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2022.07.30

【第66回】

狙った男は確実に落とす。可愛い“大悪魔”な看護師が登場!

美人とは「美」という高スペックを備えたスーパーカーのような存在。その“スーパーぶり”に男は憧れるわけですが、果たしてそのスペックは彼女に何をもたらすのか? 「ワイングラスのむこう側」(cakes)で人気の林伸次さんが、世の美人たちの隠された恋愛事情に迫ってみる連載です。

CREDIT :

取材/林 伸次 写真/玉井美世子 文・構成/木村千鶴

「ワイングラスの向こう側」(cakes)でおなじみ、奥渋谷のバー「BAR BOSSA」(バール・ボッサ)のマスターにして作家の林伸次さんが、バーテン仕込みの絶妙な話術でさまざまな美人さんの本音を聞き出す連載です。

テーマは今どきの美女たちの”悩める恋愛事情”。美人が出会った最低男を裏テーマに、彼女たちの恋愛体験(主に失敗)談と本音の恋愛観に迫ります。

第66回のゲストは、菜名さん(26)です。
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初めての彼氏とはマッチングアプリで出会いました

── 今日はようこそいらっしゃいました。林です。よろしくお願いいたします。

「少し緊張しています。よろしくお願いします」

── 緊張をほぐせるように頑張ります! えっと、ここではニックネームで呼ばせてもらっているんですが、誰に似てるかな……あ、清野菜名さんに似ている気がします。

「本当ですか!? うれしいです」

── では今日は菜名さんと呼ばせてください。菜名さん、お仕事は何をされているんですか?

「看護師をしています」
── 看護師さんはなかなか出会いがないとも聞きますが、実際のところどうなんですか。

「そうですね、高校時代も進学校でそういうのは全然ないし、看護学校に行っていたので、まったく出会いがない。だからマッチングアプリを使って恋活していました。初めて男性とお付き合いしたのは19歳です」

── マッチングアプリってその頃にはもうあったんですね。菜々さんだったら、男性たちからアタックがガンガン来ますよね?

「はい。来ますけど、友達から『自分はお持ち帰りされちゃったから、本当に気をつけた方がいいよ』って聞いてて。だから気をつけなきゃ、安売りしちゃダメだって思ってました」

── そうか、でもそれまではお付き合いも未経験ですよね? そしてアプリにいる男性って、凄く慣れてる人が多いような気がします。

「そうなんですよ。最初に付き合った彼は、アプリで出会った人で。結局、コロッといってしまいましたね」
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アフターケアのない航空系の初彼

── その人は何歳で、何をしている人だったんですか。

「5歳年上の、航空系の人でした」

── 航空系の人だったら収入もいいだろうし、海外勤務もあるだろうし、楽しそうですよね。

「あ〜、当時は結婚したいとかはまったく思っていなくて、とにかく誰かと付き合ってみたかったんです。処女のまま人生が終わっちゃうのが嫌だっていう恐怖感があって……」

── なるほど、やっぱり19歳だとちょっと体験したいんですよね。

「はい、試してみたいなって思っていたけど、なんとなく怖かった。でも、バイト帰りにちょっとしたアクシデントがあって、終電がなくなっちゃった時があって、彼に『終電無くなった〜』って連絡したんです。そうしたら『じゃあ迎えに行くよ』って言われて、あれよあれよという間にホテルに行っちゃって、それで初めてしちゃった。全然身構えてなくて、一緒にお布団に入ったら、あれあれ、って感じで」
── あ、その彼、流れがうまいですね。5歳年上ってことは彼もまだ24歳ですよね。ということは、学生の頃からそういうことに慣れてる感じだったのかな。その時は怖かったんですか。

「はい、怖かったです。その後、あっちはすぐにグウグウ寝ちゃって、もう本当に帰りたくなっちゃって、ホテルのドアのところでひとりで体育座りしてました」

── わ〜、ひどい! 最初なんだし、優しく頭を撫でられたりしたいですよね。

「本当に。あっけなく終わっちゃったなってガッカリしました。だからそれからは、事後にアフターケアしない男性は即切っています(笑)」

── なるほど、そういう男はすぐに関係を切る。

「そう。自分がその時に感じた悲しい気持ちは大切にしようと思って」
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彼のクルマを蹴飛ばして、夢の国から退場しました(笑)

── 教訓にしたんですね。その彼とはどんなお付き合いをしていたんですか。

「初めての彼氏だからだと思うんですけど、好きになりすぎちゃって、私、めちゃくちゃ重くなってましたね。彼は社会人だから連絡ができないこともあるって今ならわかるんですけど、恋愛経験がまったくないままアプリで出会った社会人と付き合ったわけで、相手のバックグラウンドもよくわかってない。それで不安になって連絡がこないと鬼ラインを送ってました(笑)」

