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2018.08.16

彼女と過ごしたい❤バリ島・至極のラグジュアリーリゾート3選【3】

熱帯の美しき自然、スピリチュアルな伝統行事、美味しいインドネシア料理……。世界中の旅行者たちを魅了してやまないバリ島のなかでも、大人のカップルにオススメのラグジュアリーリゾートを3回にわたってお届けしています。

CREDIT :

取材・文・撮影/江藤詩文 

「神々が住む島」の愛称で知られる熱帯の美しい島・バリ島。海や森、ライステラスに代表される絶景や独特のバリ料理、アートやカルチャー、スピリチュアルな体験まで旅行者が楽しめるコンテンツが満載。いっぽう、人々の生活には神様の気配がすみずみまで息づいていて、脈々と受け継がれる伝統行事や風習のエキゾチックな魅力が、世界中のツーリストを惹きつけています。
 
そんなバリ島で、大人のふたりがステイするのにぴったりなラグジュアリーリゾートを、シリーズ3回(第1回第2回)にわたりご紹介。今回が最終回となります。

■ 静寂に包まれた、わずか25棟のガストロノミーリゾート

第3回:ヴァイスロイ バリ/ウブド

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シリーズ第3回の舞台は、バリ島中部に位置するウブド。世界遺産に登録されているライステラスの絶景や美しい渓谷、サルの暮らす森に包まれた素朴な田園リゾートです。「芸術の村」とも呼ばれ、バリ舞踊や芸術、音楽の中心地として繁栄してきました。そんな街の空気に魅了された欧米のアーティストも多く移り住み、伝統的なバリ文化とモダンなカルチャーをミックスした新しい芸術を創造しています。ジュリア・ロバーツが主演した映画『食べて、祈って、恋をして』の舞台となったのもウブド。物語のキーパーソンとなるヒーラーと出会うのもこの街で、ウブドの神秘的な雰囲気が主人公の旅を盛り上げました。
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ウブドの中心からクルマで約10分。「王家の谷」として知られるダイナミックな渓谷を眺め下ろす高台に佇む「ヴァイスロイ バリ」は、わずか25棟のヴィラからなる静寂に包まれたラグジュアリーリゾート。おまけに、知る人ぞ知る“ガストロノミーリゾート”でもあります。
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そんなわけでコチラは、「バリ島の美食を楽しみたい」という大人のふたりにぴったり。とりわけ日本でもファインダイニングの食べ歩きをしているなら、予想を超えるクオリティに驚くはずです。
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ベルギーフレンチとインドネシア料理が融合した、ファインダイニング

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エグゼクティブシェフのニック・ヴァンダービーケンさんはベルギー出身で、ウブドの豊かな大地の恵みと将来の可能性に惹かれてこの街に移り住みました。世界の最先端のファインダイニングと時差のない技術を用いて、モダンなベルギーフレンチをベースに、アジアのテイストも取り入れつつ、オリジナリティ溢れる洗練された料理を提供しています。

「ウブドからインドネシアの食文化のすばらしさを世界に発信したい」と、地元ウブドのレストランとコラボレートしてイベントを開催したり、アジアや世界のシェフと積極的に交流したりと、インドネシアのフードシーンをリードするスターシェフのひとりです。彼の料理をお目当てに来るゲストも多く、近い将来、よりシェフの世界観を実現するラグジュアリーなファインダイニングが、リゾート内に新たにオープンする予定とか。
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プールサイドには水着でもOKなカジュアルなエリアもあり、こちらでは気軽な一品料理も充実。カジュアルメニューを担当しているのはバハマ人シェフのマイルズさんで、日本料理からインスパイアされた「ラーメン ミソ スープ」なんてユニークなメニューも。
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宿泊者オンリーの朝食は、ブッフェではなく、すべて作りたてを運んでくれるオーダー式。フルーツやジュースの種類からたまごの火加減、ナシゴレンやミーゴレンといったインドネシア料理まで、すべて好みに合わせたオーダーメイドの朝食を満喫できます。
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風の音さえ聞こえる静寂さを湛えた25棟

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独立タイプのヴィラのゲストルームは、全室から王家の谷の壮大なパノラマを楽しめる設計。茅葺屋根や木の質感を生かしたバリらしいテイストと、ヨーロッパのモダンなデザインが調和した空間で、広々とした大理石のバスルームもロマンチック。全室に、渓谷を眺める温水プールと、渓谷に浮かぶように張り出したデイベッド付きのバレ(東屋)が敷設されています。
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もともとヴィラ数が少ないうえ、バリ島にはめずらしくアジア人ゲストが約1割(うちほとんどが日本人)で、ほとんどが欧米から訪れる大人のゲストのため、リゾート内はどこへ行っても風の音が聞こえるほど静か。レストラン棟の先に独立してあるスパもまた静謐な空間で、スイスの自然療法にバリ島の伝統的民間療法のエッセンスを加えたオリジナルのトリートメントを受けられます。
そうそう、ウブドはいま、美食都市としてアジア各国から注目されています。ヴァイスロイ バリからウブドの中心地へは、24時間対応可能な送迎サービスがあるので、のんびりと連泊してウブドのガストロノミーの食べ歩きはいかがでしょうか。

■ Viceroy Bali(ヴァイスロイ バリ)

住所/Jl.Lanyahan,Br Nagi,Ubud,Bali 80571 Indonesia
 
URL/https://viceroybali.com/ja/bali-luxury-resorts.php

予約・お問い合わせ/☎︎+62-361-971-777

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「ヴァイスロイ バリ」近郊のオススメスポット

美食都市ウブドのガストロノミーをリードしているのが、「ヴァイスロイ バリ」のニック・ヴァンダービーケンさんや世界的名店「ロカフォーレ」(詳細は下記)。トップシェフ同士がネットワークをもち、情報交換しながらウブドのフードシーンに磨きをかけています。スターシェフに教えてもらった、いま行くべきレストランはこちら!

