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2023.12.27

「ハイアット プレイス 京都」&「ATELIER PAGES」

気負わずふらりと出かけたい、日常の京都美食アドレス

年末年始、京都へ出かける方へ朗報です。1泊1万円代で泊れる快適&スタイリッシュなホテル、さらには京都でしか買えないパリの本格スウィーツで最旬の京都を楽しんでください。

CREDIT :

文・編集/秋山 都 (LEON.JP) 写真/福森公博

価格高騰中の京都を楽しむ、ヌケ道を探せ!

▲ 「ハイアットプレイス京都」のゲストルーム。全室25平方メートル以上で広くはないが充分なスペースが確保されている。
▲ 「ハイアットプレイス京都」のゲストルーム。全室25平方メートル以上で広くはないが充分なスペースが確保されている。
年末年始に京都へ出かける、という方も多いでしょう。そこで気になるのは宿泊費。先日、台湾の新聞は「京都のホテルの宿泊料金が88%も上昇した」と報じました*。さらに「日本でのホテル高は元には戻らないかもしれない」との見通しと、ホテルの2人1部屋1泊の料金で見た時に、「京都はコロナ前の2019年が約3万9000円だったのに対し、今年(23年)は約7万3000円とその上昇幅は88%に達した」と解説。平均で7万3000円……これは庶民にとっては高嶺の花。なかなか手が届くものではありません~。
*東森新聞(台湾)2023年11月7日
地下鉄烏丸線丸太町駅に直結し、二条城や四条河原町などの主要な観光地へも徒歩圏内という好ロケーションの「ハイアット プレイス 京都」。
▲ 地下鉄烏丸線丸太町駅に直結し、二条城や四条河原町などの主要な観光地へも徒歩圏内という好ロケーションの「ハイアット プレイス 京都」。
そこで今年は10回ほど京都を旅した筆者が、等身大で楽しめる京都をご案内。時期にもよりますが1万円台で泊れる快適&スタイリッシュなホテルと、東京ではまだ買えないパリ仕込みの洋菓子という2軒のアドレスです。

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丸太町(京都)

◆ ハイアット プレイス 京都

まずホテルにおいては重要なロケーションから。こちら「ハイアット プレイス 京都」は地下鉄烏丸線丸太町駅に直結しているから、JR京都駅から乗り換えなしで4駅7分。今の京都市内はバスが大混雑しており、タクシー乗り場にも行列することが多いので、地下鉄でサクッと行けるのはありがたいポイントです。
ハイアットプレイス京都
▲ 実際に私が宿泊した客室「ガーデンビューキング」。
次に客室。私は京都にいても仕事をするのでかなりの長い時間を室内で過ごすことになります。この際、重要なのはPCワークができるデスクと椅子があるかというポイントなのですが、この点においても「ハイアット プレイス 京都」は合格。写真のソファとデスクは長時間仕事をしても疲れず、快適でした。また幅3メートルある窓から外(この部屋の場合には小さなお庭が設えられていました)が見えて気分転換できるのも高ポイントです。

この部屋を実際に公式サイトから予約してみますと……24年1月の某日で1万3600円でした。これ、ものすごくお値打ちではありませんか?
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ハイアットプレイス京都
▲ 「ハイアット プレイス 京都」のロビーで購入できるドリンク。
ハイアットプレイス京都
▲ インバウンドの観光客がお土産として買っていくことも多い、おしゃれなカップラーメン。
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さらに、こちらのホテルは飲食関係もきちんと充実しています。まずラウンジではウエルカムコーヒー(無料)をいつでも好きな時間にいただけるほか、軽食やアルコール類を販売しているので、中途半端な時間にお腹がすいても心配ご無用。また朝食ブッフェは別料金ですが、京都らしく和食のメニューも豊富です。
ハイアットプレイス京都
▲  京都らしく漬物を乗せて、ぶぶ漬け(お茶漬け)と洒落込みました。
この「ハイアットプレイス」とは、全部で26あるハイアットブランドのなかでも、たとえば「グランド ハイアット」や「パーク ハイアット」とは異なり、「24時間必要なサービスを提供する利便性、フレキシブルな居住空間とスタイリッシュなデザイン性を重視し、ビジネス、レジャー、どちらの利用にも幅広く対応する」のが特徴だそう。まあ、つまりは超ラグジュアリーじゃないけれど、快適で利便性の高いホテルということなのでしょう、たぶん。

