスト小川フミオがリポートします。

BY :

文/小川フミオ(自動車ジャーナリスト)
CREDIT :

編集/高橋 大(Web LEON)

チェスターフィールドかの如くセミフォーマルな雰囲気が魅力

4MATICの性能ぶりが体感できた積雪のドライブコース。

▲ 4MATICの性能ぶりが体感できた積雪のドライブコース。

クルマの魅力って、機能だけじゃない。そう思っている、クルマ好きのオヤジさん、少なくないはずでは。


例えば、セダン。コートにたとえると、SUVがMA-1だとすると、セダンはチェスターフィールドでしょうか。オーソドックスゆえのよさが、オシャレ心に響きます。


防寒もさることながら、オシャレのためにコートを着たい、なんてオヤジさんなら、チェスターフィールドの変形にあたるといいましょうか。セダンのアレンジ、4ドアクーペなんてどうでしょう。


お勧めできるなあと思ったのが、2025年に発売されたばかりの、新型メルセデス・ベンツ「CLAクーペ」であります。EVに続いて、11月にはハイブリッドが登場。これが注目株なんです。

PAGE 2
ハイブリッドのエンジンは1.5リッターのみで「200」と「220」は出力違い。

▲ ハイブリッドのエンジンは1.5リッターのみで「200」と「220」は出力違い。

よく走ってくれます。私は、出たばかりの「CLA200 4MATIC」と「CLA220 4MATIC」をかわるがわる乗って、オーストリアの山岳地帯を走りました。いいクルマだなと感心した次第です。


いまはドイツのプレミアムブランドを中心に、けっこう人気のカテゴリーの4ドアクーペ。


ルーフの前後長をすこし短めにして、キャビンを小さく見せ、それでいて、ドアは4枚。スタイリッシュなクーペと、便利なセダンのいいところどりのスタイルです。


先鞭をつけたのは、メルセデス。2004年に、Eクラスのシャシーを使って、小さめのキャビンを乗せた「CLS」の初代を発表しました。


私がおぼえているのは、当時、Sクラスのモデルチェンジが遅れていて、待ちきれないひとたちが、CLSに飛びついていたこと。


もちろん、それだけが、CLS人気の理由ではありません。


多くのひとが、ふだんはフロントシートしか使っていないのは事実のようです。そういうときは、クーペがカッコよいではないですか。

PAGE 3
後席をあえて小さく見せるのが4ドアクーペの流儀。

▲ 後席をあえて小さく見せるのが4ドアクーペの流儀。

とはいっても、荷物の出し入れなどのために後席スペースとそのためのドアがあると便利、と思っていたところに、CLSの登場です。ヒットしますわな。


CLSの伝統を受け継ぐのが、ちょっとだけ小ぶりなサイズのCLAです。小ぶりといっても、最新世代では全長が4.7mあります。Cクラスとほぼ同等。


CLAならではの特徴は、もちろん、あります。前輪駆動ベースなので、2790mmものロングホイールベースと相まって、室内空間には余裕がたっぷりです。


先に「CLA with EQ Technology」なるバッテリー駆動EV版が登場していて、今回、私が乗ったのは、ハイブリッド版。パワーユニットをぎゅっとコンパクトに設計しているのも、特徴です。