■ ロカフォーレ

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「ヴァイスロイ バリ」からクルマで約10分。インドネシア料理をアジアのガストロノミー界に知らしめた、バリ島のみならずインドネシアを代表するファインダイニング「ロカフォーレ」は、レストランランキング「2018年版アジアのベストレストラン50」で21位にランクインしています。
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オランダ出身シェフとジャカルタ出身シェフのツートップ態勢で、地産地消というコンセプトをいち早く取り入れ、ほぼ95%はインドネシア産の食材を使っています。少量多皿で構成されるコースは、インドネシアの食材の持ち味を最大限に引き出しながら、世界の最先端の技術を用いた繊細で上品な味付けで、バランス感覚が抜群。世界中のガストロノミーファンが押し寄せるので、できる限り早めの予約がおすすめです。

■  Locavore(ロカフォーレ)

住所/Jl.Dewi Sita No.10,Ubud,Bali 80571 Indonesia

URL/https://www.locavore.co.id
予約・お問い合わせ/☎+62-361-977-733

■ ヌサンタラ バイ ロカフォーレ

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「ヴァイスロイ バリ」からクルマで約10分。ウブドを代表する名店ロカフォーレが、2017年夏にオープンした新店が「ヌサンタラ
バイ ロカフォーレ」です。「インドネシア全土の伝統料理や食文化を守り伝える」と「次世代を担う若手に自国インドネシアの料理を知ってもらう」をコンセプトにオープンしました。
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インドネシア料理を知らない旅行者にとって入門編になるようにと、予約なしでもカジュアルに立ち寄れる雰囲気で、値段もお手ごろ。インドネシア各地の生産者や家庭料理を訪ね歩き、レシピを聞き書きしている20代の若いシェフが、スマトラやジャワ、スラウェシといった地方の料理を再現しています。インドネシアの地方料理を知らない旅行者にとっては目新しく新鮮な味わい。インドネシア料理の奥深さを発見できます。

■ Nusantara by Locavore(ヌサンタラ バイ  ロカフォーレ)

住所/Jl.Dewi Sita 9C,Ubud,Bali 80571 Indonesia

URL/https://www.locavore.co.id/nusantara
予約・お問い合わせ/☎︎+62-361-972-973

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■ ブランコ パー マンディーフ

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「ヴァイスロイ バリ」からクルマで約15分。バリ島でもっとも奇抜な作品を創る芸術家で、“バリのダリ”とも評されるアントニオ・ブランコのアートを集めた丘の上のギャラリー「ブランコ美術館」内にあるファインダイニング「ブランコ パー マンディーフ」。「素材、調理法、プレゼンテーションのすべてを究極に洗練させたインドネシア料理」をコンセプトに、美術館にふさわしくクリエイティビティ溢れる料理を提供しています。
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シェフはバンヤンツリー ウンガサン バリのメインダイニング「ジュマナ」で名を馳せ、現在はレストランをいくつも手がけるマンディーフ・ワロカさん。大の親日家で、新鮮な魚の調理法など、日本料理から学んだ技術も多いとか。ヨーロッパ料理との融合ではない、バリ島生まれのローカルなインドネシア・ガストロノミーを楽しめます。

■  BLANCO par Mandif(ブランコ パー マンディーフ)

住所/Jl.Raya Tjampuhan,Museum Blanc Complex,Ubud,Bali 80571 Indonesia

URL/https://blancoparmandif.com
予約・お問い合わせ/+62-361-479-2284

■ セイクレッド ライス バイ シェフ ジェームズ タン

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「ヴァイスロイ バリ」からクルマで約20分。田んぼの風景を望むレストランはウブドに数あれど、洗練された料理で他と一線を画すのがコチラ、「セイクレッド ライス バイ シェフ ジェームズ タン」です。中国系シンガポール人で、東南アジアやオーストラリアで長年のキャリアを積み、数々の受賞歴もあるジェームズ・タンさんが「残りの人生では少数のゲストのために、カラダに良い材料を使い、ほんとうに好きな料理を出したい」とオープンしました。
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ダイニングを囲む田んぼはオーガニックの赤米と白米。敷地内にはオーガニックファームもあり、ここで取れた野菜やお米、信頼できる生産者による肉や魚をタパススタイルで提供しています。田んぼを吹き抜ける風を感じながら、オーガニックでヘルシーな料理をつまむのは極上のひととき。大切な人とだけシェアしたい、とっておきの一軒です。

■Sacred Rice BY CHEF JAMES TAN(セイクレッド ライス バイ シェフ ジェームズ タン)

URL/https://www.sacredricebali.com
予約・お問い合わせ/+62-821-4745-0217

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