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2026.03.30

MOLTS プロデューサー:金 大錫

本物の価値を求めて出会ったG-SHOCK、オーデマ ピゲ、パテック フィリップ

時計はオトナの必需品であり、自身の足跡を雄弁に物語る記念品でもあります。ラグジュアリーを鍵とするコミュニティサイト「MOLTS(モルツ)」を手掛けるプロデューサーの愛用品は、極上ワインにも通ずる深い味わいを備えていました。

BY :

文/長谷川 剛
CREDIT :

写真/高橋敬大(Table Rock) 編集/長谷川 剛

コンテンツ、コミュニティ、コマースといった“3C”を軸に展開する新時代の会員制メディア「MOLTS(モルツ)」。金 大錫(キム・デソク)さんは、MOLTSをプロジェクトから立ち上げ、運営も統括する総合的なプロデューサーです。


“モースト ラグジュアリー シングス(MOst Luxury ThingS)” から命名された同メディアは、ラグジュアリーアイテムの愛好者による“良きモノ語り”が核心となるコンテンツ。


そこから生まれる絞り込まれたコミュニティに加え、関連する希少アイテムへのアクセスが手軽に叶うことから、お洒落業界人や富裕なコレクターを中心に、昨今密かに話題となっています。

MOLTSのプロデューサーを務めるキムさん。本格式機械時計に加え、ブルゴーニュワインのコレクターでもあり、自宅には大型セラーを備えるほどのワインラバーです。

▲ MOLTSのプロデューサーを務めるキムさん。本格式機械時計に加え、ブルゴーニュワインのコレクターでもあり、自宅には大型セラーを備えるほどのワインラバーです。

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「僕らが生活するこの世界には、本当に優れたアイテムが数多く存在します。ただしその本質は、真に愛用した人にのみ強く伝わるものです。そういった特別な味わいや素晴らしさをもっと世に広めたいと考え、MOLTSというメディアを構想しました」


MOLTSのコンセプトに共鳴し、発足一年にして、すでに各界の著名人や目利きがこぞって参加。本格時計をはじめ、高額なジュエリーやワイン、ブランドアイテムを愛好する厳選されたコミュニティが作り上げられています。何を隠そうキムさんも本物を熱心に追求する情熱の人。希少な高級ワインや本格時計を複数愛用する生粋の“モルティスト”です。

時間を掛けて味わえる、奥行きあるモノこそ至高

今回特別に、キムさん所有のブルゴーニュワインを見せていただきました。右から「ミュジニー」「ラ・ロマネ グランクリュ」「ボンヌ マール グランクリュ」。このなかには3ケタ万円の名品もあり、キムさんの入れ込み具合がうかがえます。

▲ 今回は特別に、キムさん所有のブルゴーニュワインを見せていただきました。右から「ミュジニー」「ラ・ロマネ グランクリュ」「ボンヌ マール グランクリュ」。このなかには3ケタ万円の名品もあり、キムさんの入れ込み具合がうかがえます。

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「ワインという飲み物は、その本質を理解するのに、ある程度の知識や経験を要します。良い畑・良いビンテージ・良い作り手によるワインは適切な熟成を経ることで、至高の液体となります。また、ワインは自然の産物ゆえ、望めば必ず手に入るものでもありません。自分の好みを知るための経験に加え、出会いの奇跡も相まって初めて味わうことが叶います。


本格時計も似たようなところがあるアイテム。自分の一本として何がマッチするのかをリサーチする必要があることに加え、スペックだけでは本質を十分に理解することはできません。探して出会う喜び、そして実際に手に取って使うことで、本物だけが持つ価値に気付けるのです。ただしワインと異なり、味わってもなくならない分、時計の方がお得かもしれません(笑)」

