白Tを平凡に見せない、大人なお洒落のコツ

青い空と海に映える白T。夏コーデにおいて、白Tは今も昔も決して揺らぐことのない普遍的アイテムです。しかし、シンプル&ベーシックなアイテムは、がゆえにごまかしが効かない実は難物でもあります。素材やシルエットなど、より上級な選びのセンスが求められるってわけです。大人に相応しい白Tという視点で選ぶなら、1.上質な素材感、2.ラフ過ぎないネックライン、3.タイトでもワイドでもないジャストサイジング、の3項目は必須。抜け感ばかりをことさらに求めず、あくまで品良くってことです。

1860年に英国で創業した、高級アンダーウェアのパイオニア。英国王室をはじめ、多くのセレブリティを虜にするブランドです。文句なしにラグジュアリーな1枚ですが、実は80年代にはリーバイスのCMに登場した同ブランドのボクサーショーツが話題を集めるなど、アメリカンな雰囲気もにじませているんです。今回ご紹介する1枚もまさに。生地感はラグジュアリーで、ネックラインはクルーだけどすっきりと、そして適度にゆとりのあるシルエット。まさしく、大人が求める白Tの理想です。

白のクルーネックTシャツに、色落ちしたインディゴデニム。はい、問答無用の定番コーデです。いうまでもなく肩の力が抜けた雰囲気が魅力ですが、抜け過ぎるのは大人としてどうかと。高級時計やゴールドアクセ、レザーシューズといったドレス&ラグジュアリーな小物で、ランクアップを図りたいところです。

ダブルをリネンで軽快に仕立てた紺ブレ。1プリーツのテーパードパンツとのメリハリ配色を、白Tが爽やかに中和します。なめらかなコットンの上質な風合いは抜け感が効き過ぎることなく、また幅が狭めなネックのリブもラフになり過ぎるのを避けてくれます。こんなコーデなら、やっぱりドライブで横浜？

ハイゲージニットとTシャツのレイヤードにおいて、大切なのは生地感のマッチング。ニットが薄手でなめらかなのに、Tシャツが地厚だとミスマッチです。サンスペルの1枚は、その点ベストマッチ。1.6cmという幅広過ぎず狭過ぎないネックのリブも、実に収まり良しです。チラリと見える白Tとスニーカーの色リンクはお約束。

モノトーンで、しかもシャツが白のウエスタン。ともすれば色気が効き過ぎるこんなコーデも、白Tがクリーンかつ爽やかに留めてくれます。ポイントはクルーネックであること。適度にゆとりのあるシルエットも然り、ラグジュアリー過ぎることなくあくまでベーシックに沿うのが、モノトーンを嫌味なくこなすコツです。

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