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2020.09.02

Vol.01

ウブロの名作時計「ビッグ・バン」に、プロが唸るワケを3ポイントで解説!

数多の時計のなかでも「名作」と呼ばれるモデルを、時計のプロが語ります。第1回目は、常に挑戦と進化を続けるウブロのアイコンモデル「ビッグ・バン」。2005年の登場時から時計業界に新たな驚きを与え続けてきた、その魅力に迫ります。

CREDIT :

文/福田 豊

星の数ほどある腕時計のなかで、「名作」と呼ばれるモデルは何が違うのか? 時計のプロがその魅力を語ります。あなたの「時」を豊かにする、理想の1本との出会いを、ぜひ──。

型破りな発想で、腕時計好きを魅了する

ウブロは1980年に創業。ゴールドケースにラバーストラップという斬新な組み合わせで世界中の時計好きたちを魅了しました。当時は、ラバーストラップはダイバーズウォッチにのみ使用されるのが通常で、高級時計に合わせたのはウブロが初めてだったのです。
▲2005年に発表された「ビッグ・バン」のファーストコレクションのひとつ。創業時に話題になったゴールドとラバーの組み合わせのほか、セラミックやグラスファイバーなどの新素材をフュージョン(融合)させたのが特徴。「ビッグ・バン ゴールド セラミック」自動巻き、18K5Nゴールドケース(44mm)、ラバーストラップ、100m防水、322万円/ウブロ
そんなウブロの独創性がさらに高められたのが、創業25周年を迎えた2005年。新CEOに就任したジャン-クロード・ビバーが新たなブランドコンセプトとして「アート・オブ・フュージョン(異なる素材やアイデアの融合)」を提唱したことに始まります。そして、そのコンセプトを見事に体現したのが、同じ2005年に発表された「ビッグ・バン」でした。

〜「ビッグ・バン」の型破りな3つのポイント〜
(1)素材のフュージョン(融合)を可能としたサンドイッチ構造
(2)オールブラックの衝撃 
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(1)素材のフュージョン(融合)を可能としたサンドイッチ構造

「ビッグ・バン」の最大の特徴が、ミドルケースを前後から挟み込んだサンドイッチ構造のケース。こうした立体構造のケースは現在増えていますが、そのオリジナルは「ビッグ・バン」といえるでしょう。「ビッグ・バン」のサンドイッチ構造は、ベゼル、ミドルケース、ケースバックなど各部分を個別にすることにより、異素材の融合=フュージョンを可能とした、革新的デザインなのです。

また「ビッグ・バン」は、セラミックやグラスファイバーなどの新素材をいち早くから採用しました。「キングゴールド」(赤みの強い18K)、「マジックゴールド」(耐傷性の高い18K)といったウブロ独自のプレシャスメタルや、世界で初めてウブロが実現した鮮やかな赤のセラミックなど、独自開発した最先端素材も積極的に使用されています。

ジーンズ(デニム)やレザー(ベルルッティのヴェネチアレザー)を高級時計のダイヤルに使用したのも「ビッグ・バン」が初めて。そんなふうに「ビッグ・バン」は、素材自体も見るべきところが多く、そこも大きな特徴で魅力なのです。
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(2)オールブラックの衝撃

▲「ビッグ・バン オールブラック」自動巻き、セラミックケース(44.5mm)、ラバーストラップ、100m防水、世界250本限定、現在取り扱い終了。
「ビッグ・バン」誕生の翌年、2006年に発表されたのが「ビッグ・バン オールブラック」。その名のとおりに、ケース、ダイヤル、インデックス、針、ストラップなど、すべてをブラックにしたモデルです。

そして「オールブラック」は、時計界を震撼させました。なぜなら、すべてがブラックでは、時間が分かり難い。つまり、時計のいちばんの機能である視認性を無視した、これまでにないデザインなのです。

しかし、その斬新さが世界的人気となり、そうして数多くのフォロワーを輩出しました。すなわち「オールブラック」は、時計界の常識を破った革新的モデル。おそらく時計の歴史に残るであろう傑作なのです。
▲2020年の新作モデル。オリジナルよりひとまわり小ぶりな42mmで新たに登場した。「ビッグ・バン ウニコ サファイア」自動巻き、サファイアクリスタルケース(42mm)、ラバーストラップ、50m防水、世界限定500本。725万円/ウブロ
また、「オールブラック」の誕生10周年として、2016年に発表された「ビッグ・バン ウニコ サファイア」というモデルがあります。ケースとベゼルをサファイアクリスタルにするなど、すべてを透明にした「オールブラック」と真逆のもの。さらに、そのサファイアクリスタル各部をすべてブラックにした「ビッグ・バン ウニコ サファイア オールブラック」というモデルも登場しています。

というように「オールブラック」には、まだこの先にも続きがありそうな気もします。そんな奥深いところが面白い──。これも、ほかの時計にはない、ウブロだけの大きな魅力なのです。
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(3)サイズと機構のバリエーションが豊富

▲ケースサイズ豊富な「ビッグ・バン」は、ペアウォッチとしても最適。日本限定のホワイトモデルなら、ふたりの腕元を爽やかに演出する。左●「ビッグ・バン ウニコ ブラック&ホワイト」自動巻き、チタニウムケース(45mm)、アリゲーター×ラバーストラップ、100m防水、日本限定。204万円/ウブロ 右●「ビッグ・バン オールホワイト ダイヤモンド マザーオブパール」クオーツ、SSケース(38mm)、ラバーストラップ、100m防水、日本限定。115万円/ウブロ
「ビッグ・バン」は現在、メンズ・レディースともに、多様なケースサイズをラインナップ。シンプルな3針やクロノグラフ、コンプリケーションなど、機能も豊富に揃えられています。
なかでも注目が「ビッグ・バン ウニコ」。「ウニコ」は、創業30周年の2010年に発表されたウブロの初の自社開発クロノグラフムーブメント。通常は裏側に配置されるクロノグラフのコラムホイールを、表側の6時位置に備えるのが特徴です。そして、「ビッグ・バン ウニコ」はオープンダイヤルにすることで、そのコラムホイールを眺め楽しめるようにしてあります。

つまり、「ウニコ」は魅せるための設計がされているということ。こうしたムーブメントは近年増えていますが、「ウニコ」はその先駆け。魅せるムーブメントのパイオニアなのです。
しかも、そんな魅せる設計は、10日巻きの「メカ-10」や、2週間巻きの「MP-11」、トゥールビヨンなどに受け継がれています。もちろん性能も優れており、それが見た目に表れているのも見どころ。

だから「ビッグ・バン」の魅せるムーブメントは、時計初心者に楽しく、時計通にも見応えがある。つまり、すべての時計ファンにとって最高の1本になるのですね。
※掲載商品はすべて税抜き価格です

■ お問い合わせ

ウブロ 03-5635-7055

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