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2023.05.07

「ロイヤル オーク」「ノーチラス」「オーヴァーシーズ」ラグスポの名作3モデルの誕生秘話【まとめ】

タフさとドレッシーなデザインを兼ね備えた“ラグジュアリースポーツウォッチ”。誕生からおよそ半世紀を経て、その人気は高まるばかり。いまや腕時計の一大ジャンルへと成長しましたが、そのスタートは1本のモデルの登場でした。現在、名作と呼ばれる「ラグスポ時計」3モデルの誕生ストーリーをご紹介します。

タフさとドレッシーなデザインを兼ね備えた“ラグジュアリースポーツウォッチ”。誕生からおよそ半世紀を経て、その人気は高まるばかり。

いまや腕時計の一大ジャンルへと成長しましたが、そのスタートは1本のモデルの登場でした。現在、名作と呼ばれる「ラグスポ時計」3モデルの誕生ストーリーをご紹介します。

元祖ラグスポ時計「ロイヤル オーク」の意外な過去とは?

▲1972年当時のAD。
▲ 1972年当時のAD。
いま人気のラグスポ時計−ちょっと薄めでスポーティな、SSのブレスレット時計−の歴史は、1972年に鬼才ジェラルド・ジェンタがデザインしたオーデマ ピゲのロイヤル オークから始まりました。

当時の時計といえば、ドレスウォッチはシャツの袖口に収まる薄型で、レザーストラップが当たり前。一方、スポーツウォッチは防水性や耐衝撃性を高めるためにケースに厚みがありました。

そんな時代において、ロイヤル オークは太めのオクタゴンベゼルのスポーツライクなデザインでありながら、ケース自体は薄型で、ダイアルや針の造形はドレスウォッチのように繊細。そして何より衝撃的だったのは、それまで高級時計に使うマテリアルだと認められていなかったSSを積極的に用い、しかもブレスレットを標準デザインに組み入れたこと……
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パテック フィリップ「ノーチラス」は、世界最高額のスチール腕時計だった?

▲発売当時のノーチラスのAD。
▲発売当時のノーチラスのAD。
1976年には、再びジェンタ自身がデザインを手掛けた、パテック フィリップのノーチラスが発表されました。それは137年にも及んだ同社の歴史(発表当時)の中でも、初めて手掛けられたスポーツウォッチであり、また当時世界最高額のSS製ウォッチでもありました。

ノーチラスがデザインされた当時、ジェンタの頭の中にあったのは「超薄型のスポーツウォッチ」を作るという発想でした。スポーツウォッチである以上、防水性は欠かせない要素のひとつ。ジェンタが選んだ方法は、ミドルケースとバックケースを一体化したワンピース構造を用いて、ベゼルのみでケースを開閉する「2ピースケース」でした……
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世界三大ラグスポ時計ヴァシュロン・コンスタンタン「オーヴァーシーズ」のルーツは…

▲1996年当時のオーヴァーシーズのAD。無数の溝があった222のベゼルから、8葉のベゼルへと変化。
▲1996年当時のオーヴァーシーズのAD。無数の溝があった222のベゼルから、8葉のベゼルへと変化。
1972年に登場したオーデマ ピゲのロイヤル オークから始まったラグスポ時計の一大ブーム。その最後のフォロワーとなったのが、77年に登場したヴァシュロン・コンスタンタンの222でした。社内での開発コードがそのままモデル名となっているのは、このモデルが創業222周年記念として企画されたから。

先行したロイヤル オークノーチラスが主にイタリア市場からの強いリクエストから生まれたのと異なり、222はシンガポールを中心としたアジア市場からの要望が強かったといいます。

もうひとつ222で決定的に違うのはデザイナーです……

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