2025.11.27
第11回 加藤あい 【vol.02】
美しい人、加藤あい。「私は性格的には本当に芸能界に不向きだったのかなと思います」
大人の女性の美しさに迫るグラビア連載「美しい人」。今回ご登場いただいたのは加藤あいさんです。その透明感溢れる大人びた美しさを武器に数々の人気ドラマで印象的な役を演じてきた加藤さん。現在は育児のため仕事を大幅に制限しているなか、今回は久々のグラビア撮影に挑戦してくれました。
- CREDIT :
写真/野口貴司 文/渡邉朋子 スタイリング/竹村はま子 ヘアメイク/川村友子 編集/森本 泉(Web LEON) プロデュース/Kaori Oguri

今回ご登場いただいたのは加藤あいさんです。その透明感溢れる大人びた美しさを武器に、10代の頃からCM女王と呼ばれ、「池袋ウエストゲートパーク」や「海猿」シリーズなど数々の人気ドラマで印象的な役を演じてきた加藤さん。30代で結婚、出産、育児のため休業し、いまはモデル業などを中心として、仕事をセーブしながら活動するなか、今回は久々のグラビア撮影に挑戦してくれました。それでもまったくブランクを感じさせることのない輝くような美しさの秘密とは? そのvol.02です(vol.01はこちら)。




【interview 02】
作品を見る時は演者側の目線で見てしまう。どこかでまたやりたいと思っているのかも
加藤あいさん(以下、加藤) はい。10歳、7歳、3歳の子供がいます。
── ママになられて、ご自身の新たな一面に気づいたということはありますか?
加藤 それは間違いなく“私、こんなに怒りっぽかったっけ?”ということですね(笑)。子供たちがまだ小さいこともあって、小言を言う機会が多いのが現実ではあります(笑)。

加藤 若い頃は狭く深くという感じでしたが、子供を持ってからは学校行事などを通じて子供にまつわるいろいろな人間関係が出てくることもあって、自然と壁もなくなり、広くおつき合いできるようになってきた感じはありますね。
── それは加藤さんご自身が以前よりオープンになったということもあるんでしょうか?
加藤 芸能界でしっかり活動していた頃よりはすごく肩の力が抜けて過ごせていると思います。やっぱり昔のほうが警戒心が強かったというか、あまりいろんな人には自分の話をしなかったり、すごく表面的な感じで、本当に限られたお友だちとだけ密に過ごしていた感じはありました。今は心を許せるお友だちもいつつ、職種も世代も関係なく、いろんな人の考えや価値観を知る楽しさも感じていますね。

加藤 13歳からお仕事を始めて30歳頃で結婚するまで、私の場所はここなのかなと思いながら芸能の世界でずっとやってきて、自分の中ではもう後悔がないぐらい、いろんな経験をさせてもらったと思います。
でも、だからお仕事はもういいかなと思っていたというより、結婚して家庭を持ったことで、家族との時間を一番に優先したいという思いがすごく芽生えて。でもそれ以上に、実際やってみると、お家のことだけで精一杯で余裕がなかったですね(笑)。私は気持ちの切り替えが上手なタイプではないので、家庭とお仕事の両方を器用にこなせる気がしなかったというか。
── 今までお仕事されてきて、今日みたいな撮影も何度となく経験されてきたと思いますが、被写体として撮られることについてはどうですか?
加藤 正直、あまり得意ではないのかなと思います(笑)。だから本当になんで芸能界に? という感じですよね(笑)。自分に自信があったり、自分を見せたい、撮られたいという欲がもともとないので、性格的には本当に不向きだったのかなと思います。

加藤 どうなんでしょう。でも、何か作品を見る時にやっぱり演者側の目線で見てしまうというか。俳優さんの間や表情が素晴らしいなとか、こういう表現の仕方があるんだなという見方で楽しんでいるあたりは、どこかで自分もまたやりたいと思っているのかなとは思ったりします。
加藤 あまり手を抜いたり人に任せたりというのが器用にできなくて、やるとなったら全部きちんとやりたいと思ってしまうタイプなので、なかなか両立できるだけの余裕はまだないんですけど。でもいつかまたお芝居もやってみたいなとは思ったりしますね。

加藤 自分の中で一生、納得ができないでしょうし、満足することもないだろうなと思いながらやってきて。昔は自分が出演した作品についても、自分へのダメ出しも含め、どういう風に仕上がっているのかなと、仕事のつもりで見ていました。
だから楽しむ余裕はなかったんですけど、一方で他人の作品を見ている時も、私だったらこの役をどうやるかなとか、私もこういう役をやってみたいなとか考えながら見ていたりもしたので、やっぱりお芝居とか、ドラマや映画の作品作りというのは好きだったのかなと思います。
加藤 やっぱり若い頃は極端に真面目すぎたというか。どうやったらもっとよく見えたのか、もっとうまくできたのかとか、そういう反省点を常に持っている状態でした。これはよくできたなとか、自分のことを褒めてあげるより、常にダメなところを探していました。でも、そういう部分も含めて、やっぱり好きだったのかなと思います。だから、余計なことを考えずに、感性でいろんなことに飛び込んでいけたり、その状況をもうちょっと楽しんでやったらよかったなとは思いますね。

加藤 日常生活では抜けているけど、お仕事に戻ったらまた肩にすごく力が入っちゃって、バキバキになってしまいそうですけどね(笑)。ここまでブランクがあると怖くてできるかなという思いもありつつ、ここ数年でまたやってみたいなという気持ちも芽生えてきてはいるので、いつか機会があったらと思います。
── 今後、プライベートで挑戦してみたいことはありますか?
加藤 しばらくは子供中心かなと思いますけど、もう少し子育てが落ち着いたら、ワインの勉強とかもしてみたいし、旅行ももっといろいろ行ってみたいなと思いますね。
※vol.03に続きます。

● 加藤あい(かとう・あい)
1982年12月12日、愛知県生まれ。1997年にドラマ『ギフト』で女優デビュー。1999年にドラマ『ベストフレンド』で連続ドラマ初主演。2000年頃には数多くのCMに出演し、10代にしてCM女王と呼ばれた。2001年には第25回エランドール賞新人賞を受賞。『池袋ウエストゲートパーク』、『真夏のメリークリスマス』、『傷だらけのラブソング』、『海猿』、『やんパパ』、『君が想い出になる前に』、『夫婦。』、『ハケンの品格』、『ドリーム☆アゲイン』、『スクラップ・ティーチャー〜教師再生〜』、『魔女裁判』、『チーム・バチスタ2 ジェネラル・ルージュの凱旋』、『Dr.DMAT』など数々の話題のドラマで活躍。現在は雑誌『美ST』『VERY NaVY』でモデルとしても活動中。
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