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2021.12.23

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【日本限定】ブルガリの腕時計の魅力を語る!

「ブルガリ」の高度なウォッチメイキングを象徴する『オクト フィニッシモ』から、またもや魅力的なコラボが登場しました。デジタル数字の「8」を大胆に配したデザインは、まさに腕に載せる現代アート。そこに込めた意図を、デザインを担当した現代美術家、宮島達男さんにじっくり伺いました。

CREDIT :

写真/大森 直(TRS) 文/吉田 巌(十万馬力)

現代美術家 宮島達男氏とのコラボで生まれた特別な『オクト フィニッシモ』

▲ 「オクト フィニッシモ 宮島達男 日本限定モデル」左●自動巻き、セラミックケース(40mm)×ブレスレット。30m防水。日本限定120本。221万1000円、右●自動巻き、チタンケース(40mm)×ブレスレット。30m防水。日本限定120本。202万4000円/ともにブルガリ(ブルガリ ジャパン)
オクト フィニッシモといえば、故ジェラルド・ジェンタ氏がデザインした「ブルガリ」の伝説的腕時計オクトに自社開発の薄型ムーブメントを載せたコレクション。芸術的な多面体構造ケースを、手首に吸い付くスリムなプロポーションに仕立てているのが特徴です。

2014年に登場するやたちまち大人気となり、今や「ブルガリ」の高度な美学と時計作りを象徴するコレクションとして、様々なバリエーションを展開していることはご承知の通りでしょう。また、さまざまな分野のアーティストとのコラボレーションモデルを送り出してきたことでも有名ですよね。

今回ご紹介するのは、そんなコラボの最新作。世界的に活躍する現代美術家の宮島達男さんと組み、スタイリッシュにして、「時」の哲学的な側面をしっかり感じさせるモデルを作り出してくれました。しかも、日本限定ですから、見逃せません!

宮島さんご本人に、今回のコラボモデルに込めた思いを語っていただきました。
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「ブルガリはアートに対する理解度が高いブランド」

▲ 現代美術家の宮島達男さん。
── 今回、ブルガリからコラボのオファーがあったとき、どのように受け止められましたか?

宮島達男さん(以下、宮島) 「ブルガリ」は、友人のアニッシュ・カプーア(インド人の現代彫刻家)を含め、常にいろんなアーティストとコラボしてきました。しかも、それらのクオリティがことごとく高い。きっと社風としてアーティストに対する理解度が高いブランドなんでしょうね。だから、喜んで引き受けました。

── 宮島さんのアート作品は、LEDのデジタル数字をモチーフとしてよく使われますが、理由を教えてください。

宮島 僕の作品におけるデジタル数字は、1から9までの変化を繰り返します。0は表示せず、いったん暗闇にする。これは死を示しているからです。そしてまた1から始まる。僕のアートは仏教の影響も受けていますが、生と死の循環、つまり輪廻転生を表現するのに、とても適したモチーフだと考えています。
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▲ 「Innumerable Life/Buddha」2019年 Photo by Nobutada Omote
── この数字には、深い意味があるんですね。宮島さんご自身は腕時計にこだわりをおもちですか?

宮島 正直に言うと、これまであまり付けていなくて。というのも、時計が表しているのは社会生活をスムーズに行うための時間。一方、僕が興味を感じる時間は、もっと概念的であったり、哲学的であったりする。例えば、同じ1時間であっても、楽しいことをしていると早く感じ、つまらないことをしていると長く感じますよね。僕は、そういう私的でアンコントロールな時間に興味を感じるんです。

── その例え話はわかりやすいです。確かに、私たちは同じ時間を共有していますが、ひとりひとりの体感時間は感覚的です。

宮島 その思いは3.11以降、特に顕著になりました。今のコロナ禍もそうですが、科学技術がすべての世界をコントロールすることは所詮無理だとわかった。僕のことを、作風からデジタル人間みたいに思っている人もいるようなのですが、実はずっとアンコントロールな部分を意識しながら時間を捉えてきたんです。

そもそもアートというものは、そういうアンコントロールな世界に向けて想像力の翼を広げるためにあるものですから。

つまり、今回のコラボは、社会的な時間と、私的でアンコントロールな時間の双方をぶつけたもの。それにより、見るたびに想像力が広がり、無限の時間を感じられるような時計ができるんじゃないかと考えて取り組みました。
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「8は永遠性の象徴でもあるんです」

── 今回文字盤にデジタル数字の8をフィーチャーした理由を教えてください。

宮島 ラテン語で8を意味する「オクト」の名称にちなんだこともありますが、僕自身、8の字に特別な思いを抱いてきたからです。8のデジタル書体は7つのセグメント(7つの線)でできていて、1〜9まですべての数字を含んでいる。つまり、無限の可能性を表現できる数字なんです。

── なるほど。8は掲示するパーツのすべてが光りますね。完成した時計をご覧になった感想はいかがですか?

