2018.05.01
健康の新常識は、見た目と体力年齢はまったくの別モノ!?
あなたの現在の体力年齢は一体いくつ!? 自宅で簡単にできる診断テストを、スポーツ科学の専門家に教えていただきました!
- CREDIT :
取材・文/アキヤマケイコ イラスト/野村憲司(トキア企画)表作成/武田夕子 監修/須藤明治(国士舘大学体育学部・教授)
「体力は、いくつかの要素で構成されますが(※下コラム参照)、今回は、筋力・持久力・柔軟性に絞って体力を点数化する方法を考えてみました」(須藤さん)。文部科学省が20〜64歳の人たちに長年実施している「新体力テスト」を元に構成したのだそう。
“体力”の定義
体力とは、大きく「身体的要素」「精神的要素」に二分されます。今回計測する“体力”は、「身体的要素」の「行動体力」を構成する形態(体型や姿勢)と機能(筋力・持久力・筋持久力・柔軟性・敏捷性・平衡性・瞬発力)のうち、機能の部分です。
自分でできる体力テスト1・2・3
体力テスト 1
【上体起こし】腹筋の動的持久性から、筋力をチェック!
1. まずは正しいポジションから
2. 30秒間で何回起きられるかカウント!
体力テスト 2
【長座体前屈】ガチガチボディになってない? 柔軟性をチェック
1. テーブルや壁を利用して、簡易計測!
2. 前屈して、押せた距離を確認
体力テスト3
【10分間ウォーキング】楽々歩ける? 意外にキツイ? 持久力をチェック!
テストの数字から、アナタの体力を評価!
結果発表! アナタの体力年齢はいくつ?
3つのテストの点数を合計し(30点満点)、上の表に当てはめれば、大まかな体力年齢がわかります。実年齢と同じくらいならまずまず。実年齢より高めだった方は、ちょっと運動不足かも。次ページで紹介する、簡単な体力アップの運動を参考にしてみてください。
こちらにもトライしてみましょう!
【平衡感覚テスト】カラダのバランス感覚を磨こう
立った状態で両手を腰に当てたら、目を閉じて片足をあげ(上げやすいほうでよい)、2分間キープ。上げた足が床についたり、上げていないほうの足(支持足)がずれたり、手が腰から離れたりしたら終了。2分間できなかった場合、定期的に行なってカラダのバランス感覚を磨きましょう。
仕事の合間や自宅でできる! 体力向上エクササイズ
■ ジャンピング・スクワット
「筋力」がイマイチだった方はコチラ!
■ 脚・股関節まわりのストレッチング
「柔軟性」がイマイチの方はコチラ!
「+10分間ウォーキング」で持久力アップ!
このほか「持久力」が不足していた場合は、毎日の生活でプラス10分間早足で歩く「+10分ウォーキング」を意識してみましょう。平均的なビジネスマンの1日の歩数は6000程度ですが、10分多く歩くことで理想的な1万歩に近くなります。
■ 須藤明治
国士舘大学教授。体育学修士、医学博士。スポーツ科学の手法を生かし、アスリートの競技力の向上や、中高年の運動処方、子供の発育・発達に即したスポーツ指導などを行う。健康増進のための体操や運動も研究。『超簡単「けのび」ポーズでからだがよみがえる!』(サンマーク出版)など著書多数。