エンジンは新開発の1.5ℓ4気筒。モーターをエンジンとトランスミッションのあいだに組み込んだのが新しい点。

PAGE 4
オプションのグリル内ではLEDのスリーポインテッドスターがキラキラ輝く。

▲ オプションのグリル内ではLEDのスリーポインテッドスターがキラキラ輝く。

メリットは、ごく低速や、高速でアクセルペダルをあまり踏まない状況でエンジンが切り離されて、燃費をかせいでくれるところ。


加速時はトルクを上乗せしてます。メルセデス・ベンツの全輪駆動技術である4MATICとの相性もよく、積雪のワインディングロードを軽快に駈けぬけることができました。


冬の欧州では多くの国でスタッドレスタイヤ装着が義務づけられていることもあり、ひやっとする経験は皆無。


加速もよく、カーブでは駆動力を保持していれば、外にふくらむこともなく、狙ったとおりのラインをとれます。走りがたのしいし、安心感もしっかりあるのです。

PAGE 5
オーストリアとイタリア国境の峠道は夏は絶景だそう(冬季は真っ白)。

▲ オーストリアとイタリア国境の峠道は夏は絶景だそう(冬季は真っ白)。

120kWの「200 4MATIC」で山道ののぼりにおいてアンダーパワーと感じたことがありませんでした。140kWにパワーアップした「220 4MATIC」は、加速性にもすぐれ、より積極的にドライブがたのしめるモデルです。


最近欧州委員会では、2035年までにエンジン搭載の新車の販売を禁止するといっていた方針撤回の表明をしました。


CLAは、BEV(バッテリー駆動EV)と、充電インフラが整っていない地域ではありがたがられるハイブリッドの2本立て。欧州委員会の動きを読み切っていたような製品戦略です。


先代に対してノーズの造型が変わり、ひと目で最新型とわかります。特に左右のヘッドランプを、シグネチャーランプでひとつにつないだ灯火デザインが新しいCLAのシンボルです。

PAGE 6
室内の仕上げはオプションでいろいろ選べて写真のように「スーパースクリーン」の選択も可能。

▲ 室内の仕上げはオプションでいろいろ選べて写真のように「スーパースクリーン」の選択も可能。

室内は広くて、前後席ともに、レッグルームもヘッドルームも余裕があります。


メルセデス・ベンツの設計者は「スペース確保のため(エンジンを入れるのに)本当に苦労しました」と言っていました。その成果がちゃんと出ていますね。


ダッシュボードがほぼ一面ガラス張りになる「スーパースクリーン」をオプションで装着できるのが、最新のメルセデス・ベンツ車です。


助手的にあのコを乗せたら、専用のモニターが設けられているので、YouTubeなどでおもてなしも可能。


もちろん一番のたのしみは、ふたりの会話だと思いますが、私はオーストリアのアウトバーンで、日本の映像コンテンツを観ました。ドライブの時間が楽しくなること請け合います。


日本での価格や導入時期は未確定とのことですが、26年には入ってくるのではないでしょうか。オシャレな4ドアクーペで、燃費もよさそうだし、さまざまなデジタル技術で快適。楽しみに待ちましょう。

PAGE 7

■ Mercedes-Benz CLA 220 4MATIC

全長×全幅×全高/4723×1855×1468mm

ホイールベース/2790mm

1499cc 直列4気筒ハイブリッド 全輪駆動

最高出力/140kW

最大トルク/300Nm

0-100km/h加速/7.1秒

価格/未定


■ メルセデス・ベンツ日本

HP/https://www.mercedes-benz.co.jp

小川フミオ(自動車ジャーナリスト)
クルマ雑誌、グルメ雑誌の編集長を経て、フリーランスのライフスタイルジャーナリストとして活躍中。新車の試乗記などクルマ関連を中心に、グルメ、ファッション(ときどき)、他分野のプロダクト、人物インタビューなどさまざまなジャンルの記事を、専門誌、一般誌、そしてウェブに寄稿中。

こちらの記事もオススメです

PAGE 8

登録無料! 買えるLEONの最新ニュースとイベント情報がメールで届く! 公式メルマガ

登録無料! 買えるLEONの最新ニュースとイベント情報がメールで届く! 公式メルマガ

この記事が気に入ったら「いいね!」しよう

Web LEONの最新ニュースをお届けします。

SPECIAL

    おすすめの記事

      SERIES:連載

      READ MORE

      買えるLEON

        【試乗リポート】新型メルセデスCLAクーペハイブリッドを雪の欧州でテストした! | 自動車 | LEON レオン オフィシャルWebサイト