2025.07.19
美しい人、相田翔子さんまとめ。「規則正しいのなんて大嫌い。型にはまった生活が無理だった私が変わった理由」etc.全3本
女性であるKaori Oguriさんをプロデューサーに据え、豊かな人生経験を持つ女性たちの、内面から醸し出される“大人の美しさ”に迫る新たなグラビア企画連載「美しい人」。その第7回に登場いただいた相田翔子さんの記事3本をまとめてご紹介します。
- CREDIT :
写真/浅井佳代子 文/渡邉朋子 スタイリング/金子美恵子 ヘアメイク/きくち好美 編集/森本 泉(Web LEON) プロデュース/Kaori Oguri
美しい人、相田翔子vol.01
「Winkのキラキラはあの時にしか出せない宝物。だからそのまま残しておきたい」

相田翔子さん(以下、相田) 中学2年生の時に、親友の子が「一緒にオーディションに行こうよ。ぱっと歌うだけだから」と申し込んでくれて。歌は大好きでしたけど、私はあがり症で引っ込み思案だったので震え上がる思いでした。当日はユーミン(松任谷由実)さんの『ダンデライオン〜遅咲きのたんぽぽ』を歌ったんですけど、たくさん練習したのにステージに立った瞬間、体が硬直して思うように歌えなくて。自分には向いてないと思って帰ろうとしたら、芸能事務所の方に「モデルをやってみない?」と声をかけていただいたんです。
── それで芸能界へと進まれるわけですね。
相田 事務所の方が両親にも会いに来てくれたんですけど、「今は学業優先なので、高校に上がるまで待ってください」と(親が)お話しして。そこで終わりかなと思ったら、高校になったら本当に「レッスンを始めましょう」と熱心に言ってくださったんです! そこから、お芝居や歌、作詞作曲などのレッスンを受けることになりました。
高2の時にはデビュー曲も決まってレコーディングまでしたんですけど、デビュー直前に学校に相談したら、「うちの学校は芸能活動は禁止なので、やるなら転校してください」と言われてしまって。
美しい人、相田翔子vol.02
「規則正しいのなんて大嫌い。型にはまった生活が無理だった私が変わった理由」

相田翔子さん(以下、相田) Wink時代はよくインタビューで「25歳で結婚したいです」と言っていて、絶対するんだと思っていたんですけど(笑)。お仕事に集中していたらそんな余裕もなく、出会いも本当にずっとなくて、気づいたら35歳ぐらいになっていたので、結婚のこともちょっと考えようかなと思って。
まわりにも言っておくと流れが変わるかなと「私、結婚したいんだ」とあちこちで言っていたら、人から紹介していただいたり、いろんなパーティーにも顔を出すようになったことで出会いは増えたんですけど、なかなか良い出会いがありませんでした。
あ~やだ、やだ! と思っていたところに、紹介ではなく自然な形で、ガツガツしていなくて今まで出会った中で一番真面目そうな人にひょっこり出会ったんです。だから、熱愛! というより「ご飯でも食べに行きましょう」というところから、お互い年齢的に結婚ですね、みたいな流れで、2年ぐらいおつき合いをして結婚しました。
美しい人、相田翔子vol.03
「撮影の1カ月くらい前から体を作らなきゃと思って体操したり、マッサージするのが楽しくて」

相田翔子さん(以下、相田) やっぱり年相応に上品に、その時を受け止めて輝いていらっしゃる方。言葉にすると、ちょっと嘘っぽく聞こえちゃうかもしれないですけど、実際、そういう素敵な方が身近にいるんです。私の飲み友で90歳の女性なんですけど、“おばあちゃま”とは言えないぐらい、いつもきれいにお化粧をして背筋も伸びている方なんです。
その方と一緒にワインを飲んで、おしゃべりするのがすごく楽しくて。カウンターで肩を並べておしゃべりするんですけど、自分の苦労話とかもざっくばらんに話してくださるんです。
── その方とはどういうきっかけで知り合われたんですか?
相田 父の友人で、前からよく飲みに行っていたらしいんですけど、ある時父が「お前も行く?」と誘ってくれたんです。そしたら、私も仲良くなっちゃって、それ以来よくご一緒させていただいています。