• TOP
  • PEOPLE
  • 賢人4人に聞いた。最高の「ひとり遊び」はどんな時?

2021.03.29

賢人4人に聞いた。最高の「ひとり遊び」はどんな時?

誰かと「密」になれない現在、ひとりで過ごす時間が増えています。「大人かっこいい」達人たちはひとりの時間をどう過ごしてる?

CATEGORIES :
TAGS :
CREDIT :

文/秋山 都 

コロナ禍で増えたのは「ひとり遊び」の時間

本当ならいまごろ家族や友人とのどかにお花見していたであろう、春。今年は長引いた緊急事態、そして飲食店の時短営業により、外食するのもままならない日々が続いています。このコロナ禍にありながら、「大人かっこいい」みなさまはどんな風に過ごしているのでしょうか?

たずねてみたら、さすがは賢人。それぞれにひとりの時間をスマートに遊びこなしていました。

斎藤糧三さん(医師)

「ソロキャンプを始めました」

▲  夕景の富士山を眺めながら「ラフロイグ」をすするのは最高の贅沢だった、と斎藤糧三医師(撮影も本人によるもの)。
「私は最近は治療アプリの会社をスタートアップで起業しました。アプリで病気を治療するのですが、普通の医師の思考法ではなかなかブレイクスルーが見つからないんです。既存の考え方や概念を忘れ、まるで神様が降りてくるようにインスピレーションを得ないと、革新的なアプリのエンジンは作れないようです。

そこで瞑想やマインドフルネスについて学びたく、田坂広志さんの著書『直観を磨く 深く考える七つの技法』(講談車現代新書)を読んでいたら、野外で、自然の美しさに心奪われる瞬間こそ無心になれる、と説かれていまして。そうか! 自然だ、富士山を見ながらキャンプをしたら何かいいひらめきが得られるのでは! と早速、友人のソロキャンパーに連絡。

彼の教えを乞いながら、富士山のふもとで『SAITO FARM』のニュージーランド産牧草牛1Kgを薪で焼き、シングルモルトとともに飲んで……充実したナイトキャンプを楽しみました。

え、インスピレーションが降りてきたか? 夜の富士山や空が美しくて、瞑想どころではなくなってしまって(笑)。ステキな夜富士の撮影に成功したから、まあいいかなって」

斎藤糧三

1973年生まれ。日本医科大学卒業後、産婦人科医に。その後、美容皮膚科治療、栄養療法、点滴療法、ホルモン療法を統合したトータルアンチエイジング理論を確立。2017年、スーパーフードとしての牧草牛の普及を目指し、日本初の牧草牛専門精肉店「Saito Farm 」をオープン。
主な著作に「サーファーに花粉症はいない」(小学館)、、「糖質制限+肉食でケトン体回路を回し健康的に痩せる!ケトジェニックダイエット」(講談社)、「病気を遠ざける! 1日1回日光浴日本人は知らないビタミンDの実力」(講談社+α新書)など。

PAGE 2

林 信朗さん(編集者・執筆家)

「夕方のアペリティフで疲れたアタマをリセット」

▲  映画『マンハッタン』(1979年公開)
「ぼくはフリーランスなので、仕事はできるだけ‟陽のあるうち”──そうですねえ4時か4時半ぐらいまででしょうか──に終え、長風呂をいたします。窓全開でキラキラお湯が輝く湯舟で身体を温めると、仕事で興奮した神経が休まります。

たっぷり香水を使い、その夜一番着たい服に着がえて、‟まだ陽のあるうち”にわが家の裏のホテルニューグランドのバー『シーガーディアンII』か、同じく近くの『バー スリーマティーニ』にアペリティフをしにいきます。スコッチ&ソーダ、ドライマティーニ、マルガリータのいずれかを飲みながらバーテンダーや常連客と1~2時間世間話をすることで1日酷使したアタマがリセットします。

その後、そのまま中華街や馬車道など何軒かあるなじみの店で食事。天気がよければ並木が美しい日本大通り、開港広場、海岸通りあたりを散歩しながら帰宅。

横浜の港周りなんですが、ウディ・アレンの映画『マンハッタン』のイーストリバーあたりの雰囲気に似ているような気もしますね。ほら、朝がたアレンとキートンがサットンプレイスのベンチに座ってクイーンズボロブリッジを眺める、あのアイコニックなシーンの」

