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2021.05.22

第6回

時計好きなら知ってるよね? クロノグラフの「カム式」「コラムホイール式」って?

クロノグラフのスペックで「カム式」「コラムホイール式」という表記を目にすること、ありますよね。これ、説明できたら立派な時計通ですよ。

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文/高井智世

たまに見かける「カム式」「コラムホイール式」って何のこと?

▲ 「プレミエ B09 クロノグラフ 40」手巻き、SSケース(40mm)、アリゲータストラップ。100m防水。94万6000円/ブライトリング(ブライトリング・ジャパン)
クロノグラフの魅力といえば、操作できること。第4回では、目盛りやボタンにも種類があることをお伝えしましたが、今回は一歩踏み込んで、クロノグラフの仕組みについてご紹介いたします。

クロノグラフは、「カム式」「コラムホイール式」に大別できます。スペックに書かれているのを見かけたことがある、という方もいるでしょう。どちらもクロノグラフの制御方式を指す言葉で、スタート/ストップ/リセットの一連の流れを司るそれぞれの作動部品の違いによって呼び分けられています。
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「コラムホイール式」は自社製ムーブメントに多い

▲ 「ブライトリング」の自社製手巻きクロノグラフCal.B09。丸で囲まれた部分がコラムホイール。
まず、どちらの方式にも共通しているのは、秒針を動かす4番車にクラッチをつなげることで動力を得るということ。まずプッシュボタンを押すとスタート、すなわち動力を得てクロノグラフ針が動き出し、再度押すことで切り離されてストップします。

コラムホイール式のコラムは“柱”、ホイールは“車輪”を意味します。古典的なクロノグラフの円柱形の作動部品で、一方向に回転し続けます。精密な制御がメリットですが、複雑な形状を切削して作るための製造コストが製品の値段に反映されます。

特に、現在よりも切削技術が発達していなかった90年代以前は、かかるコストも大きなものでした。コラムホイール式=高級クロノグラフと言われるのはこのためです。自社製ムーブメントに多く採用されています。
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コストの低い「カム式」も進化を遂げている

▲ 「オメガ」のスピードマスターに搭載されるCal.3861。丸で囲まれた部分がカム。
コラムホイール式の“柱”の代わりにシンプルなプレートを採用し、ギミックを簡略化して耐久性とコストを両立させたのがカム式。部品が左右に振れることでクラッチをつなげたり切り離したりします。量産に向き、壊れても相対的に修理費が安いというメリットもあります。

60年代以前のカム式にはブレーキ機能がなく、クロノグラフをストップした際に衝撃がかかると針が動いてしまうという不具合がありましたが、1968年に発表された「オメガ」のCal.861により解消されました。そのため現在では、機能においてはあまり優劣はないと言えます。

また、「カム式はボタンが固い」と言われることがありますが、これは制御方式によるものではなく部品を抑えるバネの強さによるもの。弱いバネを用いて軽い押し心地にするという手もありますが、誤作動を起こす可能性が高まってしまいます。そのため、誤作動防止のためにあえて硬いバネを採用するブランドもあります。

感触の好みは人それぞれですから、購入前に実際に触って固さの確認をすることをオススメします。
※掲載商品はすべて税込み価格です

■ お問い合わせ

ブライトリング・ジャパン 0120-105-707

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