2025.09.15
【40・50代男性Q&Aその2】 一度開いてしまった毛穴もケアすれば元に戻りますか?
日頃のスキンケアの質が、文字通り「顔に出る」オヤジ世代。その最前線が、モテる条件でもある清潔感の逆を行く“毛穴”かと。そこで、いまさら聞けない毛穴のあれこれを「アオハルクリニック」小柳衣吏子院長にうかがいました!
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イラスト/STOMACHACHE. 文/大塚綾子 編集/菊地奈緒(Web LEON)
A.開いたり黒ずんでしまった毛穴も適切なケアや施術をすれば十分に改善できます

小柳先生(以下、先生) 適切なケアや施術をすれば、十分に改善できますよ。産毛が詰まって毛穴が黒くポツポツと見えるなら、まずはレーザー脱毛。角栓の詰まりが原因で黒ずんでいる場合は、ケミカルピーリングで一度角栓を溶かすとキレイになります。レーザーや高周波を照射することで肌のコラーゲン生成を促して弾力をアップし、毛穴を目立ちにくくする施術もあります。
また、ホームケアでも市販のピーリング剤を使えば、ある程度は毛穴が目立ちにくくなりますが、やりすぎは禁物です。
── 毎日のヒゲ剃りも毛穴に悪そうです。気をつけることはありますか?
先生 ヒゲ剃りのついでに、ヒゲが生えていないゾーンまで雑に剃るのはやめましょう。頬のうぶ毛が気になるなら、肌を傷つけないようにシェービング剤を使ってやさしく剃り、アフターシェーブローションなどでしっかりと保湿ケアを。
ヒゲ剃り後に毛穴に細菌が感染して炎症を起こす「尋常性毛瘡」と言う疾患もあるので、清潔を保つことが大切です。

● 小柳衣吏子(こやなぎ・えりこ)
福岡県生まれ。幼い頃の大病がきっかけで、医師を志す。順天堂大学医学部卒業後、同大学病院勤務を経て、「ウェルエイジング」のコンセプトに賛同して2009年にAOHALクリニックに参加。2011年に院長に就任。順天堂大学医学部皮膚科助教(非常勤)、日本皮膚科学会認定皮膚科専門医、日本美容皮膚科学会会員、日本抗加齢医学会評議員・認定専門医。皮膚だけでなく顔の筋肉の勉強も続け、海外での解剖トレーニングにも積極的に参加している。著書に「美肌の王道」(日経BP)。テレビや雑誌・Webにも多数出演。趣味はゴルフ。

■ アオハルクリニック
住所/東京都港区六本木6-15-1 六本木ヒルズけやき坂テラス5F
TEL/03-5786-1152
診療時間/10:00〜14:00、15:00〜19:00(最終受付18:30)
休診/木・日曜
HP/https://www.aohalclinic.jp