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2018.05.24

定番ミリタリーを野暮ったくみせない、大人なお洒落のコツ

男らしくて機能的。ある意味ミリタリーアイテムは日常服として合理的な存在です。だからこそ定番であるワケですが、大人が品良く着こなすには少々アレンジが不可欠。軍モノの味わいを残しつつ、野暮ったく見えない極上のこなし方をレクチャーします。

CREDIT :

撮影/森健人 動画/金田亮 スタイリング/村上忠正 ヘア&メイク/YOBOON 文/長谷川剛

ドレスアイテムの積極投入でミリタリーの土っぽさを品良く中和

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そのままストレートに着てしまうと土臭い印象になってしまうミリタリー服を取り入れた装い。しかし、そこにドレスアイテムを適宜ミックスすることで、ワイルドでありながら品格も感じさせる高感度な着こなしに仕上げることが可能です。薄着になってしまうこの季節。軽装でありながら存在感ある着こなしを目指す意味でも、大人のミリタリースタイルは、是非マスターしておきたいコーディネイトなのです。
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● “軍パン”の場合 

美的ジャケットとの合わせなら硬軟のバランスも抜群に

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パンツ2万9000円/ナイジェル・ケーボン(アウターリミッツ)、ジャケット5万3000円/デザインワークス(デザインワークス ドゥ・コート銀座店)、カットソー1万5000円/フェデッリ(トレメッツォ)、チーフ8000円/アリアンナ(ストラスブルゴ)、靴9万5000円/フラテッリ ジャコメッティ(ウィリー)、時計7万6000円/ビクトリノックス・スイスアーミー(ビクトリノックス・ジャパン)
この季節ならではのお洒落アイテムとして、世界のドレッサーから愛されているホワイトジャケット。確かに銀幕スターよろしくの洒落感漂う一着ですが、一般的には少々ハードル高め。しかしある意味相反するベクトルを持つミリタリーパンツを合わせることで、硬軟のバランスが絶妙に取れた装いに仕上がるのです。ポイントはドレス感の取り入れ具合。シャツの選択までドレス系に振ると、ややよそ行き感が強めになります。もし日常での着用を前提とするなら、シャツもTシャツなどカジュアルなものを選ぶのがベストです。ミリタリーパンツとトーンを揃えたアーシーなカラー選んで、砕けつつもどこかテンションを揃えて着こなすのが今季の気分です。
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ドレッシーに攻めるなら、こだわるべきは小物使い

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チーフ8000円/アリアンナ(ストラスブルゴ)
時計7万6000円/ビクトリノックス・スイスアーミー(ビクトリノックス・ジャパン)
時計7万6000円/ビクトリノックス・スイスアーミー(ビクトリノックス・ジャパン)

ポケットチーフと時計でドレス感をさりげなくプラス

ミリタリー+ドレスの装いは、ドレス要素をどれだけ入れ込むかが大きなポイント。ややドレッシーにこなしたい場合は、襟付きのドレスシャツを取り入れるなどの方法も確かに有効。しかし今季、インナーはTシャツやカットソーを着込むような、軽快でカジュアルなこなしが主流です。ドレス要素を追加したい場合は、ポケットチーフや時計などの小物でアレンジするのが正解です。
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● “ミリタリージャケット”の場合 

シャツ・パンツ・靴までドレッシーに固めましょう

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ジャケット7万8000円/タリアトーレ(トレメッツォ)、シャツ2万1000円/アングレー(アングレー丸の内店)、パンツ2万6000円/ジェルマーノ(バインド ピーアール)、サンダル11万円/フラテッリ ジャコメッティ(ウィリー)、時計287万円/ヴァシュロン・コンスタンタン、メガネ3万5000円/オリバーピープルズ(オリバーピープルズ 東京ギャラリー)
大人のミリタリージャケットとして昨今人気を博しているファティーグジャケット。エポレットに加えフロントに4つのフラップポケットを配したアウターは、押し出しの強い機能性が男らしく野趣あふれる印象を放つ一品です。それゆえに品良く着こなすのであれば、ドレス系アイテムを多用することが肝心。襟付きのシャツにクリースをきっちり入れたスラックス、それに革製のシューズで脇を固めましょう。ただしシャツはありきたりな白無地系だとファティーグジャケットならではの個性が薄まる恐れも。アーシーなカラーかつ小柄プリントの入った一枚を取り入れると、俄然今季らしく洒脱に仕上がります。
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金無垢ウォッチで腕元に大人の重みをプラス

時計287万円/ヴァシュロン・コンスタンタン
時計287万円/ヴァシュロン・コンスタンタン
アウターにミリタリーアイテムを選んだ着こなしは、どうしてもカジュアルな印象が先行します。それゆえ小物で大人の重みを設ける必要があるのです。“重み”ある小物のなかでも特に効果的であるのが高級機械式時計。格式ある金無垢ケースの時計なら、装いに無二の説得力が備わります。

知的な印象が備わるクラシカルなセル眼鏡

メガネ3万5000円/オリバーピープルズ(オリバーピープルズ 東京ギャラリー)
メガネ3万5000円/オリバーピープルズ(オリバーピープルズ 東京ギャラリー)
ワイルドさがひとつの魅力である+ミリタリーの装い。しかしともするとハードすぎる印象に見える場合も。そんなときは知的アイテムを積極的に導入することをお奨めします。ウエリントンやボストン系のクラシック眼鏡は、掛けるだけで表情がインテリジェントに引き締まります。

軽快にしてシックなグルカサンダルという選択

サンダル11万円/フラテッリ ジャコメッティ(ウィリー)
サンダル11万円/フラテッリ ジャコメッティ(ウィリー)
カジュアルなミリタリースタイルにスポーティなスニーカーではポップ要素が強めになってしまいます。ロジック的にはクラシカルな革靴を合わせるべきですが、とは言え本格ドレスシューズでは少々硬すぎる印象に。こういった夏の折衷スタイルに効果抜群であるのがグルカサンダルです。革靴然としたヒールを持ちながらヌーディなルックスも備えた一足は、シックにしてカジュアル。大人の夏スタイル作りに揃えておくと便利な名脇役です。

■ お問い合わせ

アウターリミッツ 03-5413-6957
アングレー丸の内店 03-6551-2568
ヴァシュロン・コンスタンタン 0120-63-1755
ウィリー 03-5458-7200
オリバーピープルズ 東京ギャラリー 03-5766-7426
ストラスブルゴ 0120-383-563
デザインワークス ドゥ・コート銀座店 03-3562-8277
トレメッツォ 03-5464-1158
バインド ピーアール 03-6416-0441
ビクトリノックス・ジャパン 03-3796-0951

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