軍隊時代からの絆を持つ超・実用時計

バイクやゴルフの時は必ず身に付けるというカシオのGショック。デジタル表示の数字も太く見やすいところがお気に入り。

▲ バイクやゴルフの時は必ず身に付けるというカシオのG-SHOCK。デジタル表示の数字も太く見やすいところがお気に入り。

アドベンチャー系のバイクを駆って出掛けるハードなツーリングもキムさんの趣味のひとつ。このバイクはBMWのR1200GS。その他、ロード系モデルも所有します。

▲ アドベンチャー系のバイクを駆って出掛けるハードなツーリングもキムさんの趣味のひとつ。このバイクはBMWのR1200GS。その他、ロード系モデルも所有します。

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そんなキムさんの愛用時計トップ3における一番目は、なんとカシオのG-SHOCK 。その絆はかなり深いものでした。


「自分の祖国である韓国では、兵役の義務があります。僕も20代の二年と二ヶ月間、入隊して兵役を務めました。その時使っていたのがいわゆるチープカシオ。シンプルなデジタルウォッチでしたが、入隊している間、壊れることなく時刻を知らせてくれました。軍隊は規律が厳しく、時間厳守は基本事項。そのカシオがあったから、軍隊生活をスムーズに送ることができたのです。


同じモデルではありませんが、後にバイクでブルゴーニュを巡る旅に出掛けた時にも、相棒として僕が選んだ時計はカシオのG-SHOCKでした」

アドベンチャー系のバイクを駆って出掛けるハードなツーリングもキムさんの趣味のひとつ。このバイクはBMWのR1200GS。その他、ロード系モデルも所有。カシオのGショックはGBD-200シリーズを数年愛用。

▲ 現在、アクティブライフにおいて愛用するG-SHOCKの「GBD-200-1JF」。初代から受け継がれるスクエアフォルムに加え、加速度センサーや距離計測機能、スマートフォン連携機能等、ランニングなどのトレーニングに役立つ機能が特徴です。

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「韓国から出発し、シベリアやモンゴルを経てフランスまで走破するバイク旅は非常に過酷です。しかしG-SHOCKは一度も壊れることなく、僕の旅をしっかり支援してくれました。だから、今もバイクでツーリングに出掛ける際は、必ずG-SHOCKを付けていきます。


このモデルは電波時計で、スマートフォンと連携すれば多機能時計としても使用可能。G-SHOCKこそは実用時計の最高峰だと思っています」

使うたびにその多彩な輝きに魅せられて

キムさん好みのポイントとして、時計はブラック文字盤であることがひとつのお約束。引き締まって見えることと視認性の良さで選んでいると言います。

▲ 時計はブラック文字盤がひとつのお約束だと語るキムさん。引き締まって見えることと、視認性の良さが選びのポイントとのこと。

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二番目にご紹介いただいた愛用時計はオーデマ ピゲのロイヤル オーク。高級な本格時計に目覚めた初めの一本であり、ワインの趣味に近い感覚で選んだものと言います。


「価値あるアイテムはじっくり向きあうことでその良さが体感できます。逆に言えば、じっくり時間を掛けて楽しむに足る奥行きを持つモノこそ、僕にとっては本物。自分の趣味として先行したのはワインですが、時計もそういった視点で選んでいます。MOLTSにおいて、本格時計はひとつの柱となるコア・アイテム。そこで世界的に最高だと認められているモデルをまずは試そうと考え、ロイヤル オークを手にしました。

オーデマ ピゲのロイヤルオーク オートマティックはシンプルな三針モデル(15500ST)。堂々の41㎜ステンレススチールケースには、熟成の自社製ムーブメントであるcal.4302が搭載されています。

▲ オーデマ ピゲの「ロイヤル オーク オートマティック」(15500ST)は、シンプルな三針モデル。堂々の41mmステンレススチールケースには、熟成の自社製ムーブメント、Cal.4302が搭載されています。

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「本来、僕はあえてマイナーアイテムを選んでしまう天の邪鬼な人間です(笑)。しかしワインに触れ合うことで、メジャー銘柄の底知れないパワーを知りました。ですので時計もまずは、王道から行ってみることに。実際にロイヤル オークは、使うたびに魅力を感じさせる一本です。


