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2022.07.23

彼女も絶対喜ぶ!? ふたりで行きたいホテルの極上スパ5選

かつては女性の独断場だったスパも、グルーミング文化の広まりとともに、男性にも門戸を開放。そこで「デートでスパ」は近年の大きな恋愛トレンドに。ここでは進化したオーガニックコスメや、プライバシー重視など、方向性もさまざまなスパを厳選。彼女に「スパトリートメントをプレゼント」というホテルデートはいかがですか?

CREDIT :

文/古関千恵子

 HOTEL THE MITSUI KYOTO LEON.JP スパ
▲ HOTEL THE MITSUI KYOTOのスパトリートメント。
「スパ=マッサージ」と十把一絡げだったのは、遠い昔。スウェディッシュや指圧、ロミロミ、ホットストーンなど、各国の伝統的な療法やテクニックが脚光を浴びた時代を経て、今のホテルスパは、それぞれが個性を発揮する方向性に移行しつつあります。

スパでどんなコスメが使われているか、は大切なポイント。そのコスメがお肌に安心なオーガニックなものか? さらには、フランスの「コスモス」や英国の「ソイルアソシエーション」など、コスメに関するオーガニック認証を受けているか、も選択基準でしょう。

そのあたり、美容に詳しい彼女さんなら先刻ご承知かと。とはいえ、今どきはスパも女性専用にあらず。スパで男性を見かけることは、今や珍しいことではありません。グルーミング文化が定着してきたからでしょうか。スパはカップルで楽しむデートの目的地としても大注目なのです。

ならば、一緒にスパ行かない? は鉄板の誘い文句。最先端のホテルスパに誘われて気分のアガらない女性はいません。さらに最近は、誰の目も気にすることのない、プライベート感を大切にするラグジュアリーなホテルスパも増加中。トリートメントルーム1室のみ、あるいはプライベート温泉など、他のゲストとかち合わない施設が人気を呼んでいたりもします。

彼女と一緒に美肌磨き。オヤジさんだって、キレイなお肌の方がモテるに決まっていますよ。
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■ W大阪

プロダクツを厳選。遊び心満開でも、実は上質な本物志向!

▲ DJブースや漫才の聖地ならではのスタンドマイクを置くソーシャルハブの「リビングルーム」。
エッジの効いたデザインの中に、その土地のアイコニックな要素を、遊び心も満開に取り入れるWホテル ワールドワイド、通称W(ダブリュー)。ハイエンドなライフスタイルホテルが日本初上陸の地に選んだのは、大阪・心斎橋の御堂筋沿い。2021年春、「W大阪」はオープンしました。
▲ 一見、スパの受付には見えない、カラフルさ。
奇抜なデザインに目が奪われがちだけれど、見た目だけでなく、上質な本物を供しているのが、このホテルブランドが大人に支持される理由でしょう。各国のW共通の名称、「アウェイスパ」も本物志向。

エレベーターの扉が開くと、ポップなジューススタンドのようなスパの受付が目の前に現れます。白を基調としたスパが多い中でこのカラフルさ、意表を突かれるはず。
W大阪 スパ LEON.JP
▲ カップルルームもあるので、彼女と一緒に魅惑のスパジャーニーへ。
厳選されたプロダクツには、“初”が付く話題のコスメも。たとえば、ハワイ発の「JK7」はハワイでもハレクラニとJK7の研究所である「サリバン エステート & スパ・リトリート」のみ。日本ではW大阪がお初です。
▲ 植物のもつ力を最大限に引き出した、ハワイメイドのオーガニックコスメ、JK7。
かつて「ジュリーク」(オーガニックなコスメブランド)で研究していたユルゲン博士がより高品質を追求するために立ち上げたブランド、JK7。植物がいちばん栄養価の高いタイミングに収穫し、時間をかけて抽出。100%オーガニックで、ビーガンも使えます(ボディトリートメント3万3000円/70分ほか)。