宮島 これはただごとではないなと思いました(笑)。先ほども言った通り、僕はあまり時計に親しんできたわけじゃないのですが、それでも素晴らしい仕上がりであることはわかります。フィニッシュに関しては、ブルガリの時計デザイン部門を率いるファブリツィオ・ボナマッサ・スティリアーニさんが「あとは任せてください」と言ってくれましたが、ここまで完璧に仕上がってくるとは、思いもよりませんでした。

ウォッチメイキングの世界、とりわけ「ブルガリ」のそれはすごいものだなと改めて感嘆しました。アルテチザンスピリット(職人魂)と言いましょうか、ここまでくると時計そのものがアートですよね。
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「この時計が想像力を広げる翼になったらいい」

── 素人目にも、デジタル数字の8と、シャープな「オクト」の造形がぴったりハマッているように感じます。

宮島 ありがとうございます。

── 見る角度によって8の字が消えたり、他のいろんな数字に見えたりするのも面白いです。

宮島 この時計を腕に付けて、ふと見た時に、「時間とは何か? 数字とは何か? 宇宙とは何か?」そんなことに思いを馳せるきっかけになればいいなと思っています。

ちなみに先ほど8の字に込めた意味を私なりに説明しましたが、その解釈は皆さんの自由です。その都度変わって良いし、意味がわからなくても良いと思っています。身に付ける中で、「この8って一体なんだろう」と思い続ける。その想像力が大切なんです。

── 例えば、バーで隣りに座った女性に、自分なりにこの時計の8の意図を勝手に解釈して説明してもいいわけですね(笑)?

宮島 全然けっこうですよ。絵画のようなアート作品も、気持ちが落ち込んだ時とハッピーな時とで、同じものを見ても感じ方がまったく違うと思うんです。それで良いんです。解説されるようなアートは面倒だし、僕自身あまり面白くないと思っています。
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「アートはわからないからこそ意味があるんです」

▲ マニア垂涎のミニッツリピーターモデルも用意。こちらの文字盤は8の数字をカットアウトし、中のムーブメントを鑑賞できるようにしています。「8の字を切り抜くと聞いた時、この薄さでそんなことができるんだろうかと心配になりましたが、まったく杞憂でした(笑)。しかもカットアウトしたことでリピーターの音色もさらに澄んだものになったとか。ブルガリのウォッチメイキングの凄さに改めて感服しました」(宮島)
「オクト フィニッシモ ミニッツリピーター 宮島達男 日本限定モデル」自動巻き、チタンケース(40mm)×ブレスレット。50m防水。日本限定3本。2277万円/ブルガリ(ブルガリ ジャパン)
── アート観賞をする時、我々はどうしても身構えてしまいがちですが、今の宮島さんのお話を聞いて少し楽になりました(笑)。

宮島 そもそもアートは、得体のしれないものなんです。決して答えがひとつではないし、はっきりした答えが出るものでもない。ただ向き合っていくうちに、なんとなく共感できたり、感動できたりする瞬間が訪れる。わからないなりの付き合い方ができるんです。

世の中だってそうです。3.11もそうだし、コロナ禍もそう。わからないことだらけなんですよ、実は。夫婦も友達も、完全にわかりあっているわけではない。それでも想像力を広げればなんとか付き合っていける。すると結果人生が豊かになる。アートはそれを教えてくれる存在だと思います。

── 今回のコラボモデルも、腕に載せてそんな役割を果たしてくれそうですね。

宮島 そう期待しています。時計としての機能を備えながら、アートとしてのわかりにくさも兼備している。だからこそ観るたびに自由に想像が広がっていくんじゃないかと。きれいな夕日が沈んでいくようなときに眺めたら、この8の字にグッと来て涙が出る瞬間もあるかもしれない。ぜひそんな日常を送っていもらいたいなと思います。
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それは、自分の可能性を拓く腕時計

宮島達男さんのアートワークの象徴であるデジタル数字をあしらった、オクト フィニッシモの限定モデル。一見8と読めるこの数字は、7つのセグメントによって1から9すべてを表すもの。オクト(=8)と、氏の作品のコンセプトである「永遠性」を表現しています。

カミソリのように薄く、多面仕上げのケースにデジタル数字がマッチし、モダンかつミステリアスな印象に。チタン製とブラックセラミックの2種を展開。
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ミニッツリピーターはムーブメントの機械美を披露

▲ 「オクト フィニッシモ ミニッツリピーター 宮島達男 日本限定モデル」自動巻き、チタンケース(40mm)×ブレスレット。50m防水。日本限定3本。2277万円/ブルガリ(ブルガリ ジャパン)
「ブルガリ」お得意のミニッツリピーターも、日本限定3本という超限定本数で登場しました! こちらは、繊細にくり抜かれたダイヤルからムーブメントがチラリ。全体に細かなペルラージュ装飾が施されています。

三大複雑機構のひとつであるミニッツリピーターを搭載しながら、ケース厚はわずか6.6mm。シースルーバックからは、ムーブメント外周をぐるりと囲むゴングまで覗けますよ。
全てのモデルはシースルーバックでサファイアガラスには TATSUO MIYAJIMA - LIMITED EDITION の印字と宮島達男さんのサインがプリントされています。ミニッツリピーターのケースにはユニークナンバーの彫刻もあり、特別感がひとしおです。

● 宮島達男(みやじま・たつお)

現代美術家。1986年東京藝術大学大学院修了。1988年ヴェネツィア・ビエンナーレ、新人部門に招待され、デ ジタル数字を用いた作品で国際的に注目を集める。以来、国内外で数多くの展覧会を開催。世界 30カ国250か所以上で作品を発表している。代表作に「メガ・デス」など。また、長崎で被爆した柿の木 2 世を世界の子どもたちに育ててもらう活動、「時の蘇生・柿の木プロジェクト」も推進している。
tatsuomiyajima.com

※掲載商品はすべて税込み価格です

■ お問い合わせ

ブルガリ ジャパン 03-6362-0100
https://www.bulgari.com/ja-jp/

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