2024.05.14
【Vol.03】藤澤龍一さん/プロデューサー、墨絵アーティスト
パリで活躍したデザイナーがようやく見つけた終の棲家
墨絵アーティストの藤澤龍一さんが見つけたのは、伊豆の瀟洒な一軒家。青春時代を送ったパリ、イベントプロデューサーとして活躍していた東京での暮らしとはまったく趣を異にする、穏やかな時間に心癒されているそうです。
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写真/平郡政宏 文・編集/秋山 都
「初めて物件を見た時に、あ、ここだと確信しました」
築20年ほどの日本建築家屋をリノベーション
流派にこだわらない自由な茶人としても活動している藤澤さんは、四季折々の茶事をここで行うことも。亭主としてお茶をたてるだけではなく、懐石料理も自ら料理し、ふるまう、フルコースの茶事を開いています。
「みなさん喜んでくれます。それと自慢は温泉を引いているお風呂ね。ウチの温泉で温まったら風邪ひかないんですから(笑)」
● 藤澤龍一(ふじさわ・りゅういち)
1952年北海道生まれ。桑沢デザイン研究所卒業後、渡仏。ジャン・ルイシェレルのアシスタント・デザイナーとして研鑽を積む。1980年帰国。アパレルのデザイナーとして活躍したのちに、「ランバン」のコーディネーターやPRを経て、イベントプロデューサーとして独立。1997年株式会社「RFプロデュース」を設立。2014年末に事業を整理し、現在は、墨絵アーティストや茶人として新たなクリエイティヴ活動を開始している。