2022.11.25
オヤジの黒は苦くて甘い
冬の「黒スタイル」がお洒落な人の共通点って？
大人の"苦くて甘い"黒の装いは、色合わせによっても成立します。冬にオススメなのは、マイルドな柔らかさを加味してくれるベージュです。しかも、その分量によって雰囲気を変えることができるのです。
- CREDIT :
写真／人物・熊澤 透、静物・木村 慎（Heritier） スタイリング／四方章敬 ヘアメイク／MASAYUKI（The VOICE）、河原直樹 文／竹内虎之介（シティライツ） イラスト／つがおか一孝
ビターにいく？ それともスウィートにいく？
ベージュの分量で甘さの濃度が選べます
黒とベージュで作るビター＆スウィートは、ベージュの分量によって装いの印象をコントロールできます。
基本的にはベージュが多いほどマイルドな味わいになりますが、相手が力強い黒だけにどんな配分でも決して眠い印象にはなりません。
まさにコーヒーとミルクの関係のごとく、いろんな美味しさを気分で選べる名コンビといえましょう。
基本的にはベージュが多いほどマイルドな味わいになりますが、相手が力強い黒だけにどんな配分でも決して眠い印象にはなりません。
まさにコーヒーとミルクの関係のごとく、いろんな美味しさを気分で選べる名コンビといえましょう。
Coordinate1
苦さと甘さの基本比は黒：ベージュ＝5：5
◆ ディオール
メゾンのアイコニックな「バー」ジャケットを再解釈
▲ ベージュ＝5 ジャケット。黒×ベージュ合わせにおいてビター＆スウィートのスウィートを担当するのがベージュ。オヤジの装いに優しさや柔らかさ、しなやかな印象を漂わせます。黒＝5 パンツ。オヤジを格好良く魅せるのは、ビターな黒の役目。そんな黒の強さを、時と場合に応じて上手〜く出し入れしてくれるのが、ベージュの分量なのですよ。ブルゾン49万円、ニットポロ23万円、パンツ11万円、サングラス5万5000円、靴12万5000円／すべてディオール（クリスチャン ディオール）
ムッシュ ディオールのファーストコレクションで登場し、「ニュールック」の象徴となった「バー」ジャケットをメンズアイテムとして初めて再解釈。ベージュのコットンファイユを使用したこのブルゾンも、絞られたウエストやヒップにかけて広がる建築的なシルエットを継承。
ベーシックなふたつの色も掛け合わせれば俄然新鮮
ベージュのコットンブルゾンにベージュのニットポロ、そこに黒スラと黒ローファーを合わせたビター＆スウィートのコーディネート。上半身をベージュ、下半身を黒でまとめ、黒とベージュの比率を5:5に。
面積の大きい上半身に目がいく分、甘さ優勢の装いにも感じますが、やっぱりどこかモダンな薫りが漂うのは、ボトムスの黒が効いているから。元来ともにベーシックな色であるベージュと黒が俄然新鮮に映るのも、まさにこの色合わせの妙なのです。
面積の大きい上半身に目がいく分、甘さ優勢の装いにも感じますが、やっぱりどこかモダンな薫りが漂うのは、ボトムスの黒が効いているから。元来ともにベーシックな色であるベージュと黒が俄然新鮮に映るのも、まさにこの色合わせの妙なのです。
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Coordinate2 Café au lait 黒：ベージュ＝3：7
ベージュ多めの着こなしを黒がキリッと引き締める
◆ バレナ
品良くモダンなベージュのセットアップ
▲ ジャケット8万6900円、パンツ4万2900円／ともにバレナ（三喜商事）、シャツ1万7600円／アウール（アウール阪急メンズ大阪）、ニット3万6300円／ジョン スメドレー（リーミルズ エージェンシー）、メガネ3万7400円／オリバーゴールドスミス（オブジェ・イースト）、靴8万1400円／クロケット＆ジョーンズ（グリフィンインターナショナル）
アンコンかつパッチポケット仕様のダブルブレストジャケットと、ほんのりとモードの薫り漂うワイドパンツによるセットアップ。そんなモダンな上下を柔らかな印象のベージュで仕上げた、上品にして鮮度の高い一着です。
キリリな黒が優しいベージュを知的に格上げ
ベージュのスーツに黒のインナーをキリッと差すことで柔和ななかにも芯のある印象に。
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Coordinate3 Café latte 黒：ベージュ＝9：1
全身真っ黒スタイルを微量のベージュが和らげる
◆ ギ ローバー
大人にうれしいベージュのミリタリーシャツ
▲ シャツ3万1900円／ギ ローバー（バインド ピーアール）、ブルゾン31万3500円／ヘルノ（ヘルノ・ジャパン）、ニット6万4900円／グランサッソ（エスディーアイ）、パンツ7万8100円／ロンハーマン、靴9万200円／ボードイン アンド ランジ（グジ 東京店）
ギ ローバーとフォルテラのダブルネームによるシャツ。ミリタリーシャツをベースにしたヴィンテージ風味溢れるスタイルを上質なコットンフランネルと上品なベージュで料理。スクアルツィ氏とギ ローバーの持ち味が凝縮された一枚です。
ベージュのチラ魅せでストイックさを緩和
アウター、インナー、パンツをすべて黒で統一したスポーティなスタイルもニットからベージュのシャツをチラ魅せすることで、モダンにしてストイックすぎない印象に。
2022年12月号より
※掲載商品はすべて税込み価格です
※掲載商品はすべて税込み価格です
■ お問い合わせ
アウール阪急メンズ大阪 06-6313-9889
エスディーアイ 03-6721-1070
オブジェ・イースト 03-3538-3456
グジ 東京店 03-6721-0027
クリスチャン ディオール 0120-02-1947
グリフィンインターナショナル 03-5754-3561
バインド ピーアール 03-6416-0441
ヘルノ・ジャパン 03-6427-3424
リーミルズ エージェンシー 03-5784-1238
ロンハーマン 0120-008-752
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