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2025.12.24

【海外試乗リポート】走りも見た目もエレガント その究極がフェラーリ アマルフィでした

フェラーリ ローマの後継モデルとして発表された、フェラーリ アマルフィ。発表直後からネットや業界で賛否が分かれる一台ではありますが、LEON 編集部員のワタクシ加藤がひと足お先にポルトガルにて試乗してきましたので、その様子をお届けさせていただきます!

CREDIT :

文/加藤寛太(LEON)

走りもデザインも艶麗なアマルフィ

フェラーリ アマルフィ


みなさん、ぶっちゃけどう思いました? フェラーリ アマルフィ。「ローマの方が良かった」「乗り味はローマと変わらないんでしょ?」「物理スイッチってどうなの?」などなど、多くのコメントを見聞きしましたが、試乗したワタクシが断言します。フェラーリ アマルフィ最高です。


お世辞抜きで僕は、乗り味もデザインもローマより好きでした。3時間の試乗を終えた後、放心状態になってしまうほどの衝撃を受けたんですもん。まるで、一目惚れをしてしまったかのように。なぜ、これほどまでワタクシに刺さったのか。今回は、その理由お話しさせていただこうと思います。

世界一美しいと海岸と言われるアマルフィの海を連想とさせるボディーカラー「ヴェルデ コスティエラ」。

▲ 世界一美しいと海岸と言われるアマルフィの海を連想とさせるボディーカラー「ヴェルデコスティエラ」。

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まずは外装のデザイン。実車を目の前にして一番最初に思ったことは「なんて、官能的なデザインなんだ……」です。リリースを見た際よりも何倍もグラマラスに見えた実車のボディは、ローマにヒアルロン酸を注入したのかな? と思うほどの衝撃でした。


特に驚いたのはサイドのキャラクターライン。ローマのキャラクターラインは前方から後方に向けて水平に流れていき、リアタイヤ辺りで滑らか〜に盛り上がるデザインでしたが、アマルフィは車体の中央あたりから三角形を描くように盛り上がっており、リオのカーニバルのダンサーよろしくプリップリなヒップを描いていました。

横から見ても後ろから見ても際立つ立体的なキャラクターライン。

▲ 横から見ても後ろから見ても際立つ立体的なキャラクターライン。

三角形のように広がるキャラクターラインが力強さ、艶かしさを象徴しています。

▲ 三角形のように広がるキャラクターラインが力強さ、艶かしさを象徴しています。

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横から見ても、前から見ても、後ろから見てもグラマラスなボディは、光の角度で表情を変え、いつ見てもうっとりしてしまうほどです。本国のデザイナーが試乗前に「アマルフィは、朝と昼、夜で違う顔を見せてくれるんだ」とおしゃっていたことが、とても理解できました。

ヘッドライトの主張が控えめな、ミニマルなデザイン。

▲ ヘッドライトの主張が控えめな、ミニマルなデザイン。

また、フロントのデザインはローマに比べると、と〜っても控えめ。ローマの顔でもあった格子型のフロントグリルはなくなり、左右のヘッドライトを繋げるようなバーが加わり、とってもシンプルな顔つきに。その理由はデザイナーチームいわく「クルマの印象は、フロントマスクのデザインで決定付いてしまいます。そのため、極力主張が少ないミニマルなデザインのマスクに仕上げました」ということだそう。この言葉からもアマルフィがいかに、ボディ造形の美しさを突き詰めたかがわかりますよね。

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ローマと大きさは変わっていないものの、広く感じるゆったり内装。

▲ ローマと大きさは変わっていないものの、広く感じるゆったり内装。

そして内装はというと、これまた最高。ローマをはじめスポーツカーはコックピットと助手席が完全に分離しており、ドライブに集中できる構造になっているクルマが多いのですが、アマルフィの内装はセンターコンソールの高さが低く、助手席と運転席が繋がっているような横に伸びる空間デザインになっていました。つまり、助手席との距離が近いように感じ、なんなら自然に助手席の彼女にちょっかいを出せそうなほどの距離感という。おそらくデザイナーは、横方向に伸びるフロントマスクのデザインとリンクさせたんだと思いますが……。

物理スイッチが復活したステアリング。

▲ 物理スイッチが復活したステアリング。

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そして僕が一番インテリアで感動したのは、ステアリングの物理スイッチの復活です。デザイン面で言えば、以前まで採用されていた液晶の方がかっこよかったのが正直なところ。でも、ぶっちゃけ、あれ使いにくかったんですよね。ドライブ時、即座にボタンを押せなかったり、反応悪い時があったりと、少しストレスに感じていましたから。「過去を振り返る」という概念がないと思っていたイタリアブランドが戻してくれたのだから、この復活は革命だと思います。

