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2025.09.27

ノービザ解禁! アジア屈指の活気あふれる国、中国でのホテルホッピングが楽しすぎるワケ

中国におけるホテルステイはコスパの良さが魅力です。そこで4泊5日の中国トリップへ。上海に2泊、蘇州に2泊し、異なる両都市の魅力を体感してきましたよ。

CREDIT :

文/星子莉奈

ライトアップされたビルが立ち並ぶ黄浦江
▲ ライトアップされたビルが立ち並ぶ黄浦江。
ホテル好き界隈でよく耳にするのが、中国におけるホテルステイのコスパの良さ。日本でも名の知れている一流ホテルブランドに、おおよそ日本の半額、下手すると三分の一程度の値段で泊まれてしまうのです。物価が安い、人件費が抑えられるなどなど、色々理由は考えられそうですが、いずれにしても私のようなホテルラバーにとっては夢のような価格設定です。
蘇州の運河。
▲ 蘇州の運河。
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ということで噂の恩恵にあずかるべく4泊5日の中国トリップへ出掛けてきました。前半は中国最大の都市であり、近代化がぐんぐん進んでいる上海に2泊、後半は東洋のベニスこと水の都である蘇州に2泊し、異なる両都市の魅力を体感できるマリオット系列のホテルをはしごして参りました。

至れり尽せりな上海流のおもてなしが受けられる「セントレジス オン ザ バンド 上海」

中国ブランドのホテルを買い取り、大規模なリノベーションを経て2019年にオープン。
▲ 中国ブランドのホテルを買い取り、大規模なリノベーションを経て2019年にオープン。
19世紀中頃から20世紀初頭にかけて建てられた西洋建築が立ち並ぶハイソな外灘エリアにそびえ立つ「セントレジス オン ザ バンド 上海」にチェックイン。

過去に何度かセントレジスにステイしている筆者ですが、シグネチャーのバトラーサービスやシャンパンサーぺラーなど、ニューヨークの社交界からインスパイアされた優雅なサービスがお気に入りのブランドです。
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重厚感のあるロビーエリア。
▲ 重厚感のあるロビーエリア。
エントランスのThe Drawing Roomは、1920年代頃の上海を題材にしたカラフルな巨大絵画が差し色となっている乙な空間。まずはこちらでアフターヌーンティーをいただくとしましょう。
料金は1名888人民元、日本円にして約1万8000円。
▲ 料金は1名888人民元、日本円にして約1万8000円。
運ばれてきた3段のスタンドには、アートピースのごとく美しいスイーツとセイボリーが所狭しと並んでいます。お食事系のセイボリーも充実しているので、生粋の甘党じゃないオヤジさんにもうれしいラインナップかと。
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チョコレートやマカロンのワゴンサービスも。
▲ チョコレートやマカロンのワゴンサービスも。
2杯分のシャンパンもインクルードされていたので塩気がきいたフィンガーフードをつまみながら、アペロも楽しめましたよ。
恍惚と輝きを放つシャンデリアの元で晩餐会がスタート。
▲ 恍惚と輝きを放つシャンデリアの元で晩餐会がスタート。
夕食は中華料理レストラン「Celestial Court」にて、上海料理の原型とも呼ばれる淮揚料理に広東料理の食材や技法を取り入れたモダンチャイニーズを堪能。
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金魚に見立てたキュートな飲茶。
▲ 金魚に見立てたキュートな飲茶。
いずれのお料理も素材の味を大事にする広東料理マインドが活かされており、まったく食べ疲れしない軽やかな食べ心地。胃袋もノンストレスのまま完食まで辿り着きました。
トリートメント後はスチーム&ドライサウナ、ホットバスに入り放題。
▲ トリートメント後はスチーム&ドライサウナ、ホットバスに入り放題。
旅の疲れを解消するならホテル内のスパに頼るのが賢明。イチオシは1480人民元(日本円にして約3万円)のボディトリートメント60分で、お悩みにあわせてコースをカスタマイズしてくれるオーダーメイド仕様です。担当エステティシャンの方が細やかな手つきで身体中をほぐしてくれたおかげで溜まっていた疲労がスーッと消えていきましたよ。
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44㎡と2名で泊まるにはちょうど良い広さのGrand River View Room。
▲ 44㎡と2名で泊まるにはちょうど良い広さのGrand River View Room。
黄浦江が織りなす壮観な景色があまりにも贅沢な客室。アールデコ様式を軸に中国を象徴するモチーフをちりばめ、文化的要素を高めた格調高い内装にもセンスを感じます。
上海に浮遊した気分を味わえるバスタイムもお楽しみのひとつ。
▲ 上海に浮遊した気分を味わえるバスタイムもお楽しみのひとつ。
思わず心惹かれたのがハリウッド映画のワンシーンに登場しそうなゴールドの脚が映えるバスタブ。ふたりでも入れるサイズ感なので、夜景を見ながら彼女とドラマティックなバスタイムを謳歌するのもいいでしょう。

■ セントレジス オン ザ バンド 上海

住所/538 Zhongshan Dong Er Rd, Huangpu District,Shanghai
TEL/+86 21 5368 8888
HP/https://www.marriott.com/en-us/hotels/shaxb-the-st-regis-on-the-bund-shanghai/overview/

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100万ドルの夜景を様々なアングルから眺めるクルーズデート

150人民元、日本円で約3,000円とお手頃。
▲ 150人民元、日本円で約3000円とお手頃。
天気がいい日は黄浦江のクルーズツアーに参加して上海の夜の顔を眺めるのもいいでしょう。圧巻のライトアップで映し出された摩天楼や上海タワーが別世界へと誘ってくれるはずですよ。
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蘇州の魅力に開眼させてくれる「ザ・リッツ・カールトン蘇州」の底力

