2026.02.01
新潟県新発田ほか、こんなところに⁉と意外だけどめちゃおいしい美食宿5選
単なる宿ではなく、地方の魅力を再編集し、世界へと発信する拠点となっている美食の宿=オーベルジュに注目。
さあ、美食を求めて旅に出よう
いま、美食家たちの関心は「名店」から「美食の宿=オーベルジュ」へと移りつつあります。目的はひと皿の完成度だけではなく、滞在を含めた体験そのもの。料理が生まれる土地に身を置き、空気や時間、翌朝の余韻まで味わう——そんな贅沢を求める大人たちがが増えています。
多くのオーベルジュが都市から離れた場所にあるのも魅力のひとつ。朝に採れた野菜が昼のサラダになり、近海の魚が夜のメインディッシュになるのですから。食材は「運ばれるもの」ではなく、「そこに在るもの」という臨場感こそが、都会のレストランでは得られない価値を生み出します。満腹になったらそのままベッドへ直行できるから、ワインや地酒を心置きなく楽しめるのも、私たちにとっては大切な要素ですよね。
そこで本記事ではいま話題のニューオープンから、もはや定番といえる美食宿までバリエーションに富んだ5軒をラインナップ。さあ、次のお休み、どこへ行きますか?
新潟・新発田市
01.新潟県新発田に出現した美食オーベルジュ「Né」に注目!

▲ 新発田駅からクルマで15分ほどの距離にあるオーベルジュ「Né」。隣にはひと足早くオープンしたバレルサウナ「sui」が大人気。
2025年10月、新潟県新発田市に誕生したオーベルジュ「Né」。大地から生まれた建築、土地に根ざす食、そして未来へと受け継がれる文化……ここは単なる美食の目的地ではなく、地域の記憶と営みを束ね、新しい価値へと育てていく“根”になるような場所でした。
贅沢に平屋のオーベルジュは、“新潟の自然を感じられる建築”というコンセプトのもと、新潟県産の木材と土だけで造られています。100%新潟メイドというコンセプトは食事にも貫かれ、肉や魚、野菜はもちろん、塩や醤油、酢、オイルやバターなどの調味料もすべて新潟産というからすごい。単においしい食事というわけではなく、この地で生きてきた人々の生活、気候、歴史を味わっているかのような、ある種の重みを感じる美食体験を味わえます。
大分・由布院
02.「ENOWA YUFUIN」に何度も通いたくなる理由とは?

▲ ニューヨークの有名店「ブルーヒル・アット・ストーンバーンズ」でスーシェフとして腕を奮っていたタシ・ジャムツォ氏。
2025年に発表された「ミシュランキー」で2ミシュランキーに選ばれていた「ENOWA YUFUIN」。大分・由布院で2023年6月に開業したオーベルジュです。約4万4,000㎡の広大な敷地には、高低差を活かしたヴィラやホテル棟が点在。すべての客室に源泉掛け流しの露天風呂が備わっており、由布岳や由布院の街並みの景観を望める贅沢な空間です。
こちらの最大のウリと言えば「ファームドリブン」というコンセプトを掲げたボタニカル・リトリートであることでしょう。自社農園ENOWAファームで育てられた野菜やハーブを使い、洗練された料理へ仕上げてくれるのは「ENOWA」内のレストラン「JIMGU」でエグゼクティブ・シェフを務めるタシ・ジャムツォ(Tashi Gyamtso)さん。
石川・小松市
03.奇跡のような一夜のディナーから2026年の流行語を予測

▲ 小学校の校庭だったスペースに広々とした開口部を取った「オーベルジュ オーフ」のダイニング。
石川県小松市・観音下の静かな里山に佇む「オーベルジュ オーフ」。かつて小学校だった建物を巧みに再生した、フーディ―の間で話題のデスティネーション・レストランです。廃校の教室や校庭がレストランや客室へと生まれ変わり、どこか懐かしさを残しながらも洗練された空間が広がるのが魅力。
ここでシェフを務める糸井章太さんは若手料理人の登竜門である料理コンペ「RED U-35」で史上最年少グランプリを獲得した実力者。野菜、山菜、魚貝、ジビエまで、北陸の大自然から得られる素材はもちろん、自身も山へ入り、畑に立ち、目で確かめて仕入れています。その姿勢が料理に揺るぎない“この土地ならではの説得力”をもたらしているのでしょう。庭先で摘んだハーブが香るひと皿や、山の滋味を閉じ込めた温かい料理など、ひとつひとつが北陸の風土とシェフの感性を響かせ合っているように感じます。
東京・立川市
04.都内駅チカ1分⁉ 今から間に合う「オーベルジュ ときと」でおこもりバカンス

▲ 「オーベルジュ ときと」の広々としたダイニング。宿泊せずに食事のみの利用もOK。
オーベルジュがすべて遠く離れた場所にあり、アクセスが悪いのかと言えば、さにあらず。東京から中央線で「立川」駅まで約40分、そこから南武線に乗り換えてひと駅。「西国立」駅に降り立ってから徒歩1分……つまり都心から1時間もかからない好アクセスで、東京とは思えない(一応都内なんですけれどね)ローカルガストロノミーが味わえるオーベルジュがありました。2023年4月にオープンした「オーベルジュ ときと」です。
大阪・南船場
05.話題のシャンパン・ホテル「Cuvée J2 Hôtel Osaka」へ潜入してみた!

▲ 白を基調としたミニマルな空間デザインが美しい「テタンジェルーム」。
ラストを飾るのは美食の宿ではないけれど、美酒をテーマにしたホテル。全11室というこぢんまりとしたブティックホテルなのですが、全館を通してシャンパーニュをテーマにしているという、世界初のシャンパン・ホテルなのです。シャンパーニュがテーマってことは……もちろん飲めるんだよね? と気になり、話題のホテル「Cuvée J2 Hôtel Osaka by 温故知新」に潜入してまいりました~!