林 信朗

『mcSister』『25ans』『men’s club』『Gentry』など数々の男女ファッション誌の編集長を務め、現在は、フリーでファッション誌、機内誌、web、新聞などでメンズファッションやトレンド、映画について健筆を振るっている。

PAGE 3

山本典正さん(平和酒造代表取締役社長)

「囲碁に集中して、仕事を束の間忘れます」

▲ 「ヒカルの碁」は『週刊少年ジャンプ』で連載。テレビアニメ化もされた。
「最近になって囲碁を始めました。ひとつのことに集中しているときは没頭するタイプですので、今は、定石を覚えるために本を読んだりと、ここ2か月ほどハマっているところです。どんなことでもそこそこのレベルまではやりこみたくなるほうなので、その時の集中具合には自信があります。

いつも仕事のことを考えてしまうタイプなので、囲碁のことを考えているときは、つかの間忘れられるのもいいことかな。最近はチェスのドラマが人気と聞いているので、そちらも気になっています」
▲ チェスの天才少女の一生を描いた『クイーンズ・ギャンビット』は世界的に大ヒット。Netflixオリジナルシリーズ『クイーンズ・ギャンビット』独占配信中

山本典正

1978年和歌山県生まれ。京都大学経済学部卒業後、人材系ベンチャー企業を経て、04年実家の酒蔵に入社。現在、平和酒造代表取締役社長。19年京都大学経営管理大学院修了。主な著書に『個が立つ組織』(日経BP)、『ものづくりの理想郷』(dZERO)など

PAGE 4

麦野 豪さん(オフィス麦野代表)

「物言わぬ馬との対話でコミュニケーション能力を養う」

▲ ロバート・レッドフォード主演『モンタナの風に抱かれて』(1995年公開)は、馬を癒す能力のあるカウボーイ(ホース・ウィスパラー)と少女の物語。
「休日はできるだけアウトドアでスポーツを楽しむようにしています。もともとゴルフと乗馬が趣味だったのですが、この2つが好きすぎて、同じ日に両方とも楽しめるように、自ら発起人を務める『東京クラシッククラブ』のコンセプトをつくりました。

ゴルフはBluetoothスピーカーをキャディバッグにぶら下げて、音楽を楽しみながらラウンドすることをおすすめしたいですね。なかでも、広いゴルフ場でぜひジャズを聞いてみていただきたいものです。

乗馬は体幹を鍛えるスポーツというだけでなく、言葉が通じない生き物との対話で真のコミュニケーション能力が養われます。以前、映画『モンタナの風に抱かれて』に出てくるようなホース・ウィスパラーによるマネジメントセミナーを受けたことがあるんです。草食動物である馬はリーダーと認めた者に対しては絶対服従するんです。でも、鞭で叩いて従わせても、乗り手を落とすことがあることは人間社会でも同じですよね」

麦野 豪

台湾新竹市生まれ。成蹊大学法学部法律学科卒業後、株式会社トーメン(現豊田通商)入社。青山学院大学大学院でMBAを取得。米国トーメン社の駐在を経て、外資系で主にブランド事業立ち上げ及びブランドビジネスに携わる。消費財ブランドのセールス・マーケティングで20年の経験、モンブランやオーデマ・ピゲ、リャドロなどラグジュアリー・ブランド業界・リテールで17年間経営に携わる。2019年「オフィス麦野」を創業。それまでの経験・人脈を活かして企業やブランドのリポジショニング業務を請け負う。

「大人のいい時間」特集をもっと見たい方へ

この記事が気に入ったら「いいね!」しよう

LEON.JPの最新ニュースをお届けします。

RECOMMEND FOR YOUおすすめの記事

    RELATED ARTICLES関連記事

    SERIES:連載

    READ MORE

    買えるLEON

      SPECIAL

        賢人4人に聞いた。最高の「ひとり遊び」はどんな時? | 著名人 | LEON レオン オフィシャルWebサイト