2026.01.07
著名人が多数参加! 超話題のピレリカレンダー2026
アートブックのような仕立てで世界中から注目されるピレリカレンダー。1964年から続くその2026年版をダイジェストで紹介!
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写真/Pirelli 編集/高橋 大(Web LEON)
2026年のピレリ・カレンダーも話題必至

▲ 「フィクサー」でアカデミー助演女優賞を受賞したこともある英国のティルダ・スウィントン 。
オヤジさん、占いをモテの手段にしていらっしゃいますか? 相性を占ってあげる、なんて言いながら、星座どうしの相性とかを話題にするのは、西洋でもよくやってます。
これも参考になるのでは、と思うのが、ノルウェイ出身の高名なファッション写真家ソルベ・スンズボー氏による「ピレリ・カレンダー」。
さきごろ発表された2026年版で、スンズボー氏は名だたるスーパーモデルや女優をモデルに起用。星座とともに話題になる「エレメンツ」を各人に割り振って作品を作っているんです。

▲ 「どこにカメラがあるのかもよく分からず撮影はスリリングでした」と語るエバ・ヘルジゴバー。
ピレリ・カレンダーは、その名にあるとおり、F1やフェラーリ、ランボルギーニなどへのタイヤ供給で知られるイタリアのピレリ社が発行。その内容はアートブックなみの質と言われています。
毎回、起用される写真家、モデル、それにテーマが変わります。
「ありがたいことに、ピレリ・カレンダーの仕事をしたいと言ってくれる写真家は大勢います。そのひとたちの競争心が、作品へのエネルギッシュな取り組みにつながっているんですね」
制作側を代表して、そう語るのは、ピレリ社のマルコ・トロンケッティ・プロベラCEO。チェコ・プラハの「フォーシーズンズホテル」におけるメディアむけ発表会でのことであります。
「企業としてこのテーマはとても重要。これをアーティスティックに表現してくれる写真家を選んだ結果がスンズボー氏で、あとは氏にコンセプトを委ねました」
スンズボー氏は、欧米の名だたるファッション誌をはじめ、映像の世界でも高い評価を得ています。

▲ GUESS、ビクトリアズ・シークレット、ラコステなどのモデルも務めてきたロシア出身のイリナ・シェイク。
たとえば、ちょっと前の作品ですが、「ザ・ニューヨーク・タイムズ」の依頼で制作したモノクロの動画「14 Actors Acting」(2010年)は、エミー賞を受賞。
ジェニファー・ローレンツ、クロエ・モレッツ、ナタリー・ポートマン、バンサン・カッセル、マット・デイモンら、14人の俳優を主人公にした連作であります。
「(カレンダーの)依頼があったとき、考えたのは、エレメンツというコンセプトに掘り下げてみようということでした」
スンズボー氏は、さきのトロンケッティ・プロベラCEOと同じタイミングの発表会に登場し、インタビューに応えてくれました。
「私はロマンティックな考えが好きなんです。人間と自然のつながりっていうテーマでも、どこかミステリアスで、想像力をかきたてたり、情熱を感じさせるといった要素も入れ込みたいと考えました」
世界を構成する4要素(エレメンツ)をテーマに制作

▲ チェコ出身のヘルジゴバーは「水のそばで育ったのでこのイメージ気に入ったわ」とのこと。
そこで、11人のモデルに割り振ったのは「エレメンツ」。これって、オヤジさんのなかにはよくご存知の方もいらっしゃるでしょうが、風と火と水と土のこと。世界を構成する4大要素を意味しています。
以前「ザ・フィフス・エレメンツ」(1997年)なるリュック・ベッソン監督のSF映画がありました。あれって、宇宙を滅亡から救うのに5つめの要素が必要だったという主題でした。
エレメンツは西洋では、占星術を関連づけて使われることがあります。
「きみが獅子座なら、エレメントは火だね。情熱的で行動的なひとなんだね。僕は射手座でやっぱり火だから相性ばつぐんだよ」なんて。

▲ ドラマシリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」などで知られる英国のグウェンドリン・クリスティ 。
ピレリ・カレンダー2026で、スンズボー氏は、モデルたちにエレメンツを割り振りました。例をあげると下記のとおり。
エバ・ヘルジゴバー(チェコ出身のスーパーモデル):水
FKAツイッグス(英国のシンガー・ソングライター):土
イリナ・シェイク(ロシア出身のスーパーモデル):風
ビーナス・ウイリアムズ(テニスプレイヤー):火
加えて下記のひとたちがモデルを務めています。
ティルダ・スウィントン(俳優)
グウェンドリン・クリスティ(俳優)
イザベラ・ロッセリーニ(俳優)
スージー・ケイブ(ファッションデザイナー/モデル)
ルイザ・ラニエリ(俳優)
杜鵑(ドゥ・ジュアン、モデル/俳優)
アドリア・アルホナ(俳優)
デジタル技術を駆使して作品を仕上げるのを得意とするスンズボー氏。それだけに、仕上がりはおみごと。そのぶん、現場はたいへんだったようです。

ヘルジゴバーが明かしてくれた裏話は、「水中の撮影になって、ヘアセットも出来ないし、ポーズもとれない。そもそもカメラがどこにあるかわからなかったんです(笑)」などというものでした。
「でも、きみは水のエレメントね、って最初に言われたときは、そうか、って。たしかに私は生家の近くに湖があって、子どものときはそこに行くのが大好きだったし、わかってるなあって」
自然との結びつきって、ほんと神秘的ではありませんか。オヤジさん、スンズボー氏がみごとな成果(カレンダー)を生むことになったコミュニケーション術、ぜひご参考に。
あいにくこのカレンダー、今回も市販の予定はないそうです。次回はぜひ、とピレリには申し入れておき、楽しみに待とうではありませんか。

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