他にも、はちみつを使った「HACCI」が初めて手掛けたスパ・プロダクツや、英国の人気スパブランド「コンフォートゾーン」を使用。テクニックも、もちろん熟練。遊び心はたっぷりでも、真面目なのがWなのです。
W大阪 スパ LEON.JP

● W大阪

住所/大阪府大阪市中央区南船場4丁目1-3
HP/http://wosaka.jp/
TEL/06-6484-5355

料金/コージー5万6925円~、ワンダフルルーム6万3250円~、スペクタキュラー6万9575円~、ファンタスティックスイート8万2225円~、マーベラススイート11万3850円~、WOWスイート94万8750円~、エクストリームWOWペントハウススイート126万5000円~

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■ LOQUAT西伊豆(静岡)

蔵をリノベしたヴィラで体験する、地元産・白枇杷のトリートメント

LOQUAT西伊豆 スパ LEON.JP
▲ 高い天井や太い梁など、蔵の風合いを残したスパルーム。夜にはバーに変身。
西伊豆の土肥に2021年誕生。300年の歴史をもつ地元の名士の邸宅を改装した、話題のラグジュアリーヴィラ。西伊豆には希少なお洒落なイタリア料理レストランやジェラテリア、ベーカリーは、宿泊ゲストならずとも人気を呼んでいます。

「mimosa(ミモザ)」は、歴史ある蔵を改装した1室のみのスパ。土肥の名産である“白枇杷”を取り入れたトリートメントが特徴です。
▲ 白枇杷から抽出したエキスを使った、ボタニカルエッセンシャルオイル。施術後は白枇杷のアフターティーをゆっくりと楽しめます。
古来より白枇杷には疲労回復、利尿作用、アレルギーの改善の効用があるとされています。白枇杷の葉から抽出したボタニカルオイルを贅沢に使い、ぬくもりの伝わるオールハンドの施術が、疲れた身や心にそっと寄り添ってくれます。自律神経とホルモンのバランスを整え、本来の自然治癒力を高める効用も期待できるとか。
▲ 熟練した手技の、オールハンドのトリートメント。
天井が高く、時を吸い込んだような蔵でのスパトリートメントは、“非日常”が感じられるはず。料金はスタンダードプランの場合、1万6500円/60分(税込み)。オールインクルーシブプランの場合は、宿泊料にスパトリートメントが含まれます。
▲ デュープレックスの三の蔵。むき出しになった土壁が印象的。
宿泊は蔵を改装した2棟のヴィラ(1階建てとデュープレックス)。広々としたテラスには土肥温泉の源泉かけ流しの湯船も置かれています。室内には土壁や昔ながらの金庫が置かれ、かつての風情が残っているのもポイントです。

さらに本館からクルマで5分の川沿いに佇む旧勝呂邸を、「離れ」として1棟貸しに。広さ160平方メートルもの古民家には2つの寝室、キッチン、屋根裏の書斎、離れの露天風呂など、遊び心もくすぐるレイアウト。シェフの出張サービスやハマム浴もできます。贅沢な過ごし方ができそう。
LOQUAT西伊豆 スパ LEON.JP

■ LOQUAT西伊豆(ロクワット西伊豆)

住所/静岡県伊豆市土肥365
HP/https://loquat-nishiizu.jp/
TEL/0558-79-3170

料金/蔵1棟 貸し切り スタンダードプラン11万円~、蔵一棟 貸し切り オールインクルーシブプランは一部屋あたり+4万5000円/1日。ヴィラsuguro19万円~

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■ THE HIRAMATSU HOTELS & RESORTS 賢島(三重)

美食+実は世界で一番小さなプライベート タラソ・スパ施設を貸し切りに

ひらまつ 賢島 スパ LEON.JP
▲ 別棟はベッドルーム、温泉風呂付バスルーム、テラスがつながったレイアウト。仕切りで目隠しすることも、バーンと開放的にすることもできます。
点在する小島と入り組んだ海岸線が織りなす、美しい英虞湾を見下ろすロケーション。そして、日本書紀に「美し国(うましくに)」と記され、皇室や朝廷に食材を献納する国として「御食つ国(みつけくに)」とも呼ばれた美食の地にたたずむTHE HIRAMATSU HOTELS & RESORTS 賢島。

