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直訳すれば「腐ったチーズ」。うじ虫が蠢き、飛び跳ねる“違法”なチーズを食べるイタリア人がいる⁉

イタリア料理と聞いて、読者のみなさんが思い浮かべるのは何だろうか。香り高いポルチーニのリゾットか、太陽を浴びたトマトのパスタか、濃厚なゴルゴンゾーラチーズだろうか。イタリア人は食に対して異常なほどの情熱と誇りを持っている。世界で一番美味しいものを知っているのは自分たちだ、と本気で信じている国民だ。
だけど、そんなイタリア人でさえ、その名を聞いただけで顔をしかめて後ずさりし、決して口にしようとしない「闇のチーズ」が存在する。あれをチーズと呼んでいいのかさえ、僕にはわからない。それは、サルデーニャ島の伝統食、「カース・マルツゥ(Casu Marzu)」だ。
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日本人が気づかない日本の「鍋料理」の世界に誇れる凄さとは?

日本の冬は、美しい。でも、正直に言うと骨身に染みるほど寒い。北イタリア・ピエモンテ出身の僕が言うのだから間違いない。だけど、この日本の寒さには、最高のご褒美が用意されているよね。それが「鍋料理」だ。
街を歩けば、冷たい風に背を丸めた人々が、赤提灯や暖簾の奥へと吸い込まれていく。僕もその一人だ。席に着いてメニューを開く。目の前に運ばれてくるのは完成された料理ではない。生の食材が山のように積まれた、冷たい鉄鍋だ。そして、テーブルの上には小さなガスコンロ。ここからが、僕にとっての「カルチャーショック」であり、至福の時間の始まりなんだ。
今回は、イタリア人の目線から見たこの不思議で愛すべき「鍋料理」について語ろうと思う。
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日本独自のイタリア料理「イタメシ」がなぜこんなにイタリア人である僕の心を掴むのか⁉

「イタメシ」という言葉を初めて聞いた時、「イタリア料理」と結びつかなくて、いったい何のこと? と不思議だった。だけど、一度その魅力を知ったら、もう「イタリア料理」って聞くよりも「イタメシ」って言葉のほうが、心がキュンと高鳴っちゃう。まるで、特別な魔法がかかっているようだ。
日本では、1980年代後半から1990年代のバブル期に、イタメシの高級でお洒落なイメージが広がり、一気にブームになったイメージが強い。しかし、この流行の背景には、知られざるドラマティックな物語、つまりルーツがあるんだ!
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イタリア人はなぜケチャップを「トマトの魂が抜けたジャンクなソース!」とののしるのか?

イタリア人が「ケチャップ」という言葉を聞いた時、頭に浮かぶのは、きっとフライドポテトやハンバーガーにドバッとかける、あの「ジャンクなソース」だろう。体に悪そう、栄養なんてない、しょせん子供だまし、と、イタリア人が眉をひそめる気持ちがよくわかる。
トマト栽培と食文化の本場であるイタリアから見れば、ケチャップはなんだか「本物のトマト」から遠く離れた存在のように見えるから。でも、イタリア人が知って目から鱗が落ちるほど驚愕した日本のケチャップの「真実」。これこそが、僕たちが今、大声で笑い感動を分かち合うべき、最高のネタだ!
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伝統と情熱を重んじるイタリア人が効率の象徴である「コンビニのおにぎり」に心を奪われてしまう理由

日本での生活も気づけば20年近く。僕の体にはもう、上質なパスタと同じくらい日本の「米」の旨味が染み込んでいる。石川県の美しい水で育った米を味わうたび、僕は日本の食文化の深さに溜息をつく。だけど、今回語りたいのは高級料亭の土鍋ご飯ではない。きっと、読者のみなさんも目にしている、あのコンビニの棚に並ぶ「三角形の宝石」のおにぎりについてだ。
イタリア人にとって「食」とは、ただの栄養補給の手段ではなく、家族や友人と愛を語らい、自分たちが何者であるかを証明するための儀式だ。そんな伝統と情熱を重んじるイタリア人が、なぜ効率の象徴であるコンビニのおにぎりに、これほどまで心を奪われてしまうのか。その理由を語りたいと思う。














