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2020.05.26

VOL.03「英国産スパークリング」

異常気象で格を上げた英国スパークリング

ワインスタイリスト、そしてシャンパンラウンジ『カーヴ シンデレラ』のプロデューサーとしても活躍する藤崎聡子さんが、さまざまなTPOにおける“モテるお酒のこなし方”を教えてくれる連載です。

CREDIT :

文/藤崎聡子 イラスト/林田秀一

ワインスタイリストの藤崎聡子さんが、さまざまなTPOにおける“モテるお酒のこなし方”を教えてくれる連載です。今回のテーマは……。

■Theme03「英国産スパークリング」

▲「ナイティンバー 1086 プレスティージ キュヴェ 2009」
瓶内二次発酵、使用するブドウは自社畑のみ。シャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエの3品種によって構成される。畑はイングランド南部に位置し、かつては寒く成熟に時間がかかるといわれていたエリアだが、現代の環境下ではこの土地こそ先見の明があったといわれるほど、完璧なブドウ栽培ができている。2009年は熟成からくるハチミツのような旨みが特徴的。
(750㎖)3万8500円/TYクリエイション 
LEON編集部(以下編) 「この前、展示会でブラインドテイスティングっぽいことしてきました」 

サトコさん(以下サ) 「ファッションに欠かせないのは泡!と個人的に思っていますが」 

編 「はい。シャンパンとその他の泡の違いをリアルに体験しました」 

サ 「発見があったのでは?」 

編 「いや〜、イギリスの泡だったんですが、驚愕です。これってなぜこんなに美味しいと感じるのでしょうか」 

サ 「化学的に畑を改良する、ということをしていないエリアがたくさんあるのが理由のひとつ。もうひとつはやはり温暖化の影響ではないかと」 

編 「そんなに違うもの?」 

サ 「違うと思います。今の環境で一日の寒暖差が明確にあり、ブドウの成熟をしっかり見極められるのは、今はイギリスが最高レベルではないか、と思っているくらい」 

編 「なるほど」 

サ 「もうひとつは多くのワイナリーが自国の環境下でこのようにブドウ栽培をしているという情報をオープンにしていること。それらを研究し、その土地にふさわしい方法を探り出せるのも有利なのかな」 

編 「同じことをしても土地が違うから完成形も違うだろうし。しかし完成度の高いスパークリングだ、これは」 

サ 「ブドウのポテンシャル、高いな〜と思う。これは極上モノですね」

藤崎聡子

ワインスタイリスト。ワイン専門誌『ワイン王国』を立ち上げ、媒体を中心にワインやシャンパンを紹介。ワインセミナーやレストランコーディネートなど多彩に活躍。西麻布でシャンパンと餃子を楽しめるラウンジ『カーヴ シンデレラ』をプロデュース。

2020年5月号より
※掲載商品はすべて税抜き価格です

■ お問い合わせ

TYクリエイション www.tycreation.com

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