食がよくフォーカスされますが、実はスパもすごい!  なんと1組で貸切る、世界で一番小さなプライベート タラソ・スパなのです。
▲ 賢島の海洋水を取り入れたタラソプール。海水なので、ぷかりと浮きます。
賢島(南伊勢町阿曽浦地区)の地下20mからくみ上げた海洋水で満たしたプールは、囲まれた木々の合間から海を望み、水面に木漏れ日が揺れる、自然に包まれた環境。加えて、米国・西海岸の砂漠の地下深くに眠るCLAYDのクレイ(泥)のパックを組み合わせた、オリジナル・トリートメントが体験できます。
▲ 賢島の海のタラソセラピーと、米国西海岸の砂漠生まれのCLAYDのクレイを組み合わせた、ここだけのトリートメント。
四季ごとに、賢島の自然エネルギーをチャージできるスパ・プログラムも考案。夏スパではまず、タラソプールでリンパストレッチ&メディテーション(約30分)、その後、CLAYDのクレイパック&ボディトリートメント(約90分)。タラソプールでリラックスした後は、クレイパックの大地のエネルギーも体内にぎゅんぎゅん浸透していきそう。
客室は、本棟と別棟それぞれ4室のわずか8室。本棟は木製のルーバーが印象的で、木のぬくもりが感じられるデザイン。別棟はベッドルームと温泉風呂付きのバスルームで、テラスが一直線につながる斬新なデザインです。バスタブは半露天のような開放感があります。

伊勢神宮への拠点としても便利な立地。お伊勢参りとスパと美食、女心に響くワードを揃えていますね!
ひらまつ 賢島 スパ LEON.JP

■ THE HIRAMATSU HOTELS & RESORTS
賢島(ひらまつ ホテルズ & リゾーツかしこじま)

住所/三重県志摩市阿児町鵜方3618-52
HP/https://www.hiramatsuhotels.com/kashikojima/
TEL/0599-65-7001

料金/【夏SPA】CLAYD SPA3周年記念  タラソプール&クレイパック付ボディトリートメント/夕・朝食付 7万9300円~(2名1室利用時1名料金。SPA料金込/1名分。追加は1名につき3万3000円)、スタンダードプラン/夕・朝食付6万3650円~(税サ込)

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■ HOTEL THE MITSUI KYOTO(京都)

地下1000mから湧き出る温泉を活かした、癒しと静寂のスパ空間

ホテルザ三井京都 スパ LEON.JP
▲ 地下のスパエリアへ向かう廊下。これからのスパジャーニーに期待が高まります。
近代日本経済を支えてきた三井家の歴史と至宝を、「継承と新生」をテーマに、再解釈&再構築したラグジュアリーホテル、「HOTEL THE MITSUI KYOTO」。

館内の地下に広がる「サーマルスプリングSPA」は、“癒しのダンジョン”と呼びたいくらい。敷地内の地下1000mから湧き上がる温泉水を使い、静けさと水の恵に包まれた、エレガントなスパ空間です。
ホテルザ三井京都 スパ LEON.JP
▲ 自家温泉水を活用した「サーマルスプリング」。デイベッドに寝ころんでいると、時々、目の前をシャーッと温泉のカーテンが流れ落ちます。
その中心的存在が、水着着用で利用する「サーマルスプリング」という温泉施設。照明を落とした空間に、まるで迷路のように温泉プールが配されています。プールは数カ所にスペースが分けられているので、プライベート感も上々。温泉で温められた石製のデイベッドやジャクジーも、カップルでくつろぐのに格好の場所。ふたり並んでデイベッドに横たわっていると、時折カーテンのように天井から温泉ミストが降り注ぐ演出もあります。
ホテルザ三井京都 スパ LEON.JP
▲ 貸切の「プライベート温泉」。庭を愛でつつ、温泉を楽しみ、リビングでまったり。
さらにふたりきりの時間を楽しむなら、「プライベート温泉」がおすすめ。リビングやリラクゼーションスペースを備えた貸し切り温泉で、ランドスケープデザイナーの宮城俊作さんが手掛けた庭を愛でながら、お湯が楽しめます。ゆったりとした時間が過ごせるとあって、実は人気が高い施設です。
温泉でカラダをととのえた後は、スパトリートメントの効果もアップ。日本古来の按摩のテクニックをもとに日本初進出の海外のプロダクツを使用したフェイシャルや、陰陽のバランスを整えて5つのエレメントを体内で巡らせる陰陽五行など、独自開発したメニューが体験できます(時 シグネチャージャーニー3万3000円/90分)。

