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2022.05.21

■ DJI Mini 3 Pro

タテ動画を空撮で! DJIの“ミニ”ドローンはSNSに革命を起こすかも!?

DJIの新作ドローン「DJI Mini 3 Pro」。法改正の影響を受け249gにアップデイトした本機の特徴とは? タテ型撮影にも対応したという話題の機体を“ちょいマニアック”にご紹介いたしましょう。

CREDIT :

企画/中西 学 文/TOMOKO 構成/平井敦貴

トイ(玩具)から進化した“プロ機”!

▲ 「DJI Mini 3 Pro」9万2400円~/DJI
ドローンの代名詞、DJIから新たに発売となった「DJI Mini 3 Pro」。前モデルの「DJI Mini 2」から大幅に進化し、上位機種にも迫るスペックで今カメラ業界で大きな話題を集めています。
▲ 「Mini」サイズながらも本格撮影が可能に。
と言うのも、前作は機体の重量が199gのため「トイドローン(いわゆる玩具)」という扱いだったのが、本作「DJI Mini 3 Pro」では法改正(※)の影響を受け249gにアップデイト。一般的なドローン(無人航空機)と同じ分類となり、高い安定性とロングフライトが可能になりました。それに伴いカメラ性能も向上し、「Pro」の名を冠する機体に仕上がっているのです。

ここでは、そんな話題のドローンを“ちょいマニアック”にご紹介いたしましょう。
※ 6月20日より、重量100g以上の無人航空機(ドローン等)は国土交通省への機体登録が義務化。これにより、以前は200g未満の機体(DJI Mini 2など)は航空法の適用外だったのが実質無効に。なお、一度登録を行うと3年間は有効とされますが、登録せずに飛行させると航空法違反で1年以下の懲役または50万円以下の罰金が科されます。
参考:無人航空機登録ポータルサイト|国土交通省
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「ここぞ!」で役立つ最大47分の飛行時間

▲ 小型軽量でポケットに入るほどの大きさです。
この「DJI Mini 3 Pro」、重量が199gから249gにアップしたとは言え、手のひらサイズで超軽量なことに変わりありません。缶コーヒーのロング缶とほぼ同じ重さと考えるとどれだけ軽いかが分かるでしょう。
▲ 「インテリジェントフライトバッテリー Plus」(左)に変更することで撮影時間がアップ。
ちなみに標準の「インテリジェントフライトバッテリー」では飛行時間が34分ですが、「インテリジェントフライトバッテリー Plus」に付け替えれば最大47分の飛行が可能に。ドローン撮影の最大のネックだった撮影時間が大幅に伸びたことで、「ここぞ!」のシーンでの“撮り逃し”問題が大きく改善されました。ちょっとした旅行での撮影もこれなら安心です。
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4Kも“タテ型”映像も撮れるんです

▲ 高性能なカメラを搭載。また前方/後方/下方のデュアルビジョンセンサーを搭載することで検知範囲が広がり、高い安全性を誇ります。
さらに注目すべきはカメラ性能です。センサーにはデュアルネイティブISO対応の1/1.3インチCMOSセンサーを搭載。薄暗いシーンでもノイズを抑え、ハッとするような美しい映像や写真を残すことができます。

ちなみに動画は4K/60fps、写真は48メガピクセルのRAW撮影に対応。コレってもはや高性能なコンデジレベルです。さらに被写体を自動追従する「ActiveTrack 4.0」機能を使えば、複雑な操縦テクニックがなくてもイイ感じの人物空撮ができちゃいます。まるでミュージックビデオのワンシーンのような撮影ができるので、自撮り好きな彼女もきっとよろこぶハズ!
極め付けはカメラがタテ位置に回転し、TikTokやInstagramのリールのような“タテ型”動画が撮れること。スマホに取り込んでその場でアップできるので、これ、SNSに革命が起きそうな予感です。
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送信機も超絶進化をしています

「DJI Mini 3 Pro」のラインナップは、機体単体のみ(9万2400円)、スマホと接続する「DJI RC-N1」送信機付き(10万6700円)、そして5.5インチのHDディスプレイを搭載した「DJI RC」送信機付き(11万9900円)の3種類。なかでもオススメは「DJI RC」送信機付きのモデルです。
▲ 5.5インチのHDディスプレイで視認性の高いDJI RC送信機。 写真/@Muratmcmxc
この「DJI RC」送信機を使えば煩わしいスマホとの物理的な接続なしで操縦が可能に。遅延もなくスムーズな映像を見ながら撮影ができるので安全面でもかなりの強化がされています。
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ドローンを始めるなら今!

写真/@Muratmcmxc
これまで法律的に分かりづらかったドローンですが、この6月の法改正でかなり厳密に定められるようになります。安全に飛行させるためには、まずはドローンの機体登録を行い、法律に則った操縦を心がけるようにしましょう。

そして今年の12月からは、ドローンの国家資格がスタートする予定です。いずれドローンを操縦するには免許が必要になる見込みですので、飛行練習を始めるなら早いに越したことはありません。「DJI Mini 3 Pro」はその点でベストな機体ですので、興味がある方はぜひ詳しくチェックしてみてはいかがでしょうか。
※掲載商品はすべて税込み価格です

■ お問い合わせ

中西 学(なかにし まなぶ)

写真家。日本の美を世界に発信したいと思い写真を始める、風景や人々の営みを写真や動画を通じて海外にSNSを通じて発信することを志している。ドローンやVRなど最新機材を使いこなし動画クリエーターとしても 活動し60秒以内で作りあげるショートムービーなど数多く手掛ける。
http://www.ukphoto.co/
https://www.youtube.com/user/glicosmile
・公益社団法人 日本写真家協会 正会員
・一般社団法人 日本UAS産業支援振興協議会 会員(JUIDA)
・Microsoft CERTIFIED Trainer
・dji CAMP Specialist

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