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2025.11.30

【試乗リポート】アウディA6 e-tronスポーツバックは大人に最適な一台だった!?

いち早くEVのラインナップを揃えてきたアウディから、今年7月に日本発売となったA6 e-tron。スポーツバックとアバント(ワゴンタイプ)が揃う、大人に最適なモデルにモータージャーナリスト小川フミオが試乗!

BY :

文/小川フミオ(自動車ジャーナリスト)
CREDIT :

写真/アウディジャパン 編集/高橋 大(Web LEON)

洗練を極めたe-tronシリーズのミディアムボディモデル

アウディA6 e-tron ボディ同色のグリルとヘッドランプの意匠がかなりあたらしい。
▲ ボディ同色のグリルとヘッドランプの意匠がかなりあたらしい。
アウディA6 e-tronは、アウディが手がけるプレミアムクラスの電気自動車。余裕あるサイズの車体で、かつ装備はぜいたく。オヤジさん、気持ちのいいクルマなんですよ。

電気自動車では、2009年の「e-tron」(現行「Q8 e-tron」)以来、自動車メーカーのなかでは屈指の長い歴史とゆたかな経験をもつのがアウディ。

e-tron(イートロン)なるサブネームを与えられたアウディのEVの新車が登場するたびに、洗練の度合いが上がっていくのにも、感心してきました。

今回のA6 e-tronをオヤジさんにお勧めしたい理由は、ストレスフリーで、おとなっぽいスタイリッシュさゆえ。
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アウディA6 e-tron ファストバックスタイルから受ける印象どおり運動性能は高い。
▲ ファストバックスタイルから受ける印象どおり運動性能は高い。
プラットフォームはポルシェと共同開発です。100kWhの容量のバッテリーで、駆動モーターは1つですが、280kWの最高出力をもち、静止から時速100kmまでを5.4秒で加速しちゃいます。

ここで紹介している「A6スポーツバックe-tronパフォーマンス」のばあい、一充電走行距離は769kmに達するそうです。「レンジプラス・パッケージ」をオプション装着すると、846kmに伸びるそう。

かつて、スポーティなクーペ「e-tron GT」で、東京の中心から日本平(静岡)のゴルフコースまで、途中充電なしで楽々走ったことを思い出しました。

今回、日本にはスタイリッシュな「スポーツバック」と、実用性の高い「アバント」、2つのボディが同時に導入されました。
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ほどよい未来感をまとった内装も魅力!

アウディA6 e-tron 快適な乗り味もおおきな魅力。
▲ 快適な乗り味もおおきな魅力。
セダンとクーペとそれにワゴンの要素をうまく融合させたアウディ独自の車型であるスポーツバックは、新解釈が入って、これまでとひと味ちがった魅力を放っていると感じます。

A6 e-tronに注目していただきたい、もうひとつの理由は、インテリアです。ダッシュボードからドアへと、乗員を包み込んでくれるようなソフトラップデザインには、高い安心感があります。

デザインが斬新なだけでなく、ダッシュボード全体がスマートフォンのように使える機能性と、となりに乗ってもらったあの子もおもしろがってくれるエンタメ性があります。
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アウディA6 e-tron モニターが3つ並んだダッシュボードは新時代の乗り物感つよし。
▲ モニターが3つ並んだダッシュボードは新時代の乗り物感つよし。
デザインで売ってきたアウディだけに、コントロールパネル類はグロスブラックの表面処理で、適度なハイテク感をうまく演出。使ってよし(慣れが必要なのもオーナーには喜びに)、見てよし、のインテリアなのですよ。

乗ると、バランスのよさを強く感じました。高速や一般道では軽くアクセルペダルを踏んだだけで、スムーズに加速。しかも静かですから、これこそプレミアム、とうれしくなるのでは。

峠道などカーブが連続する道は、実は、A6 e-tronが得意とする、もうひとつの活躍の場であります。ステアリングホイールを握った自分と、車両とが一体になった感じがいいんです。
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アウディA6 e-tron オプションでドアマウントタイプのカメラも選択可能。
▲ オプションでドアマウントタイプのカメラも選択可能。
このところ、アウディの手がけるモデルは、サイズの大小やパワートレインの内容にかかわらず、高い操縦性によるドライブの楽しさを与えてくれるものばかり。

A6 e-tronに乗っていると、やっぱりクルマの気持ちよさを味わわせてもらえます。パワートレインがエンジンだろうとバッテリー駆動のモーターだろうと、もっとも大事なのはフィーリング。

デートだろうと、お仲間とのゴルフやサーフィンだろうと、A6 e-tronなら行きも帰りも退屈しなさそう。これって、クルマ選びの大事な要素ですからね。
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■ Audi A6 Sportback e-tron Performance

全長×全幅×全高/4930×1925×1495mm
車重/2220kg
ホイールベース/2950mm
電気モーター 後輪駆動
駆動用バッテリー容量/100kWh
最高出力/280kW
最大トルク/565Nm
変速機/1速固定式
一充電走行距離/769km(レンジプラスパッケージでは846km)
乗車定員/5名
価格/981万円〜

■ お問い合わせ
HP/https://www.audi.co.jp

小川フミオ(自動車ジャーナリスト)
クルマ雑誌、グルメ雑誌の編集長を経て、フリーランスのライフスタイルジャーナリストとして活躍中。新車の試乗記などクルマ関連を中心に、グルメ、ファッション(ときどき)、他分野のプロダクト、人物インタビューなどさまざまなジャンルの記事を、専門誌、一般誌、そしてウェブに寄稿中。

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