2025年3月に開業したザ・リッツ・カールトン蘇州。
▲ 2025年3月に開業したザ・リッツ・カールトン蘇州。
3日目は2時間ほどクルマを走らせ蘇州へ。今回お世話になった「ザ・リッツ・カールトン蘇州」は、チャイナセントラルプレイスと呼ばれる開発都市に誕生した新顔ホテル。姑蘇を感じる江南水郷街に隣接したロケーションならではの新旧が混じり合う独自のデザインも注目ポイントです。
世界を代表するインテリアデザイナーのピーター・レメディオス氏がインテリアを監修。
▲ 世界を代表するインテリアデザイナーのピーター・レメディオス氏がインテリアを監修。
この地に根付く絹貿易の歴史や、蘇州らしい古典庭園へのオマージュをモノトーンの世界に落とし込んだ空間美に魅せられます。
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風情ある庭に囲われたテラス席。
▲ 風情ある庭に囲われたテラス席。
滞在中何度も利用していたのがココンチのクラブラウンジ。時間帯によって変わるがわる振舞われるアペタイザーやスウィーツとお酒を合わせ、気ままにチルなひとときを過ごしました。
視覚も味覚も喜ぶアフターヌーンティー。
▲ 視覚も味覚も喜ぶアフターヌーンティー。
なかでもユニークだったのが、クラブラウンジでしか食べられないエクスクルーシブメニューの数々。特に度肝を抜かれたのが現代アーティストのJUJU WANG氏とコラボレーションした数量限定のアフターヌーンティー。繊細なガラス細工がペストリーを輝かせる前代未聞のアフヌンは、まさに大人向きのアートなスウィーツです。
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どこから攻めるか悩ましい2台のアフヌン。
▲ どこから攻めるか悩ましい2台のアフヌン。
趣向の違う2種類のアフターヌーンティーがセットになっているので食べ飽きない点もナイスです。
客室は全190室、宿泊の際はGusu viewを指定するのがオススメ。
▲ 客室は全190室、宿泊の際はGusu viewを指定するのがオススメ。
大きな窓ガラスからくっきりと浮かび上がる蘇州シティの景観が、洗練を極めたミニマルデザインと見事に調和した客室。ベッドサイドや卓上に置かれた盆栽が静寂を誘い、心身ともに深く休まるひとときを過ごせました。
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湖や海が近く、魚介がおいしいと評判。
▲ 湖や海が近く、魚介がおいしいと評判。
ホテル内のレストラン「Biao Xia」は中国4大料理のひとつ、淮揚料理にルーツをもつダイニング。地産食材を用いてモダンにアップデイトされた蘇州の味を体感できる唯一無二の一軒です。
けしからんビジュアルの北京ダックに悶絶。
▲ けしからんビジュアルの北京ダックに悶絶。
クリエイティビティに富んだ料理の中でも最も強烈な印象を残してくれたのがトリュフとキャビアを重ねた港区仕様の北京ダック♡ トリュフの芳しい香りとキャビアの粒感が北京ダッグのジューシーな皮と重なり、今までに体感したことのない未知の食感とリュクスな味わいを生み出していました。
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オールデイダイニング「Alkanna」の朝食ビュッフェが天国すぎる件

モダンな雰囲気のオールデイダイニング。
▲ モダンな雰囲気のオールデイダイニング。
朝食はメインダイニングの「Alkanna」にて。ランチやディナーではイタリアンベースのコース料理を提供しているこちらですが、朝食はビュッフェスタイルで多彩な各国料理を楽しめます。
健康を気遣うオヤジさんに喜ばれそうな野菜たっぷりの中華惣菜が豊富。
▲ 健康を気遣うオヤジさんに喜ばれそうな野菜たっぷりの中華惣菜が豊富。
お粥や飲茶から青菜や牛肉のオイスター炒めまで、朝一から中国の食文化を網羅できそうなラインナップ。その他リッツご自慢のペストリーやオートミールまで欲張っていただいちゃいました。

■ ザ・リッツ・カールトン蘇州

住所/369 Guangji South Road, Gusu District, Suzhou, Jiangsu
TEL/+86 512-69088888
HP/https://www.ritzcarlton.com/en/hotels/wuxsz-the-ritz-carlton-suzhou/overview/

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蘇州ならではの景色が広がる「山塘街」は必見

鎌倉の小町通りを彷彿とさせるようなノスタルジック繁華街。遅くまで賑わっているので夜の散策にもうってつけです。
▲ 鎌倉の小町通りを彷彿とさせるようなノスタルジック繁華街。遅くまで賑わっているので夜の散策にもうってつけです。
せっかく蘇州まで足を運んだからには訪れて欲しいのが東洋のベニスと呼ばれる所以となった山塘街。赤い提灯が風情を醸す運河沿いの通りにはお土産屋さんから飲食店までずらりと立ち並んでおり、何をせずとも見て歩くだけでも楽しいものです。
小さい船が細い運河をスイスイと駆け抜ける姿はまさしくベニス。
▲ 小さい船が細い運河をスイスイと駆け抜ける姿はまさしくベニス。
中国だからこそ手軽に実現できたラグジュアリーホテルを拠点としたチャイナトリップ。それぞれの街の特色を感じながらもリッチ感は決して損なわれない旅のスタイルは諸兄諸君にもぴったりかと存じます。
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