特に磨きや仕上げが素晴らしく、ベゼルも多角形ゆえ、時計とは思えないほどキラキラして見えます。実用的なステンレススティール製ですが、アクセサリーのごとき輝きを放つのが大きな特徴。


タペストリー文字盤も熟練職人の技から生まれる工芸品と聞きました。そういった数々のエピソードを知ることで、さらに所有欲が満たされるところも本格時計ならではです」

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カジュアルさの中に潜む確たる高級感に心酔

こちらもキムさん好みと言えるシンプルな三針式かつブラック文字盤モデル。一見カジュアルにも見える一本ですが、しっかり雲上ブランドの逸品ウォッチなのです。

▲ こちらもキムさん好みと言えるシンプルな三針式、かつブラック文字盤のモデル。一見カジュアルに見える一本ですが、しっかり雲上ブランドの品格を備えています。

そして、キムさんの愛用時計におけるラストを飾るのは、パテックフィリップのカラトラバ。とはいえ、“クンロク”のようなクラシックタイプではなく、モダンな5226。これにはキムさん独自の選択眼があります。


「本格時計を極めれば、やはり行き着いてしまうのがパテック フィリップ。僕もどうせならと考え、当初はノーチラスを希望しました。しかしよくよく自分のスタイルを考えると、もっとカジュアルなモデルが良いかと思い直し、この5226を選択。というのも自分の日々の装いは、そこまでキメキメではありません(笑)。寛いだジャケットを軸とした気軽な服装がメインです」

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リラックスしたジャケットスタイルを好むキムさんには、「カラトラバ」の5226が良く似合います。ちなみに5226は、2022年のウォッチズ&ワンダーズにて登場し、話題をさらった新時代の「カラトラバ」。ムーブメントはパワーリザーブ約45時間を保持するCal.26-330SCを搭載。

▲ リラックスしたジャケットスタイルを好むキムさんには、「カラトラバ」の5226が良く似合います。ちなみに5226は、2022年のウォッチズ&ワンダーズにて登場し、話題をさらった新時代の「カラトラバ」。ムーブメントはパワーリザーブ約45時間を保持するCal.26-330SCを搭載。

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「なので最終的に、アラビア数字のインデックスにシリンジ型ハンドなど、ヴィンテージライクなモデルの方がマッチすると考えました。そのほか、古いカメラのグリップを思わせる荒らした仕上げのブラックダイヤルも自分好み。


とても気に入ったので、別売りのバックルをさらに後付けして楽しんでいます。一見カジュアルながら、よく見たらしっかり高級な仕上げというところが、実に良いと思っています」

パテック フィリップでは純正オプションパーツとして、カラトラバ十字をデザインしたDバックルを用意しています。「より完璧なカラトラバスタイルを希望し付け替えました」とキムさん。

▲ パテック フィリップでは純正オプションとして、カラトラバ十字をデザインしたDバックルを用意しています。「より完璧なカラトラバスタイルを希望し付け替えました」。

愛用し続けることで感じ取れる高級時計ならではの奥深い味わい。シンプルな三針時計だからこそじっくり楽しむことができると語るキムさん。派手ではないけれど、本物のみが持つ作り込まれた“贅”を、MOLTSというメディアを通して、これからも一層広く伝えていきたいと考えているのです。

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金 大錫(きむ・でそく)/ラインネクスト スタート株式会社 事業部長

● 金 大錫(キム・デソク)/MOLTS プロデューサー

韓国出身。2007年にNHNジャパンに入社。メッセンジャーアプリ「LINE」の立ち上げに携わる。2020年よりスタートした「LINE PLACE」に関わることでワインに目覚める。その後ラインネクストスタート株式会社の事業部長に就任。2025年にローンチした「MOLTS」のプロデューサーとして現在に至る。趣味はワインとバイク。

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