2019.10.11
【注目】大人なストリートスタイルの作り方
1990年代に一世を風靡したストリートスタイル。今季は折しも「ストリート」が世界的なキーワード。そこでハードなだけじゃない、大人の品格も同時に感じさせるワンランク上の「ストリート」の作り方を披露いたします。
- CREDIT :
写真/蜂谷哲実(hachiya studio) スタイリング/稲田一生 文/長谷川 剛(04)
アメリカンとイタリアンの融合が大人なんです
しかし、過去の方法論をそのまま踏襲してしまうと、チープなルックスになりがちなので要注意。21世紀の大人系ストリートスタイルは、“やんちゃ”であっても“チープ・下品”になってしまうのは絶対にNG。
そうならないためにも、ラグジュアリーなレザーアウターやテイラードの手法を駆使した仕立ての良い服を主役に据える必要があるのです。そう、つまりアメリカンなスタイルをイタリア的なドレスの発想で再構築するというわけです。
というわけで、アウター選びの勘ドコロと、コーディネイトのポイントをわかりやすくレクチャーいたします。
● Coordinate 01
ウールパンツで意図的に大人の重みを意識
特にドーバーストリートマーケットのみで展開するマッキントッシュ エディットの新作は、理想型と言える逸品。防水透湿機能を持つハイテク素材をベースに、裏側に手間の掛かる防水シールを奢るなど、優れた実用性が大きなポイント。
細身のウールパンツを組みあわせて着こなすことで、より大人っぽい雰囲気が構築可能です。シューズ以外はモノトーンにこだわることで、都会的なクールネスも演出することができるでしょう。
● Coordinate 02
脱トラッドの鍵となるのはハードなギミック
今季なかでもドライブの効いた一着として見逃せないのが、ディーゼルのスタジャン。メルトンやナイロンに切り替えたボディに加え、味の出まくったレザー袖には手書き風のグラフィックをランダムに入れ込むなど、随所に“やんちゃ”が詰まった一着。
ボトムスにカシミア製など高級素材のパンツを合わせることで、大人ならではのメリハリスタイルが完成します。
● Coordinate 03
豊かな“毛感”が大人のリッチを主張する
今季はムートンレザーがトレンド素材のひとつに数えられるタイミング。そう、両者を組みあわせたラグジュアリー・ピーコートが狙い目と言えるのです。ここでも忘れてはならないのが、大人っぽくエレガントなアイテムで脇を固めること。
同系色のコーデュロイパンツに加え、シルクスカーフ、それにギミックありの本格シューズを合わせたなら、思わずタッチしたくなる触感に響くコーディネイトとなるでしょう。
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