── ワハハ、若い女の子と付き合うと、たくさん連絡しなきゃ不安になるんだって聞いたことがあります。

「はい、彼だってまだ働き始めで忙しいのに、そういうところを汲み取れなかった自分がいけなかったとは思います。でもね、倦怠期になんか嫌な予感がして、マッチングアプリを開いてみたんですよ。そしたら彼が写真を更新してた(笑)。しかも凄く調子に乗ったプロフィールの文面で。最悪な気分になりました」

── それは怒りが湧きますよね。
「はい、でもとりあえず私の20歳の誕生日が間近で、ほら、20歳の誕生日ってビックイベントじゃないですか。だから一緒に祝ってもらいたいから黙っていました。今思えば執着ですよね。好きって感情じゃなくて依存と執着だったんだろうな」

── そうかもしれませんね。

「それでディズニーランドに行ったんですが、乗り物の待ち時間を彼が携帯で調べている時に、風俗店の検索履歴がズラッと並んでるのを見ちゃって。もう堪忍袋の尾が切れて、『これ何? もう帰る』って言いました(笑)」

── よく言った!

「『今まで黙ってたけど、マッチングアプリも更新してるよね?』って。もう自分でも目が血走ってるのがわかるくらい頭に来てしまい、彼のクルマから荷物を取り出して、帰り際に車体を思い切り蹴って、夢の国からも恋人からも退場しました(笑)」
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実は私、元パパ活女子です

── 嫌な思い出になっちゃいましたね。

「そうですね、初彼がトラウマになってしまったのはあります。その経験があって、男性心理をもっと研究したいと思うようになりました。男性に対してちょっと恨みもあったし、のしあがってやろうと、体験としてキャバクラでも働いてみました」

── あれって勉強になりますよね。男ってこうなんだ〜ということもわかるような気がします。菜名さんなら、人気が出たんじゃないですか?

「いや、アルバイト程度だったので……。親と同居だったし、結局キャバクラって衣装やヘアメイクのお支度代にお金がかかっちゃって。だから、キャバクラでは腰を据えて働くことはできなかったんですが、でも個人的に経営するみたいにして、学校のない週末の昼だったらできるんじゃないかって思いついたんです」

── と言いますと?

「私、実は元パパ活女子だったんです」

── あ、そうなんですか。えっと、パパ活ってその頃からあったのかな。

「その当時はまだ呼称はついていなかったので、ハシリの時期だったと思います。始めた1年後くらいに『パパ活』ってドラマができたかな」
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── 自分で思いついたのが凄いです。交渉とかもあるでしょう?

「キャバクラにはセット料金があるんですね、1時間5千円とか。それは2〜3人の女の子をつけて5千円だから、私ひとりで、自分のレベルだったら3千円くらいかな〜って」

── 「1時間3千円で週末の日中に飲みますよ〜」って言うわけですね。でも凄いですね、自分からそういう交渉をするなんて。

「恋愛がうまくいかなくて『自分は何がダメだったのかな、なんであんな思いしたのにまた男性にいくんだろうな』って、めちゃくちゃ病んじゃった時期があって……。その時に“自分の世の中での市場価値をちゃんと知りたい”って思ったんです」

── アハハハ、凄いです。感心しちゃう。

「その流れを通して、お金を払って自分と飲んでくれる人がいることはわかって。これがきっかけで、自分自身を冷静に評価できたので、経験としては良かったと思っています」

後編へ続く)

■ bar bossa(バール ボッサ)

ワインを中心に手料理のおいしいおつまみや季節のチーズなどを取り揃えたバー。 BGMは静かなボサノヴァ。
住所/東京都渋谷区宇田川町 41-23 第2大久保ビル1F
営業時間/月〜土 19:00〜24:00
定休日/日・祝
問い合わせ/TEL 03-5458-4185

● 林 伸次(はやし・しんじ)

1969年徳島県生まれ。早稲田大学中退。レコード屋、ブラジル料理屋、バー勤務を経て、1997年渋谷に「bar bossa」をオープン。2001年、ネット上でBOSSA RECORDSを開業。選曲CD、CD ライナー執筆等多数。cakesで連載中のエッセー「ワイングラスのむこう側」が大人気となりバーのマスターと作家の二足のわらじ生活に。近著に小説『恋はいつもなにげなく始まってなにげなく終わる』(幻冬舎)、『なぜ、あの飲食店にお客が集まるのか』(旭屋出版)など。最新刊はcakesの連載から大人論を抜粋してまとめた『大人の条件』(産業編集センター)。

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