踏んでも流しても最高のドライブフィーリング。

▲ 踏んでも流しても最高のドライブフィーリング。

そしてお持ちかねのドライブフィールはというと、もう、とんでもなかったです。フェラーリを運転したことがない方も、お持ちの方も。どんな人が運転しても、感動するフィーリングだと断言できます。とあるモータージャーナリストの方も「正直、過去に乗ってきたV8のフェラーリの中で群を抜いて良かったです」とおっしゃっていたほどですから。

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今回のトピックである、ブレーキ・バイ・ワイヤーが採用されたブレーキ。

▲ 今回のトピックである、ブレーキ・バイ・ワイヤーが採用されたブレーキ。

特に何が良かったかというと、ブレーキのフィーリング。今回から導入された「ブレーキ・バイ・ワイヤー」という、電子制御によってブレーキを制御する機構がとっても良かったです。スポーツカーは、高速域からのブレーキングに耐えられるようカーボンセラミックブレーキなどを採用しているモノが多く、ブレーキの効きがすこぶる良いのですが……。


ちょっと踏んだだけでもガツンと効く繊細なブレーキが、街乗りだと少し扱いづらいな〜と思うこともあり。特に女性を乗せる時なんて、とっても気を遣うんですよね。

1時間も乗れば、完璧にブレーキの扱い方は習得できました。

▲ 1時間も乗れば、完璧にブレーキの扱い方は習得できました。

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そんな、効きが良すぎて街乗りでは扱いづらかったカーボンセラミックブレーキが、電子制御によってソフトに、乗りやすくチューニングされていたんです。優雅に流してフェラーリを運転できるなんて、最高だと思いません? もちろん、強く踏み込めば、これでもかというくらい効きますよ。

踏めばやっぱりじゃじゃ馬。とはいえ、ABS Evoが横滑りを制御してくれ安心してアクセルを踏み込むことができましよ。

▲ 踏めばやっぱりじゃじゃ馬。とはいえ、ABS Evoが横滑りを制御してくれ安心してアクセルを踏み込むことができましよ。

そして、肝心の走りはというと、そりゃもう至極ですよ。0-100km、3.3秒という驚異的な加速力は健在ですし、シフトチェンジのレスポンスもすこぶる良く、ワインディングが楽しいこと。ABS(アンチロック・ブレーキ・システム)Evoの向上により、センサーが路面状況やスピードを読み取り、的確な制御をしてくれ、どんな路面状況であっても安心してアクセルを踏むことができました。

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また、計算し尽くされたエアロダイナミクス、3段階で自動的に可変をするリアのアクティブウィングにより、高速域での安定性も高く、スピードを出してもまったく怖くありませんでした。と、運転に自信が無い方でも、フェラーリの走りの楽しさを存分に引き出すことができる一台でありました。

優雅な乗り心地に、ついつい緊張感がほぐれてしまい……

▲ 優雅な乗り心地に、ついつい緊張感がほぐれてしまい……

また、低速域での乗り心地も凄く良かったです。あれも、ABS Evoのセンサーによるものなのか、サスペンションによるものなのか、タイヤなのか……。開発チームに聞きそびれたワタクシでありますが、とにかく、低速域での乗り心地が良かったです。


スピードを出さず優雅に流すのも気持ちよく、ここだけの話、ついつい片手運転してしまうほどでした。

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アマルフィを意識して、マリンなリゾートコーデにしてみました!スーツとかも合うんだろうな〜。

▲ アマルフィを意識して、マリンなリゾートコーデにしてみました!スーツとかも合うんだろうな〜。

まだまだ、語りたいことはたくさんありますが、とにかくフェラーリ アマルフィ、めちゃくちゃ良かったです! エレガントでグラマラスなデザイン。優雅な乗り心地。なのに、本気を出したら、じゃじゃ馬という…… 非の打ち所がない一台でした。迷ってる方は、今すぐディーラーに行くのが吉ですぞ。

■ フェラーリ アマルフィ

全長×全幅×全高/4660×1974×1301㎜

エンジン/3.8リッターV8ツインターボ

最高出力/640PS

最大トルク/760Nm

価格/3418万円〜


お問い合わせ

HP/https://www.ferrari.com/ja-JP/auto/ferrari-amalfi

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