日本も負けていない！ 国産ダウンジャケットが注目を集める理由とは？

登山をはじめ、欧米の印象が強いアウトドア界ですが、厳冬期の富士登山はエベレスト並みの難易度と言われているように、実は日本の登山やアウトドア界は世界的にレベルが高いんです。そこでの実用を経た日本ブランドのダウンジャケットは世界的にみても遜色ないギアってこと。日本の気候にもあっているのは言わずもがなですしね。

そこで今回は、老舗から新進まで日本発のダウンブランドをご紹介。ジャパンブランドとあって品質の高さはもちろん、昨今はデザイン性の高さも欧米ブランドに負けていなんです。欧米ブランドのダウンジャケットを既に持っているという方は、ジャパンブランドのダウンを買い足し候補にしてみてはいかがでしょうか？ 

ジャパンダウンブランドの急先鋒と言えば、やっぱりココでしょう。昨今さまざまなブランドとのコラボも展開する注目株ですが、その歴史は1941年まで遡ります。真綿布団メーカーとして滋賀県で設立された横田縫製を前身とし、1995年に現在の名に。ダウンシェラフとダウンジャケットを中心に、国内洗浄ダウンと自社工場生産というこだわり、そしてイマドキなファッションになじむデザイン性の高さで高い評価を集めています。写真はフラッグシップモデルのオーロラ ダウンジャケット。高品質ダウンの保温性に加えて、防水透湿性を備えたオーロラテックス生地が見どころです。

ダウンに興味がない人も、この名を聞いたことがあるはず。創業1549年という老舗寝具メーカーである西川が、セレクトショップのナノ・ユニバースと手を組んで立ち上げたのがこの西川ダウン®です。老舗ならではの高品質なフレンチダックダウンを、独自のフレッシュアップ加工®によりたっぷりと空気を含んだ仕上がりに。抗菌仕上げによる長期品質保持へのこだわりも見逃せません。そして、セレクトショップとのコラボらしくトレンド性がありながらも、時代を問わないベーシックさを両立するデザインも見どころ。写真のダウンでは伸縮性と防風性を備えるソロテックスを採用しています。

創業は1951年。日本山岳マナスル登山隊との共同開発によって、日本初のダウンジャケットを開発したのがココなんです。以来、第一次南極観測隊をはじめ、日本のさまざまな極地観測活動へダウンジャケットを提供してきた同ブランド。80年代よりファッションアイテムとしての提案をスタートし、2014年にはザンター ジャパン ブランドを設立。信頼のスペックと実用的なディテール、それでいて街になじむベーシックなデザインで、広く支持を集めています。写真は国内精毛した800FPの高品質ダウンを採用。防水透湿素材ブリザテック、消臭繊維MOFFなど、随所に高スペックが。

いまやビジネスでも定着したインナーダウン。さまざまなブランドからリリースされる中、今最も勢いのあるブランドといえばココでしょう。2016年にインナーダウン専門ブランドとして日本で誕生。ほんの数年で、海外にも進出するほどの急成長を見せています。人気の理由は、シンプルなデザインと800FPを誇る確かな保温力、そして圧倒的コストパフォーマンス。つまり、コーデに合わせやすく、薄手で暖かく、そしてほぼアンダー1万円で手に入れやすいってこと。さらに、シティラインやマウンテンラインなどスタイルのバリエーションが豊富とあらば、重宝されるのも納得です。