ベゼルで時計のキャラクターや機能が分かる!?

今回は、ベゼルの種類とその機能、また、基本的にどんな時計に使われているのかを説明します。ぜひ時計選びの参考にしてください。
ベゼルは大きく3つに分類できる
(1)時計をより魅力的に見せるための「装飾ベゼル」
(2)文字盤や風防、ケースを保護するための「保護ベゼル」
(3)特別な機能を実現するための「機能ベゼル」
に大別できます。ただし、なかには2つ以上の機能を兼備するベゼルも。また、ベゼルが太いとスポーティ、細いとドレッシーな印象を与えるという視覚的な効果もあります。
装飾ベゼル

また、ベゼルにPVD※などの方法を使ってコーティングすることで、豊かな色や複雑な輝き、きらめきを実現したものもあります。
保護ベゼル

機能ベゼル

クロノグラフ秒針とベゼルの目盛りを組み合わせて使う「固定式ベゼル」
とくにクロノグラフでは、ベゼル表面に数字や目盛り(スケール)が印刷されたり刻印されたりしています。この目盛りと秒針との組み合わせによって、時速や心拍数や距離などを算出することができます。さらに、文字盤に分目盛りや秒目盛りがない代わりに、それらがベゼルに記されている場合もあります。
以下、代表的な固定式ベゼルを紹介します。
①タキメーターベゼル

②パルスメーターベゼル
③テレメーターベゼル
この機能は、第二次世界大戦中に、光と音の到達時間差を利用して砲撃地点までの距離を測定するために開発されたもの。テレメーターベゼルからはミリタリーな雰囲気や什器としての性格を味わうことができます。
指で回転させて時計の機能を拡張する「回転式ベゼル」
①単方向回転式(逆回転防止機能付き)ベゼル

潜水前にベゼルの起点を分針に合わせることで、ベゼルと分針の組み合わせから、潜水してからの経過時間を読み取ることができます。逆回転を防ぐのは、正しい経過時間を表示し続けるためです。
②双方向回転式ベゼル
②-1 24時間(GMT)ベセル

また、第24時間ベゼルの位置を、さらにもうひとつ知りたい第3の時間帯との時差を考えてあえてずらして使うことで第3の時間帯の現在時を知るのに利用するという使い方もあります。
②-2 計算尺ベゼル

なかでも、飛行機を飛ばす際に航空局に提出することが義務づけられているフライトプランのための計算に特化した、ブライトリングのナビタイマーが有名です。
ベゼルは時計を理解するための重要なディテール
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