9月30日まで、英国のソイルアソシエーションのオーガニック認証を受けた、コスモスナチュラル製品(使用されているすべての原料が自然由来)の「バンフォード」のコスメを使用したトリートメントが期間限定で体験できます。
ホテルザ三井京都 スパ LEON.JP

■ HOTEL THE MITSUI KYOTO(ホテル・ザ・ミツイ・キョウト)

住所/京都府京都市中京区油小路通二条下る二条油小路町284
HP/https://www.hotelthemitsui.com/ja/kyoto/
TEL/075-468-3100

料金/デラックスルーム10万1200円~、ニジョウスイート24万6600円~など(税サ込、2名利用時1室料金)

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■ ホテルキーフォレスト北杜(山梨)

プライベートサロンのような離れヴィラ

ホテルキーフォレスト北杜 スパ LEON.JP
▲ 八ヶ岳の大自然に忽然と現れる本館の斬新なデザイン。それでいて、自然との共生が叶えられています。
八ヶ岳南麓の自然の中に忽然と現れる、コンテンポラリーな建築「ホテルキーフォレスト北杜」。縄文時代の文化の中心だったこの地からインスピレーションを受け、縄文人の目線でプリミティブなエネルギーをデザイン化したものだそう。

そんな前衛的な建築の本館と、姉妹施設の中村キース・ヘリング美術館の間に広がる森に、ぽつんと佇んでいる別邸「AYUS VILLA MISEN」(本館から徒歩3分、美術館から徒歩1分)。この離れは、天然温泉付きの独立型ヴィラにして、スパ・トリートメントもここで受けられます。
▲ 1日1組限定の掛け流し露天温泉つきヴィラ、別邸「AYUS VILLA MISEN」。
ゆったりとしたプライベートガーデンには、源泉かけ流しの露天温泉を用意。開放感あふれる湯船では、見上げれば梢の向こうに広い空、鳥のさえずりや木々の間を吹き抜ける風に耳を澄ませながら、好きなだけ湯浴みが楽しめます。
ホテルキーフォレスト北杜 スパ LEON.JP
▲ 自然をそばに感じながら、モダンな印象のインテリア。
ヴィラ内のベッドルームは、部屋にいながら施術が受けられる、いわばプライベートサロン。専属セラピストによるアーユルヴェーダのドーシャチェックを行い、自分の体質に則した施術を組んでもらえます(1万6500円~/40分)。

“静謐な現代建築の空間”をコンセプトに、北川原温設計が手掛けた客室空間は、周囲の森と溶け合うモダン建築。この離れにいるだけで、心穏やかに過ごせそう。都心から車で約2時間であることを忘れさせる、トリップ感です。
▲ ホテル本館1Fに位置するプレミアムウィスキーバー。ヴィンテージシングルモルトウィスキーが並ぶ壮観な眺めを楽しみながら、一杯を。
滞在中は、本館のルーフトップにあるスカイテラスや中村ウィスキーサルーンを自由に利用でき、中村キース・ヘリング美術館も入場無料です。八ヶ岳の自然と建築、アート、そしてアーユルヴェーダに癒される滞在を。
ホテルキーフォレスト北杜 スパ LEON.JP

● ホテルキーフォレスト北杜

住所/山梨県北杜市小淵沢町 10248-16
HP/https://www.kob-art.com/hotel/
TEL/0551-36-8755

料金/ダブルルーム5万円~、AYUS VILLA MISEN 6万円~

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