実際、日常的に旅をする者にとっては、清潔で快適なベッドと空間、仕事をしやすい環境、そして美味しいコーヒーがあればホテルは充分なのですよね。京都ステイの頼もしいパートナーになりそうです。
ハイアットプレイス京都

■ ハイアット プレイス 京都

住所/京都府京都市中京区少将井町240
予約・問い合わせ/075-251-1234
Kyotoreservations@hyatt.com
アクセス/京都市営地下鉄烏丸線6番出口に直結

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◆「ATELIER PAGES」(アトリエ・パージュ)

さあ、京都で快適にステイしました。あとはお土産……。京都土産といえば「一保堂」のお茶や老舗の和菓子、すぐきの漬物、黒七味(私だけ?)なんかが定番ですが、最近ふと気づいたのです。これ、ほとんど東京でも買えるよねって。

アトリエパージュ
▲ フィナンシェはプレーンのクラシック(左)とショコラ(右)の2種各250円。ともにバターがふんわり香り美味~。
そこでおすすめしたいのは、本当に京都でしか買えない美味スウィーツ。こちらはパリで1つ星を獲得した手島竜司シェフが初めて日本にオープンしたアトリエ。料理人ならではの繊細なフィナンシェやジェラート、チョコレートなどスウィーツを展開しています。
アトリエパージュ
▲ 御池通りに面したクラッシックなビルの1階。向かって右のドアがアトリエ。左がカフェとショップになっている。
なかでもイチ押しはこちらのフィナンシェ。手島シェフらしく、仏産のAOP(原産地呼称認定)バターをふんだんに使い、伝統のレシピにより表面をカリリと焼き上げたフィナンシェは、食べた瞬間パリにいるのかと勘違いするような王道の味。
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アトリエパージュ フィナンシェ
▲ プレーンなバター風味の「フィナンシェ パージュ クラシック」。フィナンシェはこの店頭でのみ販売されている。
また、手島シェフが「ひと粒で完結するから、まるでお鮨のようなもの」と語るのはショコラ。日本で初めて、「二コラ・ベルジェ」のクーベルチュールを使用したショコラは、その素材やフレーバーと、チョコレートとのコラボレーションが醸し出す余韻が長く続きます。
アトリエパージュ ショコラ
▲ 「アロンディスマン」6粒入り3888円。
各ショコラはパリの20のアロンディスマン(行政区画)に見立て、行政区の番号や、そのエリアにまつわるモニュメントをデザインされているから、思い出の地を訪ねるつもりで選ぶのも楽しそう。
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アトリエパージュ ジェラート
▲ 左よりオレンジクローブとショコラ、いちごフロマージュブランとピスタチオ。各ダブル650円(シングルは500円)。
そして、手島シェフが「素材の組み合わせは料理と一緒」だとして、無限の可能性があると語るのはジェラート。隣接するアトリエで毎日手づくりされる新鮮なジェラートは季節のフレーバーを含め計8種。冬に食べるジェラートってなんだか特別に贅沢な気分になれますね。

京都だから和食を食べなくちゃ、和菓子を買わなくてはと気負わずに、日常を暮らすように旅してみれば、また新しい京都が見えてくるはず。そうだ、京都、行ってみませんか?
アトリエパージュ

ATELIER PAGES(アトリエ・パージュ)

住所/京都府京都市中京区下丸屋町412-3
営業時間/ショップ&カフェ10:00~18:00
定休/水曜
*キャッシュレス決済のみ
*オンラインショップ https://shop-atelier-pages.com/

「京都」をもっと知りたい、旅したい?

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